Macで画面分割できるSplit Viewの使い方
Macの画面上で2つ以上のウィンドウを分割して作業できるようになったら実に効率的だと思っている方は少ないでしょう。そこで本記事ではMacでSplit Viewを利用して画面を分割させる方法をSplit Viewを深掘りさせながらご紹介します。
目次
Macで画面分割はできるのか?
Macでは、SafariやiTunesなど複数のアプリケーションのウィンドウを簡単に画面を分割することによって複数のウィンドウ表示することを可能にする「Split View」という機能があります。
Split Viewという機能を使う
MacのSplit Viewとは、ほかのウィンドウを気にすることなく、両方のMacのウィンドウを横に並べて使えるのです。
Split Viewとは?
MacのSplit Viewとは、ウインドウを手動で動かしてサイズを変えたりしなくても、Mac の画面に 2 つの App を並べて表示できる機能のことを指します。
iPadでも使える
iPhoneのようなスマホは画面が小さいのでマルチ画面は難しいのですが、iPadほどの大きさであれば画面分割は可能です。
また、そのように使用したいというニーズが存在したこととは元々はMacの機能であった「Split View」がiPadでも使用できるようになったという事です。
Macで画面分割できるSplit Viewのメリット/デメリット
例えば、MacでのWebサイトの参考資料を見ながらコーディングをする際や、資料や動画を見せながらプレゼンをする際に画面上にウインドウを2つ表示できればと思ったことはないですか?
本記事でご紹介しているmacOS 「El Capitan」で実装された「Split View」という機能を使用することで、ディスプレイ上にウィンドウを2つ自動で並べて表示できます。
そこで、ここからこのMacのSplit Viewのメリット、デメリットをご紹介していきます。
メリット
1つ目は「同時に参考の資料を見ながらの制作作業が可能になり効率的になる」です。上記で簡単に記載しましたが、Webサイトの参考資料を見ながらコーディングをしたり、電子書籍を見ながらデザイン作業をしたり、といった状況下でかなり便利です。
そして、Macbook等の小さなディスプレイを使用している場合には、できるだけ画面全体にウィンドウを開く必要があるのでSplit Viewで自動的に画面サイズが最大化されるのは便利です。
2つ目のメリットは「プレゼンで2つの画面を同時に同じ画面上で見せることが可能」です。
MacのSplit Viewは上記でご説明したように、参考サイトを見ながら効率的に同時に制作作業を進められる以外にプレゼンでも便利に活用することができます。
なお、プレゼン発表ではプレゼン資料の他にデモンストレーションなどのようにもう一画面を見せたい状況が多くあります。
したがって、この場合にMacのSplit Viewを使うこととは、そのようなデモンストレーションや参考サイトを紹介を見せながらプレゼン資料を説明することが便利で可能になります。
2つの画面サイズは変更することが可能なので、資料を拡大させて見せたい時やデモンストレーションを大きく見せたい時もすぐに対応可能ですし、不要な他の画面を見せるようなこともなくなりますので便利です。
3つ目は「Mission Controlの起動、設定が便利かつ素早くできるようになる」です。本記事でも登場した複数のMacの仮想ディスプレイを扱える「Mission Control」という機能が、OS Xには搭載されています。
MacのSplit Viewを有効にすることとは、画面解除とは関係なく、任意のウィンドウをドラッグしたままメニューバーに素早く重ねることで、Mission Controlが便利に起動可能になります。
デメリット
Macの「Split Viewを起動するまでが少し遅い」というデメリットがありますが、Windows 10の画面分割機能であるスナップ機能は、[ウィンドウズキー]+[矢印]で画面分割機能が素早く使えます。
もう1つは「MacのMission Controlで隣のディスプレイにをウィンドウ移動するのが面倒」というものでSplit Viewを無効に設定している時、任意のアプリを画面左右にドラッグすると、仮想ディスプレイが切り替わってアプリを移動できる便利な機能があります。
そして、Macの仮想ディスプレイ間のウィンドウの移動が簡単でSplit Viewを有効にするとこれが使えないで、アプリの移動にはMission Controlを都度起動する必要があります。
最後は「Macの複数ディスプレイを使うことでアプリの表示が一部途切れる」というデメリットです。複数ディスプレイ使用している際に、ディスプレイをまたいでアプリを表示しようとすると、表示が途切れてしまうことが多いです。
例えば、MacのDisplay 2に表示したウインドウが途中で途切れてDisplay 1には表示されてずに、Split Viewを無効にした場合はこの現象は発生しませんのでご注意ください。
