2019年01月13日更新
Macで鳴ってる音声を録音する方法!QuickTimeとSoundflowerで内部録音
会議の音声をMacで録音したい!あるいはMacで再生している動画の音声を録音しておきたい!ということ、ありますよね。この記事では、QuickTimeとSoundflowerを使って、Macで音声録音する方法をご説明します。
目次
Macで鳴ってる音声を録音する方法
「会議の音声をMacで録音したい!」「Macで再生中の動画の音声を録音しておきたい!」など、Macでの録音はなにかと便利ですよね。しかし、意外と録音用のアプリやシステムを使いこなせていない、という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、Macを使って音声を録音する方法を、2種類に分けてご説明します。Macをお使いのかたならきっと役立つ機能なはず!
音源をどこでとるかで方法がわかれる
一概に「Macで鳴ってる音声を録音する方法」といっても、大きく2つに分けられます。「Macの外部で鳴っている音声の録音」と、「Macの内部で鳴っている音声の録音」の2つです。音源がこのどちらなのかによって、Macでの録音の方法は変わってきます。
アプリやシステムで簡単に録音できる
Macの外部で鳴っている音声を録音する場合でも、内部で鳴っている音声を録音する場合でも、Macのアプリやシステムで簡単に録音することができるんです。この記事では、録音する場所ごとに分けて、その方法をご説明します。
アプリによっては、元々システムに備わっている機能で録音ができる場合もあります。例えばSkype音声の録音については、こちらの記事も参考にしてみてください。この記事はWindows向けですが、Macでもやり方はほぼ同じです。
Macで音声を録音する方法
それではいよいよ、Macで音声を録音する方法をご説明していきたいと思います。
先ほど述べた2種類のパターンのうち、Macの外部で鳴っている音声を録音する場合には内蔵マイクを、Macの内部で鳴っている音声を録音する場合にはSoundflower、LadioCast、そしてQuickTime Playerという3種類のアプリを使います。
Macの内蔵マイクで音声を録音する方法
まずはMacの外部で鳴っている音声を録音する場合について、Macの内蔵マイクで音声を録音する方法をご紹介したいと思います。
MacのOSがMojave以上の方は、アプリケーションにある「ボイスメモ」を起動すれば、録音ボタンから簡単に録音ができるはずです。
MacのOSがMojaveになっていない方の場合、「ボイスメモ」のアプリがMac上にありませんので、この方法は使えません。その場合でも、後ほどご説明するQuickTime Playerというアプリを使うことで、録音をすることができます。
Macから内部出力されている音声を録音する方法
Macから内部出力されている音声を録音するには、Soundflower、LadioCast、そしてQuickTime Playerという3種類のアプリを使う必要があります。そのため、録音の準備までには少し手間がかかります。
しかし、アプリのMacへのインストールさえできてしまえば、その後の録音・保存・再生は非常に簡単ですので、この機会にぜひチャレンジしてみてください!録音だけではなく、Mac上で音声の書き起こしをするときなどにも役立ちますよ。
Soundflowerのインストール
Soundflowerはこちらのリンクからインストールすることが可能です。リンク先で「Soundflower-2.0b2.dmg」を選択してzipファイルをダウンロード・解凍し、インストールしてください。
インストールが完了したら「Soundflower.pkg」をダブルクリックして開きます。
なお、このファイルはMac用ですのでWindowsでは使えません。また、Mac OSは新しい方が望ましいですが、多少古いOSでも使用可能です。
Soundflowerの使い方
Macでの録音において、Soundflowerのアプリ自体を開いて使用することはなく、あくまでもバックグラウンドシステムとして活用します。ただし、セキュリティの関係でインストールが完了しないことがあるので、その対処策を簡単にご説明します。
「“Soundflower.pkg”は、開発元が未確認のため開けません。」というエラーメッセージが表示された場合には、そのままではインストールを続けられません。一度OKを押してインストールを中断しましょう。
その後、「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」へと進んでください。
一番下に出てくる「このまま開く」から実行を許可してください。
一度、開いて良いのかの確認がでますが、「開く」を選択してください。
すると、インストーラーが正常に起動し、インストールを続けられるようになります。
「インストール」を選択して、ソフトウェアをインストールしましょう。
Web上からダウンロードしたファイルを開くこと場合、セキュリティの関係上高確率でブロックされてしまうのですが、このように手動で解除すれば問題ありません。実行を許可したのちは、流れ通りに進んでいけばインストールが完了するはずです!
LadioCastのインストール
LadioCastはSoundflowerと異なり、App Store上に存在するアプリです。こちらのリンクから、アプリをMacにインストールすることができます。このLadioCastも先ほどのSoundflowerも、無料のアプリですのでご安心ください!
リンク先でボタンを押すとApp Storeに移動するので、ダウンロードを進めてください。
LadioCastの使い方
LadioCastでは、ミキサーの設定を細かくいじる必要があります。
「入力1」については、「Soundflower (2ch)」を選んだ上で、その下の出力先選択の部分で「メイン」と「Aux 1」を選択して下さい。なお、「メイン」はQuickTime Playerへ送る音声のこと、「Aux 1」はMac上で出力し、自分が聴くための音声のことです。
「入力2」については、「内蔵マイク」または「外部マイク」を選択してください。その下の出力先選択の部分については、先ほどと同様に「メイン」と「Aux 1」を選択して下さい。
「出力メイン」については、「Soundflower (64ch)」を選択してください。
「出力Aux 1」については、「内蔵出力」または「外付けスピーカー」を選択してください。
これでLadioCastの設定は完了です!音量によってはハウリングが発生することがあるので、入力/出力それぞれの音量パラメータは調整しつつ使ってください。
QuickTime Playerの設定
それではいよいよ、QuickTime Playerを使って、Macから内部出力されている音声を録音する方法をご説明していきます。はじめに、QuickTime Playerで必要な初期設定についてです。
まずは「ファイル」→「新規オーディオ収録」で録音画面を開きましょう。
収録画面がひらけたら、録音ボタンの横のプルダウンから「Soundflower (64ch)」を選択します。
なお、ここで「内蔵マイク」を選択すると、Macの外部で鳴っている音声を録音することが可能ですのでぜひ覚えておいてください!
QuickTime Playerの使い方
設定が完了したら、いよいよ録音を開始しましょう!赤い録音ボタンを押せば録音が開始されます。
同じところをもう一度押すと、録音が完了します。
なお、音声の録画だけではなく動画の編集までしたい!という場合にはこちらのリンクをご参照ください。
Macで内部録音した音声の保存場所は?
無事Macで録音できたけれども、どこに保存されてしまったのか分からなくて取り出せない……という方。ご安心ください。MacのQuickTime Playerでは、保存先を後から選択することができるんです。
「ファイル」→「書き出す」→「オーディオのみ」と選択していけば、Mac上の自分の好きなフォルダに音源を保存することができます。
好きな保存場所を選んでから「保存」を選択してください。
Macの外部で鳴っている音声を録音する場合でも、内部で鳴っている音声を録音する場合でも、Macのアプリやシステムで簡単に録音することができることがお分りいただけましたでしょうか。便利な機能なので、ぜひ一度試してみてください!
音声だけではなく、同時にスクリーンショットした画像の保存場所も知りたい!という方はこちらの記事も参考にしてみてください。