2019年03月14日更新
ブロ解とは?意味とやり方を画像付きで解説【Twitter用語】
Twitterを利用している人が多い現代、「ブロ解」という単語をプロフィール欄で見かけたことがある人もいると思います。ブロ解とはどういう意味なのか、やりたいけどそのやり方は、相手への通知はなど懸念も多いでしょう。そんなブロ解について解説していきたいと思います。
目次
ブロ解とは?
Twitterでは様々な用語が飛び交っていますよね。今回はそんな用語のうちの「ブロ解」について説明していきたいと思います。
「ブロ解」とは何か
ブロ解、というのはブロックしたあと、ブロックを解除する、という行動を意味するものです。Twitter用語にはよく略語もありますが、ブロ解もまたそのTwitter用語であり略語の一つでもあります。
「B解」と記載されているものの意味も同様です。基本的には「ブロ解」としている人の方が多いでしょう。
ブロ解をする意味
では、なぜわざわざブロックしたのにそれを解除する、という行動をするのでしょうか。仕組みについては下で説明いたしますが、ブロ解をすることには意味があります。
ブロ解をすることにより、そのユーザーとの関係(正確にはフォロワーだったユーザーとの関係)がTwitterの表面上リセットされるからです。
普通、自分からフォローを解除することはできますが、相手からのフォローを解除することはできませんよね。それをできるのがブロ解なのです。ブロ解以外にやり方もありません。
もちろん、過去のリプライやリツイート、ふぁぼなどの履歴は残ったままになりますが、Twitter上のフォロー関係はリセットされます。
ブロ解の仕組み
基本的にブロックというのは、その相手との関わりを断ち切ってしまいたいときに利用するものです。ただブロックしただけだと
- フォローの強制解除
- 再度のフォロー不可
- ブロックされた人はブロックした人のツイートの閲覧、RT、ふぁぼ不可(ほかのフォロワーがそのユーザーのツイートをRTした場合も同様)
- ブロックされた人はブロックした人のプロフィールページの閲覧不可
- DMの送信不可(すべてに公開されている場合も同様)
- リプライを送っても相手に通知されない
- ブロックされた人はブロックした人のリストへの追加不可
- 画像へのタグ付け不可(すべてのユーザーに許可している場合も同様)
と、かなりの制限を受けることになります。ブロックされた側にメリットなんてものはありません。唯一メリットがあるとすれば関係がリセットされることかもしれませんが……。
しかし、ブロックしてそれを解除する「ブロ解」をすると、制約はほとんど取り払われます。残るとすれば
- フォローは外れたまま(再度のフォローは可)
- DMはすべてに公開していない場合は送信不可
- 相手が鍵アカウント(非公開アカウント)の場合は、ツイートの閲覧、RT、ふぁぼ不可
- リプライを送っても通知設定によっては通知されない
とはいえこれはフォローしていなければできなくて当然のものばかりですので、だからこそ「リセット」なわけです。
そのため、ブロ解の意味で説明したように、ブロ解はブロックそのものを目的としているわけではなく、「互いのフォローを外すためのもの」なのです。
ブロ解のメリット/デメリット
では、ブロ解するにあたってメリットやデメリットはあるのか、それぞれ見ていってみましょう。
ブロ解のメリット
まずブロ解のメリットから説明していきましょう。
ブロ解のメリットとしては、下記の2点があげられます。
相手に通知が行かない
ブロックにしろブロック解除にしろ、基本的には相手に通知が行くことはありません。
フォローされた場合は基本的に通知が来ますが、フォロー解除した(リムった)場合の通知は相手に行かない、というのがツイッターの仕組みです。
Twitterからの通知が行かない以上、気づきにくいというのはメリットといっていいでしょう。
互いのフォローが外れるだけなのでバレる確率は少ない
タイムラインにいても、フォローが外れていればそのツイートは見えませんよね。
フォロー解除しただけ(リムしただけ)だと、相手からのフォローは残るわけですから、空リプ(エアリプ)などを送られても気づけないのが普通です。(ミュートしている場合も同様ですので、どちらととられるかは分かりませんが)
ブロ解だとブロ解された側もフォローが外れるわけですから、タイムラインには表示されませんよね。特に気にしてさえいなければ「浮上してこないなー」程度で終わりますので、バレる可能性の低さも含めメリットといって差し支えないでしょう。
