2019年11月23日更新
Bluetoothテザリングを利用する方法!設定・接続方法は?
みなさんBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用したことはありますか。最近ではマウスやイヤホンでもBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用している人がいますが、ここでは利用方法や接続方法を紹介します。
目次
テザリングとは?
みなさんはBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)という機能を利用したことはありますでしょうか。最近ではスマートフォンが復旧したことで、デザリングが当たり前のように利用している人が多くいるのを知っていますか。
デザリングとは、“つなぐ”を意味するテザー(tether)を元とした用語で、私たちが普段スマートフォンで使用している4Gや3Gといった携帯電話の通信網に、スマートフォン以外の機器を接続するということを指しています。
スマートフォンを中継点としてPCやその他の端末をインターネットに接続することで、自宅やオフィスといった場所に縛られることなく、スマートフォンのエリア内であればどこでもインターネットに接続できるようになります。
スマホをネットのアクセスポイントとして利用すること
デザリングを利用するとネットワークにアクセスできない端末やスマホからネットのアクセスポイントとして利用することも可能になります。例えばパソコンやタブレットなどネットワークにアクセスできない端末があります。
そのパソコンやタブレットをスマホのデザリング機能を利用すると、インターネットにアクセスすることができるようになります。なのでカフェや外で仕事をしている人はとても有効な機能になっています。
今まではモバイルルーターを持ち歩いている人いましたが、最近ではスマホのデザリングを利用してインターネトを利用している人が多くいます。なので是非この機会にデザリングの機能を理解して、活用してみてください。
デザリングの種類
またデザリングの機能には3種類あることをご存知でしょうか。ここではその3種類のデザリングについて紹介します。
またそれぞれ通信方式によって通信速度が異なり、USB、Wi-Fi、Bluetoothの順に速くなっています。是非違いを理解して、使い分けてみてください。
Wi-Fiテザリング
それではまずWi-Fiデザリング機能の特徴やポイントについてです。Wi-Fiを利用してスマートフォンと端末を接続する方法。PC、タブレット、ゲーム機といった複数の端末を同時に接続できます。
一般的に“テザリング”という言葉が使われる場合、このWi-Fiテザリングを指しています。同時に複数台の接続が可能ですが、接続台数が多くなると通信速度が遅くなることがほとんどですので、注意しましょう。
USBテザリング
次に紹介するのは、USBテザリングという機能です。あまり利用している人は少ないですが、使う機会があるかもしれないので知っておくといいでしょう。
USBケーブルを利用してスマートフォンと端末を接続する方法です。端末側が給電に対応している場合、スマートフォンを充電しながらネット接続が行えます。
電波の混線の影響を受けやすい無線での接続に比べ、通信状況が長時間安定するほか、3種類のなかで最も高速で通信することができます。
ただ、有線での接続となるため、USBケーブル、USBポートが必要となるほか、同時にテザリングが利用できる端末は1台のみとなります。
Bluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)
そして最後に紹介するのは、Bluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)機能です。
Bluetoothデザリングを利用してスマートフォンと端末を接続する方法。Wi-Fiテザリングと比較してスマートフォンのバッテリー消費が数抑えられます。
利用には端末とスマホのペアリングが必要になります。ただし、Bluetoothデザリングそのものの通信速度が遅いため、大容量のファイルなどの送受信といった作業には向いていません。
モバイルルーターとの違いは
ちなみにモバイルルーターとデザリングの違いは知っていますか。ここではデザリングとモバイルルーターの違いを説明します。
小型の無線LANルーターである「モバイルWi-Fiルーター」の多くは、テザリングと比較して高速データ通信が可能ですが、どうしても通信可能なサービスエリアが狭くなってしまう傾向があります。
それに対しテザリングでは、携帯電話通信業者の通信網を利用するため広いエリアでのネット接続が可能です。
そして普段利用しているスマートフォンの機能を利用するだけなので、別の端末を持ち歩いたり、新たな通信事業者との契約をしたりといったことが不要というメリットが挙げられます。
Bluetoothテザリングを使うメリット
