MKVとMP4の違いとは?MKVとMP4について比較して解説
皆さんMKVとMP4の違いはご存知でしょうか?ファイル形式が異なれば、動画サイズや変換方法、互換性等様々なことで違いが生まれてきます。本記事では、そんなMKVとMP4を比較して、どのように違うのかをご紹介していこうと思います。
目次
MKVとMP4とは?
皆さんMKVやMP4という動画ファイルを見たことがあるでしょうか。MKVとは、MP4とは何だという方もいるかもしれませんが、MP4は知っているという人が多いのではないでしょうか。
MKVとMP4を知っている人でも違いまでは知らなく、同じ動画フォーマットだからほとんど違いがないから大丈夫と思っている方もいるのではないでしょうか。それは誤りでMKVとMP4はとても違いがあります。
なので、本記事ではMKVとMP4の違いをご紹介していきたいと思います。しかし、MKVとMP4の違いをご紹介する前に、MKVとは何で、MP4とは何なのかをご説明しないと違いが分からないと思います。なので、本章ではMKVとMP4についてご紹介します。
MKVとは
まずMKVについてご紹介していきます。MKVとはMatroska Videoの略で、このファイル形式はコンテナのようなものになっています。
なぜなら、このMKVは、このファイルに動画・音声・字幕等を全て1つのコンテナというファイルに格納しているからです。そのため、データ送信の際は、各データを1つずつ送る必要がなく、このMKVファイルを1回送信するだけで終わります。
なので、このMKVファイルは映画やテレビ番組等を録画するのに最適なファイル形式となっています。
MP4とは
MP4とはこれも動画形式を格納するファイルのフォーマットです。格納するのは動画・音楽・文字・音声等必要なものを全て1つのファイルとしてまとめることができます。
このMP4は動画フォーマットを格納するコンテナファイルと呼んだ方が実際の形に近く、このMP4の中には、MPEG4やH264等の動画データ、AACやMP3といった音声データも格納することができます。
データの無劣化相互変換
このMKVとMP4はそれぞれコンテナ形式なので、動画と音声を入れ替えても何も劣化はしません。
動画と音声を圧縮や変換等をしていないから、無劣化のままコンテナの形を変えているだけなので、無劣化相互変換をすることができます。
MKVとMP4のコンテナ/形式の機能の違いとは
前章ではMKVとMP4がどのようなファイル形式なのかご説明しました。しかしどちらもコンテナのようなフォーマットのため、違いがよくわからないという方も多いかと思います。
なので、本章ではそんなMKVとMP4の違いをご紹介していこうと思います。まずはMKVとMP4の違いを分かりやすく比較するために、表を作成しました。作成した表は下表になります。
項目 | MKV | MP4 |
互換性 | あまりよくない | とてもいい |
ファイルサイズと品質 | 大きく品質はよくない | 小さく品質も良い |
格納情報量 | とても多い | 少ない |
上表は本章で説明するMKVとMP4の違いをまとめたものです。互換性の違い、ファイルサイズと品質の違い、格納情報量の違い等、動画フォーマットの違いでここまで差があります。
それらのMKVとMP4に違いが生まれる原因をご紹介していきたいと思います。
互換性
MP4はMKVと違い、動画フォーマットの中でも一番互換性がいいとされています。そのため、互換性での違いを見ればMP4の方が圧倒的に高いです。
このMP4はMKVとは違い動画変換する時にとてもよくつかわれているフォーマットで、ほぼ全てのデバイスで再生できます。またウェブサイト、例えばYouTubeに投稿されている動画もMP4で投稿されているほど、互換性がいいです。
ファイルサイズと品質
ファイルサイズと品質を見てもMP4の方が基本的にファイルサイズは少なく、同じファイルサイズであった場合はMP4の品質の方がいい場合が多いです。
なぜ、こここまで同じコンテナのようなフォーマットであるMKVとMP4で違いが生まれるのかという原因は、格納方式と格納情報量の違いのためです。
格納情報量
データの格納情報量はMP4とMKVの違いは圧倒的で、MKVの方が多いです。なぜなら、MP4には格納される動画と音声は1つしかありませんが、MKVは複数のコーデックを格納できる違いがあります。
