iCloudキーチェーンの使い方は？設定方法と注意点を解説

まずは、iCloudキーチェンとはどういった機能なのか解説をしていきます。

iCloudキーチェーンとは、iCloudの機能を使って、ネット上でAppleデバイスで使用したログイン情報を同期する仕組みです。

iCloudとは、Appleのアプリなどをオンライン上で同期や保存することができるシステムで、iCloudキーチェーンもそのiCloudの機能の一部です。

例えば、MacとiPhoneを所持していて、iCloudキーチェーンを設定していた場合、iPhoneでログインをしたことのあるSNSやショッピングサイトのログイン情報がMacでも同期され、手間なくログインができる仕組みです。

iCloudキーチェーンは、同一AppleIDでのiCloudへのサインインが必要です。注意点として、違うAppleIDを使用しているデバイスでは同期することができません。

MacやiPhoneのデバイスでは、端末にログイン情報を残すことができます。そのログイン情報を各デバイスで許可をしていなくてもiCloudキーチェーンは使用することができます。

iCloudキーチェーンは、デバイス上にログイン情報を残すものではなく、AppleIDを使用してオンライン上で管理を保存をする仕組みです。

iCloudキーチェーンを利用するには、デOSのバージョンの条件があります。ここからは、iOSでiCloudキーチェーンを使用できる条件と、MacOSでiCloudキーチェーンを使用できる条件の紹介をしていきます。

iCloudキーチェーンを使用するためのiOSの条件とは、iOS7.0.3以降を搭載したiOSデバイスが必要です。iOS7.0.3以降が搭載されていれば、iPhoneでもiPadでもiPod Touchでも使用することができます。

以前のシリーズのiPhoneでもiOSでも、iOS7.0.3が搭載されていれば問題なく使用することができます。

MacでiCloudキーチェーンを使用する条件とは、MacOS X Mavericks 10.9以降を搭載したMacが必要になります。

では、iCloudキーチェーンを使用するための設定の手順を解説してきます。iCloudキーチェンをiPhoneとMacで使用するためには、iPhoneとMacとそれぞれ設定が必要です。

ではまず、iPhoneでのiCloudキーチェーンの設定の手順の解説をしていきます。iPhoneの設定アプリを開きます。

設定アプリを開いたら、一番上の自分の名前をタップします。

自分の名前をタップすると、iCloudの項目があるのでタップをします。

iCloudを開き少し下にスクロールをすると、iCloudキーチェーンの項目があるのでタップします。iCloudキーチェーンがすでにオンになっている場合は、設定は完了しています。

iCloudキーチェーンをタップすると、iCloudキーチェーンを有効・無効にする切り替えボタンがあります。オンにすればiPhone側のiCloudキーチェーンの設定は完了です。

今後ネットページにログインをするためのログイン情報はiCloud上で管理されるようになります。

次に、MacでのiCloudキーチェーンの設定の手順の解説をしていきます。Macでの手順も同様にiCloudの設定から行います。

まずは、Dockからシステム環境設定を開きます。

システム環境設定を開く手順は、マークからでも問題ありません。

システム環境設定が開いたら、iCloudをクリックします。

iCloudの設定画面が開いたら、右側のiCloudキーチェーンのチェック欄を確認します。チェック欄にチェックが入っていればiCloudキーチェーンは設定済みです。チェックが入っていなければチェックをいれましょう。

チェックを入れたらMacでのiCloudキーチェーンの設定は完了です。

では、iCloudキーチェーンの使い方を解説をしていきます。iCloudキーチェーンの使い方と言っても特別な使い方はありません。ネットでログインが必要なページにログインをすると、そのログイン情報が自動でiCloud上で保存され、別デバイスでも同期されます。

パスワードなどのログイン情報の登録の手順は、どんなWebサイトでも問題はないので通常通りログインをします。SNSでも、ショピングサイトでも、普段からよく使用する登録制のWebサイトに通常通りログインをすれば自動で登録されます。

設定からも登録はできますが、一度使用したWebページを自動で登録する方が簡単です。

では、iCloudキーチェーンで登録をしたログイン情報の確認やそのログイン情報を削除する手順の解説をします。

まずは、保存したログイン情報の確認の手順から解説をしていきます。iPhoneとMacではそれぞれ確認の手順が違うので、それぞれのデバイスでの確認手順の解説をします。

まずは、iPhoneのログイン情報の確認の手順ですが、設定アプリを開きます。

設定アプリを開いたら、下にスクロールをすると、パスワードとアカウントという項目があるのでタップします。

パスワードとアカウントを開くとWebサイトとAppのパスワードという項目があるのでタップします。

WebサイトとAppのパスワードをタップすると、TouchIDもしくはパスコードの確認を求められます。指紋認証で解除するか、パスコードで解除すると、Webサイトで登録したことのあるログイン情報が表示されます。

iPhoneでのログイン情報の確認手順は以上です。次にMacでのログイン情報の確認の手順です。MacでSafariを起動させ、左上のマークの右をSafariにし、Safariの環境設定を開きます。

Safariの環境設定を開いたら、環境設定の中からパスワードをクリックします。

パスワードをクリックすると、Macのログインパスワードの入力を求められます。Macのログインパスワードを入力するとログイン時に登録をした情報を確認することができます。

Macでのログイン情報の確認の手順は以上です。

では、保存したログイン情報の削除の手順の解説をしていきます。ログイン情報はiCloud上で同期されています。

注意点として、どちらかのデバイスで削除をすれば別のデバイスでも削除されるので、iPhoneかMacかどちらかだけ残して起きたい場合は、iCloudキーチェーンの設定を外しておきましょう。

では、まずiPhoneでのログイン情報の削除の手順ですが、上記で解説をした、ログイン情報を確認する画面まで進めます。確認画面の右上に編集のボタンがあるのでタップします

編集をタップすると、ログイン情報の左側にチェック欄が表示されるので、削除したいログイン情報にチェックを入れます。

チェックを入れると左上の削除のボタンをタップできるようになるので、削除をタップするとログイン情報が削除されます。iPhoneでのログイン情報の削除の手順は以上です。

次にMacのログイン情報の削除の手順です。Macでもログイン情報の確認と同じ画面まで進めます。ログイン情報の一覧が表示されたら、削除したい情報をクリックします。

削除したい情報を選択すると、右下の削除のボタンをクリックできるようになるので、削除を行いましょう。先ほど注意点としても解説しましたが、別のデバイスでも削除されるので気をつけましょう。

では、iCloudキーチェーンを利用する際の注意点の解説をしてきます。

デバイスの紛失時にはログイン情報が漏洩する可能性があります。ログイン情報の漏洩は、SNSのログイン情報があるため、SNSの乗っ取りに繋がる可能性があります。

ショッピングサイトだとクレジットカードなどの個人情報にアクセスをされると、勝手に商品の購入される可能性もあります。

MacにはMacのロックを、iPhoneにはパスコードの設定をして万が一に備えるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか？iPhoneでしか使用したことのないページなのに、Macでログイン情報を入力をせずにログインできてしまったこともあると思います。iCloudキーチェーンとは、他のデバイスにもパスワードを連動できる非常に快適なシステムです。

自身で知らずに使うより、しっかりと理解した上で使用するとより快適になります。この記事を参考にiCloudキーチェーンを活用してみてください。

ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。