Macで画面分割できるSplit Viewの注意点
一番注意しなければならないのは、「Split View」は自動で2つの画面サイズを同じ大きさに調整する機能は搭載されていないということです。
どんな手段を使ってもMacの 「Split View」が作動して、「Split View」画面により、2分割に表示しているだけなのです。
要するに、Macの「Split View」を解除することで2つのアプリは元のサイズと位置に戻りますし、3つ以上のアプリを起動中に「Split View」を作動させると、まずアクティブ状態のアプリが左半分に配置されて、残りのアプリは右側に小さく並んでいます。
別の小さく表示されたMacのアプリから1つを選択すると、そのアプリが右半分のアプリとして大きく表示され、Macの別のアプリは画面上では見えない状態になります。
Macで画面分割できるSplit Viewの使い方
MacのOS X El Capitanというバージョン以降のSplit Viewでは、ウインドウを手動で動かしてサイズを変化させる必要なくMacの画面に2つのAppを並べて表示することが可能です。
基本的な使い方
まずはMacのウインドウの左上隅にあるフルスクリーン表示のボタンを押したままにして、ボタンを長押しすると、ウインドウが縮小表示になります。
そして、Macの画面の左側または右側にドラッグできるようになりますので、ボタンを放すことで別のウインドウをクリックすると、2 つのウインドウを横に並べて使用が便利に可能です。
使い方を分かりやすく説明
MacのSplit Viewの分かりやすい便利な使い方をご紹介していきます。まずは並べて表示したいアプリを2つ開きましょう。
片方のMacのアプリの最大化ボタンを長押しする。
次にMacのアプリの配置位置を決める画面になるので右側か左側に配置しますが、ここでは左側にしています。
もう片方のアプリを選択します。
上記のMacの画像で青い線で囲まれたアプリをクリックすると、ウインドウが2つ並びます。
ウインドウの分割
また、Macのウインドウをすでにフルスクリーン表示にしている場合でも、別の異なったウインドウと並べて表示が可能です。
手順としては、Macの設定のMission Control を開いて、画面上部にあるフルスクリーン表示中のAppのサムネールの上に、ウインドウをドラッグします。
なお、MacのSplit View 利用する場合には画面のスペースが足りない App の場合がありますが、フルスクリーンでは使用できないメッセージが表示されます。
その場合には、Appでさらに画面のスペースを使用できるように、ディスプレイの解像度を高くする方法で対処可能です。
Split Viewにそもそも対応していない場合
一方でMacのSplit View にそもそも対応していない App では、フルスクリーンボタンではなく拡大表示ボタンが表示されますのでご安心ください。
しかしながら、Macのフルスクリーンボタンを長押ししたとしてもSplit View にならない場合には、Apple メニュー→「システム環境設定」の順に選択して「Mission Control」をクリックしてください。
そして、「ディスプレイごとに個別の操作スペース」が選択されているか確かめてください。
分割の解除
MacのSplit Viewを解除方法とは、ポインタを画面の上部に移動してウインドウボタンを表示し、フルスクリーン表示のボタンをクリックする解除方法があります。
解除では別の片方のウインドウはMacのフルスクリーン表示のまま残し、そのウインドウに Mission Control で切り替えたり、トラックパッドで 4 本指で左右にスワイプするなどのMulti-Touch ジェスチャを使用することが可能です。
設定
MacのSplit Viewの設定や解除の仕方は上記でも簡単に説明しましたが、まずリンゴのマークから「システム環境設定」を選択してください。
次にMacのMission Controlをクリックしましょう。
Macの「ディスプレイごとに個別の操作スペース」が選択されているか確認しましょう。
便利な使い方
Macの「Split View」の使い方は非常に効率的で誰でも簡単にできるようなやり方です。本題ですが、Macの「Split View」を作動させるには緑のボタンを長押しクリックして、画面にある2つのアプリがキッチリと左右に2分割されます。
なお、Macの最新のOSの状態ならMacの「Split View」は標準で搭載されているので特にアプリのダウンロードの必要はありません。解除とは関係なく、使い方としてはまず、Macの画面分割するために2つ以上のアプリを起動します。
そもそも、Macのすべてのアプリは共通の仕組みはアプリの左上に、Macのアプリを終了させたり全画面にしたり、いったん画面から見えなくしたりするための3つのボタンが配置されているのをご存知でしょうか?