ブロ解のデメリット
ではデメリットはあるのか、という話になりますが、デメリットもないわけではありません。
ブロ解のデメリットは下記の3点になります。
フォロー/フォロワー数を気にしている人、少ない人にはバレる可能性が高い
日ごろからフォローフォロワーの数を気にしている人だったり、極端に少ない人にはブロ解したということはバレる可能性は高いです。それこそ1桁とかであればもともと少ないわけですからバレるかもしれない、ということは分かりますよね。
ただリムしただけであれば自分の方からのフォローは外れていないため、タイムライン上の変化もなく気づかれることはありませんが、それでもフォロワーが減っていれば気づく人もいます。
とはいえこのデメリットはリム(フォローを外す)の場合でも起こりうることですので、フォロー関係のことでは付きまとうデメリットでもあります。
フォローボタンを見れば察する人は察する
ブロ解されるとお互いのフォローが外れます。お別れしたユーザーさんが「あれ、この人フォロー外したっけ?」と思って確認すると、フォローボタンが「フォロー中」ではなく「フォローする」になっているわけです。
この時点でTwitterのバグだと思う人もいれば、ブロ解されたと察する人もいます。後者の場合であればバレるわけですね。もちろん前者の場合もあるわけですから、一概に言えないためブロ解だと指摘する人は少ないでしょうが……。
基本的にブロックされていると検索結果には表示されませんが、ブロ解だと鍵アカウントでない限り探し出すことができるわけですから、フォローが互いに外れていればバレる可能性がある以上、デメリットでもありますね。
外部ツールで知る人もいる
時折Twitterのバグでフォローが外れる場合があるのですが、それと感じ取る人もいます。中には外部ツールを利用してフォロー管理をしている人もおり、そこからの通知でブロ解したことがバレるということもあります。(フォロー管理はえごったー(通知あり)やひっすたーなどで可能です)
とはいえこれはごく限定的なデメリットですので、基本的にはバレることは少ないと思っていただいていいでしょう。
ブロ解の方法
では、ブロ解のやり方について説明していきましょう。やり方は字面からわかるとは思いますが、2段階に分かれています。
対象のアカウントをブロック
やり方その1、まずは対象となるアカウントをブロックしましょう。
ブロックするやり方は
- プロフィールページから行う方法
- ツイートのメニューから行う方法
の2つがあります。それぞれのやり方を見てみましょう。
まずはプロフィール画面から行うやり方です。
プロフィールページから行う場合は、プロフィールぺージ右上の方にあるメニューを押します。
「~さんをブロック」(※スマホの場合は「ブロック」)と表示されますので、そこを選択しましょう。
ツイートからブロックするやり方もプロフィール画面から行うやり方とあまり大差はありません。ツイートからブロックする場合は、下向き矢印を選択してメニューを選択し「~さんをブロック」と表示されている部分を選択してください。
確認のダイアログが表示されますので、「ブロック」を選択してください。これでブロックは完了です。
なお、ブロックした時点でお互いのフォローフォロワーの関係はなくなっており、現実での関係性はどうであれ、Twitter上で赤の他人に戻っています。
ブロックされたらどのように見えるか確認してみましょう
ブロック解除のやり方の説明の前に、ブロックされた場合にどのように見えるかの説明をしましょう。スマホの場合も大差ないと思っていただいて構いません。
ブロックされた側がブロックした側のプロフィールページを見ると上記のような感じで表記されます。
ばっちり「ブロックされている」と表示されるので、ブロックしたことがバレバレです。
もちろん、ブロックされていればブロックした相手からのコンタクトは取れませんので、そのまま関係性が悪化することはあれ前進することはありません。
しかし、このブロック、後述しますがブロックされたアカウントはそれが重なれば凍結される危険性があります。スパムだと思われなくとも、多くの人からブロックされればそれとみなされるわけです。
相手がどうなろうと知ったこっちゃない、という人はここで終わってしまいます。それは忍びないという人は次の「ブロック解除」を行って、ブロックではなくブロ解を行うわけですね。
対象のアカウントのブロックを解除する
では、ブロック解除のやり方の説明に移ります。