デザリングの機能についてはわかって頂けましたでしょうか。それではここからはそのデザリングの機能の中のBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)機能について紹介します。
恐らく皆さんが良く利用しているデザリングは、「WiFiを利用したデザリング」か「Bluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)」のどちらかだと思いますが、なので利用したことがある人も多くいるかともいます。
ですが改めてBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用するメリットを理解できていますか。メリットを知っているとデザリングを使い分けることも可能です。ここではそれぞれのメリットについて紹介します。
モバイルルーターを持ち歩かなくて良い
まずBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用するメリットは、モバイルルーターを持ち歩かなく済むというメリットがあります、モバイルルーターを持っている人はいますでしょうか。
外で仕事やインターネットにアクセスするためには必要であるモバイルルーターですが、Bluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用するとモバイルルーターを持ち歩かなくて済みます。
日頃から持ち歩いているスマホのAndroid端末やiPhoneさえ持ち歩いていれば、どこからでもパソコンがインターネットにアクセスすることができます。
Wi-Fiテザリングより電池の消耗が少ない
またBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用するメリットは、Wi-Fiテザリングより電池の消耗が少ないというメリットがあります。電池の消耗はとても気になる点になるかと思います。
みなさんはWi-Fiテザリングを利用したことありますか。恐らく使ったことある人は知っていますが、Wi-Fiテザリングは非常に電池の消耗が早くなります。電池の消耗が早いのですぐに電池を充電する必要があります。
なのでいざスマホを利用としたときに電池がなくて困るっていう人もいるのではないでしょうか。一方でBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)はWiFiデザリングよりは電池の消耗が少ないので、かなりのメリットになります。
接続方法が簡単
そして最後のBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を利用するメリットは、接続方法が簡単である点です。USBデザリングの場合は、USBで接続する機器が必要になります。
しかしBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)の場合は、機器が不要である点がメリットだと思う人が多くいるのではないでしょうか。
したがってBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)は、スマホの設定をするだけでどこでも利用できるのが一番のメリットなのではないでしょうか。
Bluetoothテザリングを使うデメリット
Bluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)のメリットについてわかって頂けましたでしょうか。しかしメリットがあれば、デメリットがあるのも世の中です。
ここでは一方でBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)のデメリットについて紹介します。メリットだけではなく、デメリットについても理解してよりBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)を活用できるポイントを知っておきましょう。
それではここではBluetoothテザリング(ブルートゥーステザリング)活用するときに発生するデメリットについて紹介します。
Wi-Fiテザリングより通信速度が遅い
まずBluetoothテザリングを利用するデメリットは、通信速度が遅い点です。Wi-Fiデザリングだと高速な速度で通信することができるのですが、Bluetoothテザリングは少し速度が遅くなってしまいます。
なので大きいファイルを転送するときは、Bluetoothテザリングだと速度があまり出ないため、時間が掛かってしまいます。一方でWi-Fiデザリングだと速度が速いので、とてもスムーズに画面が推移します。
このように電池の消耗が少ない分ネットワーク速度が少し遅くなります。なので電池を優先するか速度を優先するかでデザリングを使い分ける必要があります。あなたはスマホの電池と通信速度どちらが大切ですか。
Wi-Fiテザリングより接続が切れやすい
Bluetoothテザリングを利用するデメリットは、Wi-Fiデザリングより接続が切れやすいというデメリットもあります。最初は問題なく接続できていても、いつのまにかデザリングが切れてしまうことがあります。
