2021年03月03日更新
AirDrop(エアドロップ)はAndroidでも使える?やり方や代わりの機能を紹介
AirDrop(エアドロップ)はAndroid(アンドロイド)スマホに画像を送ることができる?Android(アンドロイド)スマホ用のAirDrop(エアドロップ)のような便利な機能って?写真や動画のシェアが楽しくなるやり方をくわしく解説しています。
目次
iPhoneのAirDrop/エアドロップ機能はAndroidでも使える?
簡単に写真や動画をやり取りできるAirDrop(エアドロップ)。iOSの便利な機能ですが、AirDrop(エアドロップ)を悪用したケースも話題になりましたね。
自分はAndroidスマホだからAirDropには関係ない、と思いつつ、本当に大丈夫なの?AirDropからAndroidスマホに写真が送られることはない?と不安になっていませんか?AirDropはAndroidスマホにデータを送ることはできるんでしょうか?
AirDropの機能やAirDropのやり方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
Androidでは一切利用できない
AirDrop(エアドロップ)でAndroidスマホにファイル送信は絶対できない?ということですが、答えは「できない」です。
AirDropはiOS専用の機能。AirDropはAndroid端末には対応していないので、AirDropをつかってAndroidスマホにデータを送ることはできないんです。
Androidスマホユーザーの方は、AirDropから突然画像が届くことはないので、安心してください。
Androidでは「Androidビーム」を使用
Android用でAirDrop(エアドロップ)のような便利な機能ってある?Android用のAirDropのようなデータ転送方法には、「Android(アンドロイド)ビーム」があります。写真や動画、Webサイトや連絡先などのデータのやり取りが簡単にできます。
AirDropは9m離れた場所でも送信可能なため、知らない人から検出され画像を送り付けられる、というリスクがありました。
しかし、AirDropはWi-FiとBluetoothを使っているので、少し離れた場所でも大容量のデータが送れるという捨てがたい魅力がありますね。
一方、Android(アンドロイド)ビームも、重い動画やデータもスピーディに遅れるAndroid用のAirDrop(エアドロップ)のようなツールで、しかもインターネット環境に左右されないという点がポイントです。
Androidビームのやり方は赤外線やBluetoothと似ていて近距離通信を利用し、中でも最も距離が短いNFCという通信方法を採用しています。
Androidビームとは?
Android用転送機能Android(アンドロイド)ビームですが、通信方法はNFCを利用しています。同じ近距離通信の赤外線やBluetoothに似ています。AndroidビームはAndroid 4.0以降から標準搭載されているAndroid用データ送信ツールです。
NFCチップ同士の通信
NFC対応のAndroidスマホの背面には、NFCチップが内蔵されています。NFC(Near Field Communication)は、近距離の無線通信なので、Android端末の背面同士をかざしたり、接触させてデータ通信を行います。
AirDropの場合、半径9m以内のiOSが全て検出されます。AirDropユーザーのセキュリティ管理が甘いと、悪用されてしまうというリスクがあります。Android(アンドロイド)ビームは接触させない限り通信できないので、セキュリティ面でも安心だと言えます。
Android用の機能
Android(アンドロイド)ビームはAndroid用の機能です。iPhoneにNFC通信があっても、Androidビームを使ってAndroidスマホとデータのやり取りはできないようになっています。
また、通信方法が異なるためAndroid 4.0はAndroid 4.0同士、Android 4.1以降はAndroid 4.1同士でしかAndroidビームを使用できないのでご注意ください。
Androidビームの使い方〜準備〜
AndroidビームはAndroid 4.0以降の端末に元々入っている機能なので、インストールする必要もありません。自分と相手側の端末のNFCをオンするだけでOKです。
では、そのやり方を説明してきます。
無線とネットワークの設定を開く ・無線とネットワークの設定を開く
NFCの設定はスマホの設定>無線とネットワークから行います。下の方にある「もっと見る」をタップします。
NFC通信にチェックを入れる
NFCが有効になると、Androidビームの項目が表示されます。これでAndroidビームが使えるようになりました。
同じように相手側のスマホのNFCも有効にしておきましょう。
NFCが有効になっているかどうかは、画面上部にNFCマークが立っているかどうかでも確認できます。
Androidビームの使い方〜送信〜
Androidビームが使える準備が整ったところで、さっそくデータ通信を行ってみましょう。AirDrop(エアドロップ)は送る相手を指定したり、受取側の受信許可という作業がありましたが、Androidビームは、そんな面倒がありません。
アプリの情報を送信するやり方
「このアプリおすすめだよ」という具合に、紹介したいアプリを相手のスマホと簡単に共有するやり方を紹介します。
まずGoogle Playのアプリ画面を開き、画面右上の3つの点をタップします。
「共有」をタップします。
転送方法のアプリのアイコンの中から、Androidビームを選んでタップします。
画面が小さくなり、送信したい端末に接触するようメッセージが出ます。相手側のスマホと背面を合わせると、信号音または振動して通信が始まります。相手側はロック解除しておきましょう。
NFCは近距離での通信なので、背面を合わせるなど接触させてデータを送ります。
AirDrop(エアドロップ)は受信許可をするなどのひと手間がありましたが、Androidビームは端末同士が反応するとすぐに転送が始まります。
Android4.1以降なら、一旦通信が成立した後はBluetoothに切り替えて送信します。そのため、後はスマホ同士を離しても中断することはありません。
写真/動画の送信手順
一緒に撮った写真や、おすすめの動画もAndroidビームを使って送れます。LINEやメールだとインターネットが使える場所に限られますし、LINEのIDやメールアドレスを打ち込むのが面倒、ということもあります。
そんな時は、その場ですぐにデータを共有できるAndroidビームが便利です。
やり方は、まず送りたいデータを画面に表示し、共有のマークをクリックします。
転送方法のアプリが表示されるので、その中からAndroidビームを選びタップします。
画面が小さくなり転送ができるようになったら、相手側のスマホの背面同士を合わせます。相手側のスマホは、ロック解除しておきましょう。
通信が成立したらすぐにファイルの送信がスタートします。
iPhoneとAndroid間でファイル転送ができるアプリ
「SendAnywhere」は、AirDrop(エアドロップ)でiOS端末間のデータ共有ができたように、iPhone、Android、PCとOS問わずデータ共有できます。
アカウント登録なし・無料で、インストールしてすぐに使えます。送信相手に6桁の送信キーを渡し、受信側はそれを使ってURLからデータをダウンロードします。
AirDropのようにGB単位の動画なども容量を気にせず送れるので、まさにAirDropのような使い勝手で、なにかと重宝するアプリです。
「FotoSwipe」もAirDropのように端末同士で写真や動画をやり取りできるアプリです。AirDropはiOS間の通信に限られていますが、FotoSwipeならiPhoneとAndroid間でもファイル転送が可能です。
双方の端末にインストールし、スマホ・PC、OS問わずにデータのやり取りができます。AirDropのように大容量の動画もスピーディに転送できるので、AirDrop代わりとして使えるアプリです。
大容量のファイル転送はこちらの記事もご参考ください。