ブロック解除は基本的にプロフィールページから行います。ツイートからも行えなくはないですが、ブロックした時点でタイムラインから消えてしまいますので、プロフィール画面から行うのが無難です。
ブロックの解除のやり方ですが、「ブロック中」と表示されている部分を押すだけで完了します。ブロックした場合と違って確認のダイアログは表示されません。
なお、ブロックしてすぐにブロック解除した場合であっても、フォローは外れますので、ブロ解は意外と軽く済ませてしまえます。やり方が簡単なだけに、「お別れはブロ解で」と表記している人も多いのでしょう。
ブロ解ができない時の対処法
やり方に沿っても物理的な意味でブロ解できない場合というのは、基本的にTwitter側の不具合が多いです。ブロックにしろブロック解除にしろ、それを妨げるものはTwitterの不具合以外にありません。
不具合解消を待知ましょう。その間にもそのツイートを見たくない、という場合はミュートしておくことをお勧めします。少なくともタイムラインに表示されることはないでしょう。
なお、精神的な意味でTwitterでの関係性からブロ解できない(したくない)という場合は、相手をミュートするもしくはリムるのが手っ取り早いでしょう。
とはいえミュートだと相手からのフォローは残ったままです。リム(自分からのフォローを外す)した場合も同様です。
精神的な方面に関してはご自分で折り合いをつけていただくことしかできません。
ブロ解は相手にバレる?通知がいく?
前述したように、ブロ解とは相手にバレる可能性は少ないものです。また、通知ももちろん行きません。
バレる可能性は少なく、通知もない、フォロー関係をリセットできるということもあり、利用している人も意外と多いかもしれませんね。
ブロックするだけよりバレるリスクが少ない
そもそも、フォロー関係の解除だけならブロックするだけでも十分なのですが、ブロックというのはそのユーザーのプロフィールページへ向かえばはっきりとその事実を突きつけられるため、バレる可能性というのは実は高いのです。
そして、ブロックされていると知った時に受ける衝撃も非常に強いです。その点、ブロックを解除することでブロック自体は外れるため、ツイートの閲覧はできます。あくまで「リセットされるだけ」なわけですからね。
もちろん、通知がないとはいえバレる可能性がないわけではなく、あくまでリスクが少ないだけです。気づいてしまえばどれも変わりないといってしまえば身も蓋もありませんがね。
ブロ解の場合は再度フォローされる可能性ももちろんあるわけですが、ブロ解の仕組みが分かっていない方ならともかく、ブロ解したと理解できる人、外部ツールでその事実を知った人などだとそうする人は少ないと思います。
ブロ解とFF比の関係
まず「FF比とは何?」と思った人もいるでしょう。聞きなれない単語ですので、そう思う人も多いかもしれません。
FFというのはTwitterでは「フォローフォロワー」を意味します。フォローフォロワー比というのは、文字通りフォローしている人とフォロワーの比率を意味します。
それが一体ブロ解にどう関係するのか、となりますが、実は一応関係がないわけではないのです。
Twitterで人気なアカウントというのは、フォロワー数がフォロー数よりも多い、という暗黙の了解があります。
もちろん、そんなことを気にしていない方もいますので、すべての人がFF比を気にしているというわけではありません。むしろ気にしている人の方が少ないかもしれませんね。
しかし、気にしている人がいないわけでもありません。それがなぜブロ解に関わってくるかというと、「その比率を崩したくないから」にほかなりません。
FF比がブロ解にかかわってくるのは、自分から行うブロ解ではなく「相手からのブロ解」です。相手からブロ解されれば、自分からのフォローも外れるため、といえば分かるでしょうか。
「お別れはブロ解で」とプロフィール欄に記載している人もいます。そう記載してある人がそういう人ばかりというわけではありませんが、ブロ解されることによってFF比にも変動が生まれないため、ブロ解を推奨する人がいるのです。
相手がリムした(フォローを外した)だけだと、自分からのフォローは残ってしまいます。FF比を気にしている人にとってそれは嫌なことなのでしょう。
なにせ相手からのフォローは外れているのに、自分はフォローしたまま、つまり自分からのフォローの方が多い比率になる、ということになりますからね。
そんなことから、FF比を気にしている人にとって「気に入らなくなったらブロ解してほしい」のかもしれません。
ブロ解だと凍結リスクが減る?