なので作業をしていってネットワークが切れると困る人は、Wi-Fiデザリングの方がおすすめです。すぐに切れたり、時々なかなか接続できないというデメリットがあるのが、Bluetoothテザリングになります。
以上でBluetoothテザリングのメリットとデメリットの紹介になります。やはりメリットがあれば、デメリットもあるので上手くデザリングを使い分けて活用するとデメリットが気にならなくなるかもしれません。
Bluetoothテザリングの使い方〜Android〜
それではここからはBluetoothテザリングの設定方法や使い方について紹介します。スマホの種類によって設定方法が異なるので、自分のスマホがどちらの種類になるのか事前に確認しておきましょう。
まずはスマホのAndroid端末のBluetoothテザリングの設定方法について紹介します。Android端末でデザリングする場合は、事前にAndroid端末にBluetooth機能があるかを確認しておきましょう。
Bluetooth機能がないAndroid端末は最近はありませんが、ネットショッピング等で安いAndroid端末のスマホを購入するとBluetooth機能がないAndroid端末もあるので注意してください。
Androidでの設定手順
それではBluetoothテザリングをするためのAndroid側の設定方法について紹介します。Android端末で設定アプリを起動します。
「ネットワークの設定」画面で「テザリングとポータブルアクセスポイント」を選択します。
「テザリングとポータブルアクセスポイント」の画面で「Bluetoothテザリング」をタップします。
「Bluetoothテザリング」が有効化されていることを確認しましょう。
PC側での操作
それでは次にBluetoothテザリングをするためのPC側の設定方法を紹介します。必ずAndroid端末側の設定が終わってからPC側の設定を行いましょう。スタートメニューから設定ツール(歯車マーク)をクリックします。
システム設定のなかから「デバイス」をクリックして、デバイス設定の左側からBluetoothを選び、ペアリングを実行します。
スタートボタンをタッチして、ホーム画面にもどり、スタートボタンを長押し、四角が表示されたら指を話すと、右クリックメニューが出るので、コントロールパネルを起動します。
コントロールパネルの中から「デバイスとプリンター」を選択して、ペアリングしたテザリング端末が表示されているのを確認します。
テザリング端末を右クリックして、「接続方法」→「アクセスポイント」を選択し、「接続しました」が表示されればWindows10側でインターネット接続を行えるようになります。
これで設定完了です。
Bluetoothテザリングの使い方〜iPhone〜
それでは次にiPhone端末を利用した場合のBluetoothテザリングの設定方法について紹介します。iPhone端末の場合は、既にBluetooth機能がデフォルトで入っているので、設定すればすぐに利用することができます。
しかしiPhone端末でSIMフリー端末にしている場合は、Bluetoothテザリングは利用することができません。デザリングを利用するには、キャリアと追加オプションで契約する必要があります。
まずは自分のiPhone端末は、デザリングのオプション契約しているか確認するようにしてください。
iPhoneでの設定手順
それではiPhone端末側のBluetoothテザリング設定方法を紹介します。まずはiPhoneのホーム画面で「設定」タップします。
「設定」画面が表示された、設定一覧から「Bluetooth」をタップしましょう。ここで「WiFi」をクリックしないように注意してください。
そして「Bluetooth」画面でBluetoothがオンになっていない場合は、「Blutooth」を"オン"にします。
これでiPhone端末のBluetoothデザリングの設定方法が完了になります。
PC側での操作
そして次にPC側のBluetoothデザリングの設定方法になります。こちらもiPhone端末の設定が完了したら、行うようにしてください。
またAndroid端末の時のPC側の設定は同じになります。まずはシステム設定からBluetoothテザリングをONになっているこを確認してください。
そしてコントロールパネルのデバイス一覧から「iPhone」を右クリックし、「接続方法」から「アクセスポイント」をクリックします。
画面に「接続しました」が表示されればPC側でインターネット接続を行えるようになります。
Bluetoothデザリングの接続方法や設定方法についてわかって頂けましたでしょうか。デザリングには種類もあるので、Bluetoothデザリングを上手く活用してみてください。
またBluetoothデザリングは、AndroidやiPhone等のスマホ側の設定はそんなに難しくないのですが、パソコンの設定が少しややこしいので注意してください。