そして、映像やテレビに最適といったのにも理由があり、MKVに入っている字幕データ複数搭載されている場合があります。これは多言語の字幕があるということです。
ここまで情報の格納量に違いがあるため、MKVとMP4のファイルサイズや品質に違いが生まれてきます。
MKV・MP4変換ソフト~iSkysoft 究極動画音楽変換~
前章までで、MKVとMP4についてや違いについてご紹介してきました。本章では、違いがあったMKVとMP4を究極動画音楽変換をしてくれるiSkysoftというソフトをご紹介していきたいと思います。
このiSkysoftは究極動画音楽変換してくれるだけでなく、様々な特徴・機能が付属されています。その様々な特徴や機能をまずはご紹介していこうと思います。
特徴
前述したようにiSkysoft 究極動画音楽変換はたくさんの特徴や機能を備えています。そんなiSkysoft 究極動画音楽変換の変換以外の特徴や機能をご紹介していきます。
動画編集機能
このiSkysoftは動画編集機能が初めから備わっています。できる動画編集内容として、トリミング、クロップ、回転やエフェクト、透かしや字幕等です。がっつり動画編集を行いたい方には少し不足しているかもしれません。
しかし、動画のいらない部分をトリミングしたいや、動画に字幕をつけたいというくらいなら、このソフトで簡単に動画編集をして追加することができます。
多彩な動画変換機能
このiSkysoftは本記事ではMKVとMP4の変換しかご紹介していませんが、それ以外のフォーマットのほとんどに対応しています。
対応しているフォーマットのカテゴリは動画、音声、デバイスに分類されていますが、全てのフォーマットを合わせると、実に150以上のフォーマットが対応されています。
Web動画ダウンロード機能
このiSkysoftは何とWeb上にある動画をダウンロードする機能もついています。ダウンロードできるサイトとして、YouTube、Facebook、VEVO、Vimeo等の人気のサイトを網羅しています。
これらの動画サイトから動画をダウンロードしてフォーマットを変換して観賞するという使い方を、このiSkysoftだけで実現できるというとても便利なソフトとなっています。
ダウンロード/インストール手順
iSkysoftのトップページ
まずは上記のリンクからiSkysoftのトップページにいってください。すると上図のような画面が出てくるので、そこからダウンロードしてください。
Mac
iSkysoftのトップページの右側のダウンロードボタンを押すことでダウンロードすることができます。後はダウンロードしたセットアップソフトを起動することでインストールが完了します。
Windows
iSkysoftのトップページの左側のダウンロードボタンを押すことでダウンロードすることができます。他もMacと同じで、ダウンロードしたセットアップソフトを起動し、インストールを完了させてください。
MKV・MP4変換手順
前章でiSkysoftのダウンロード・インストールが完了したかと思います。これで、iSkysoftを使う準備ができまし。
なので、本章ではiSkysoftの使い方を、そしてMKVをMP4に変換する手順をご紹介していきたいと思います。
iSkysoft 究極動画音楽変換を起動
まずは先ほどダウンロード・インストールしたiSkysoft 究極動画音楽変換を起動してください。
MKVファイルをプログラムにインポート
次に上図のように変換したいMKVファイルをこのiSkysoftの上図部分にドラッグアンドドロップしてください。そうするとMKVファイルがiSkysoftにインポートされると思います。
出力形式MP4を選択
そして、出力形式ですが、MP4を選択してください。他にも様々な形式に変換することはできますが、今回はMKVファイルをMP4に変換することが目的なので、MP4を選択します。
変換開始
そして、インポートした時に出てくる変換ボタンを選択すると、MKVファイルがMP4に変換されると思います。後は、MKVファイルをMP4に変換後、しっかりとMP4になっているか確認してみてください。
皆さんもMKVをMP4に変換するときだけでなく、何かしらのファイルを変換したい時などは、是非このソフトを使って変換してみてください。