余談ですが、Windowsの場合にはこれらのボタンはアプリの右上に配置されています。
そして、Macの場合では左上の3つのボタンは、赤、黄、緑、の色になっていて赤はいったん終了、黄色は画面から消す、緑は全画面と解除をそれぞれ意図的に指示することが可能です。
Split View以外でMacの画面分割をする方法
ここまでは、Split Viewでの方法のみご紹介してきましたが、画面解除とは関係なく、実は他の機能を使ったやり方も存在するので順番にご紹介していきます。
shiftlt
まず、「shiftlt」をダウンロードして、shiftltのアプリアイコンをクリックすると「開発元が未確認のため開けません。」といった表示が出てくるので、「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」→「一般」とクリックします。
「このまま開く」をクリックしますと、「開いてもよろしいですか?」と表示されますので、「開く」をクリックしますと、次の画面で「システム環境設定を開く」をクリックします。
なお、「変更するにはカギをクリックします。」をクリックするのですが、Macでアカウントを設定している場合には、パスワードを求められますので、入力し、「ロックを解除」をクリックします。
続いて、shiftltにチェックを入れ、再度カギマークをクリックしてロックし、shiftltのインストールが完了です。
使い方
Macでの画面2分割、左右分割の方法ですが、shiftltアプリを使用してMacで画面を真ん中から2分割したい場合は、「左寄せ」「右寄せ」の項目にキーを割り当てることで使用可能です。
例えば、左寄せに「option」+「command」+「←」キーを割当として、右寄せに「option」+「command」+「→」キーの割当として実行させたりできます。
また、Macで画面を4分割する方法では、1画面でマルチタスクを行いたい場合に4分割のキーに割当をすることで画面の4分割を実現することが可能です。
Magnet
1つのアプリから別のアプリへ移動して、横に並べたりマルチタスクでデータを比べたりする際に、全てのウインドウの位置を調節する必要がありますが、Magnetはこの処理を極めてシンプルに実行させることができます。
使い方
方法ですが、端にドラッグして画面半分にウインドウサイズを変更するというやり方です。
また、ウインドウを角へ向かってドラッグすると、4分割になり、画面下へスライドすると3分割になりますし、超ワイドモニターで同じことを行うと、ウィンドウが6等分にもなるのです。
Spectacle
Spectacleは、オープンソースソフトウェアとして開発されていて、ドネーションウェアとして基本的に無料で使用することが可能です
使い方
Spectacleの方法では、使用することが可能なキーボードショートカットは、メニューバーや設定画面で確認することができます。
例えば、アクティブなウィンドウをディスプレイの左半分サイズにするには「Option + Command + ←」と打ちこむことで出来るようになります。
また、右半分サイズにするには「Option + Command + →」とすれば可能になります。
まとめ
本記事では、Macで画面分割できるSplit Viewについて中心にご紹介してきました。Split Viewの方法を使いこなすことで様々な作業が効率的進むでしょう。最後まで読んで頂きありがとうございました。