Pause(ポーズ)キーの使い方とPauseキーがない時の代用方法
Windows用のキーボードにはPause(ポーズ)キーがありますが、どのように使うのでしょうか。この記事ではPauseキーの使い方と、Pauseキーがない場合にPauseキーの代わりに代用できるキーが有るのかどうかなど解説します。
【Windows】Pause(ポーズ)キーの使い方
Windows向けのキーボードには利用用途がよくわからないキーがいくつかあります。今回は、キーボード上に配置されているのは見たことがあるけれども、使ったことがない、使い方がよくわからないというキーの一つの「Pause(ポーズ)キー」について解説します。
Pause(ポーズ)キーとは
「Pause/Breakキー」はメーカーやキーボードの種類によって配置されている場所が変わります。キーボードの右上の方に配置されている場合が多いようです。テンキー付きのキーボードであれば、Enterキーとテンキーの間に配置されている事が多いようです。
Pause/Breakキーが登場したのは19世紀のことです。当時は、電信の回路を切断するためのキーとして開発されました。コンピュータが登場した後は、ソフトウェアのタスク終了や複数のユーザーが共有して使っているPCのログインの切り替えなどに使われていました。
しかし、現在ではPause/Breakキーの役割は明確ではなく、ソフトウェアを起動している途中で押してもソフトが終了したり、ログインしているアカウントからログアウトすることはありません。
Pause(ポーズ)キーでできること
とはいえ、Pauseキーに全く枠割がないわけではありません。現在ではショートカットキーで他のキーとの組み合わせで、Windowsのシステム情報を閲覧するために使えます。
また、Pauseキーの以前の機能の名残として、コマンドプロンプトで何らかの処理を実行しているときに、Pauseキーを押すことで処理を途中で中断することもできます。しかし、現在ではPauseキーを使わなくてもコマンドプロンプトの処理を中断する方法があるので、特にPause/Breakキーを使わなければいけないというものではありません。
Pauseキーの使い方
Pauseキーの使い方をご紹介します。
ショートカット
現在のPauseキーの最も使われている使い方は、ショートカットーキーとしてWindowsのシステム情報を一発で開くためのキーとして使われています。
Windowsのシステム情報を一発で開きたいときには、次のショートカットキーを使います。
「Windowsキー」+「Pause/Breakキー」
Windowsキーとは、キーボードの左下にあるMicrosoftの旗のロゴが付いているキーのことです。
WindowsキーとPause/Breakキーを同時に押すことで、Windows10の「設定」が起動します。
システムの詳細情報がPCの画面に表示されます。
その他の使い方としては、「最前面でポーズ」という フリーソフトをインストールすることで、Pauseキーで任意のウィンドウを最前面に表示することができます。複数のウィンドウを起動しているときには、最前面にしたいウィンドウをPauseキーを押すだけで指定できれば便利です。
興味のある方は「最前面でポーズ」と検索すると、このフリーソフトが見つかります。
Pauseキーがない時の代用方法
キーボードによってはPauseキーがない場合があります。Pauseキーがない場合やPauseキーを押しても反応しないときの対処法を解説します。
メーカーによって違う
Pauseキーがない場合でも、多くの場合には他のキーの組み合わせにPauseキーの機能を代用して割り当てています。メーカーによってPauseキーの代わりに割当てられている代用キーは次のように違います。
Breakキーの代わりのキーです。
レノボ:「Ctrl+Fn+F11」または「Fn+B」または「FN+Ctrl+B」
サムスン:「Fn+Esc」
デル:「Fn+B」
Pauseキーの代わりのキーです。
レノボ:「Fn+P」または「Fn+Ctrl+P」または「Fn+Alt+P」
Pauseキーを押しても反応しない時は?
Pause/Breakキーを押しても反応しない場合には、画面上に表示するキーボードのスクリーンキーボードを使いましょう。スクリーンキーボードの表示方法は次のとおりです。
Windows10の「スタート」を押して、「Windows簡単操作」の「スクリーンキーボード」をクリックします。
するとこのように画面上にキーボードが表示されます。Pauseキーもあリ、クリックすれば押すことができます。