ブロックされると、そのブロックされた数にもよりますがアカウントが凍結される可能性があります。基本的にブロックというのはよほどの場合にしか利用されません。
スパブロという言葉があるのですが、その場合はスパムアカウント(迷惑アカウント)として報告したうえでブロックする、ということになります。
また、ブロックは相手との関係を断ち切りたい場合(今後かかわりを持ちたくない場合)に利用されるものですので、ブロックされる=よほどのこと、という感じが強いのが現状です。
ただ、そのブロックは蓄積した上でのもののようです。そのためブロックしてすぐ解除する「ブロ解」の場合は凍結されるリスクは低くなります。
それもあって、ブロックではなくブロ解が推奨されることがあるのでしょう。
「お別れはブロックで」の意味
され、これまでのことを踏まえたうえで、「お別れはブロックで」としている人がいるその意味を考えてみましょう。
「お別れはブロックで」とは、言葉通りの意味なのですが、これは、「こちらに対するフォローを外すのであれば、こっちからのフォローが外れるように、私のことをブロックしてお別れしましょう」という意味にもなります。
もっと分かりやすい意味にするとすれば、少し言葉は悪くなりますが「私に興味がない人なんてこっちから願い下げだから、ブロックしてついでにこっちからのフォローも外しといて」ということになります。
そして、ブロ解でないのはこれまた言葉は悪くなりますが「私に興味ない人にこれ以上関わりたくないからブロックして関われないようにしといて」というわけですね。ブロックされれば、かかわりは持てなくなるわけですから、あながち間違ってはいません。
しかし、思い出してください。ブロックされると凍結のリスクがあるわけです。本来であればブロックは推奨できるものではありません。
そもそも、それ以前に「お別れはブロックで」などと記載しなくても、基本的には気にしなくていいのです。
Twitterは自分がその人のツイートを見たいと思ってフォローするものです。相互フォロワーにならなくても、それはそれで本来であれば楽しめるわけですよね。
Twitterのフォロー関係というのは、自分の興味で成り立っているものであって、縁はあっても必ずつながるというわけではありません。
学校のクラスメイトでも、仲のいい人、気になっている人、興味ない人といろいろ分かれますよね。それぞれTwitterのフォロー関係に当てはめれば、相互フォローしている人、片道フォローしている人、フォロー外の人となるわけです。
もちろん、自分に対する関係も同様で、自分を片道フォローしている人もいるわけです。極端に言ってしまえば興味がないなら別にフォローしなくていいのですから、本来お別れはブロックでなどと記載する必要はないわけですね。
とはいえ気になる、という人もいるでしょう。
「お別れはブロックで」といっている人はそれを理解した上でそう表記しているのかどうかは分かりませんが、もしこれを読んでいてそう記載していた方はせめてブロ解に記載しなおしておきましょう。
ブロ解について理解いただけましたか?
通知されることなく、バレる可能性も少なく相手との関係をリセットできる者ではありますが、ブロ解が原因となるもめ事やその火種はちらほらと見受けられます。もちろん、ブロ解しないからということで文句が出る場合もあります。
ブロ解しようとしまいと文句は出るわけですので、どちらを選ぶかはその人の人となりを見て行うしかないでしょう。居心地のよいTwitterライフを送れるようにするのが一番ですからね。