2020年09月13日更新
【Windows10】USBでスマホとPCをテザリングする方法!
この記事ではWindows10にてUSBでスマホとPCをテザリングする方法を紹介します。また、USBでテザリングする際のメリット・デメリットやテザリングできない場合の対処法なども詳しく解説します。
目次
【Windows10】USBでスマホとPCをテザリングする方法
テザリングの接続方法には「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類がありますが、この記事では「USBテザリング」について紹介します。
USB経由でテザリングをする方法〜iPhone〜
iPhoneをUSB経由でテザリングを利用する方法は、「Wi-Fi」や「Bluetooth」を利用した接続方法と比べて非常に操作が簡単です。
なお、注意点として、iPhoneをWindows10のPCとテザリングする場合、PCにあらかじめ「iTunes」をインストールしておかないとUSBテザリングが利用できないので事前にインストールしておきましょう。
iPhoneとPCをケーブルで接続する
初めにiPhoneとPCをUSBケーブルで接続します。PC画面に「このコンピュータを信頼しますか?」と確認画面が表示された場合は、「信頼」をタップします。
iPhoneの設定アプリでインターネット共有の設定をする
「インターネット共有」をタップします。
「インターネット共有設定」をオンにします。
これでインターネット共有の設定が完了です。
PC側の設定
次に、Windows10のPCの画面下に表示されているネットワークのアイコンをクリックします。
画面の一番上にiPhoneの端末が表示されていることを確認します。
このように一番上に端末が表示されていれば、iPhoneとWindows10のPCとのテザリング接続が完了です。
USB経由でテザリングをする方法〜Android〜
AndroidのスマホをUSB経由でテザリングをする方法ですが、Androidの場合もiPhone同様に簡単な操作でテザリングできます。
なお、Androidの端末の最新バージョンについてはAndroid10.0ですが、バージョンによって方法は微妙に異なります。
Android端末とPCをケーブルで接続する
はじめにAndroidのスマホとPCをUSBケーブルで接続します。
なお、接続方法の確認が表示された時は「USBテザリング」を選択します。
Android端末の設定アプリでテザリングの設定をする
Androidの設定から「ネットワークとインターネット」をタップします。
「テザリング」をタップします。
「USBテザリング」をオフからオンに変更します。
これでAndroidスマホの「USBテザリング」の設定が完了です。
PC側の設定
最後にPC側でテザリングできているかを確認します。Windows10のPCにてネットワークのアイコンをクリックします。
このように一番上にスマホ端末が表示されていれば接続完了です。
Androidの場合、iPhoneのように事前に他のアプリのインストールは不要となります。
USB経由でテザリングできなかった場合の対処法
USB経由でスマホとPCがテザリングできない場合は、ネットワーク設定に何らかの問題が発生しているかもしれません。テザリングできない場合は原因を確認し対処法にて対応が必要です。
対処法 | 対処法の内容について | |
① | ネットワークアダプタの確認 | 有線LANのネットワークアダプターを有効にする |
② | 不要なドライバーの削除 | テザリングに不要なドライバーがないか確認 |
③ | ネットワークドライバーを手動で変更 | デバイスマネージャーからネットワークドライバーを手動で変更する |
④ | ネットワークアダプターの問題を解決 | Windows10のトラブルシューティングを利用して確認 |
⑤ | Windows10のWi-Fi機能をオフに | Wi-Fi機能をオフにするとUSB接続でのテザリング接続が可能になる |
⑥ | 「ネットワークのリセット」を実施 | ネットワークアダプターや接続に問題がある場合はリセットすることでテザリング接続が可能になる |
⑦ | ケーブルやUSBポートを交換 | 接続に誤りがない場合はケーブルやUSBポートに問題が考えられる |
【Windows10】USBでスマホとPCをテザリングするメリット/デメリット
最後に、USB経由でスマホとWindows10のPCをテザリングするメリットやデメリットについてご紹介していきます。
USB経由でテザリングするメリット
USB経由でテザリングするメリットは以下の5点です。
スマホのバッテリー消費が少ない
USB経由でのテザリングは「Wi-Fi」や「Bluetooth」の接続方法と比較すると、直接USBケーブルを使って直接スマホとPCを繋いで接続します。このため、バッテリーの消費が、「Wi-Fi」や「Bluetooth」より非常に少なくて済みます。
充電しながらテザリング可能
USB経由でのテザリングであれば、PCでスマホを充電しながらテザリングすることが可能です。テザリングをする際には、スマホのバッテリー残量は影響しないので安心して利用できます。
通信速度が早い/安定している
通信速度については、有線で繋がっているUSB経由でのテザリングは、「Wi-Fi」や「Bluetooth」の無線接続と比較すると、早くて安定しているといえます。インターネットを長時間にわたって利用されるユーザーにおすすめです。
セキュリティ面で安心
Wi-FiやBluetoothなどの無線と比べて、USB経由でのテザリングはほかの機器に接続される心配がありません。
USBケーブルで繋がっている機器以外と接続されることもなく、安全にインターネットを利用できます。ほとんどのPCにはついているとは思いますが、PC側にUSBポートがついていないと、当然USBテザリングを利用できません。
接続方法が簡単
USBテザリングは、「Wi-Fi」や「Bluetooth」の接続方法と比較すると、USBケーブルがあれば利用できます。このため、パスワードやペアリングなどの難しい設定をする必要がないため、簡単に接続できます。
USB経由でテザリングするデメリット
次にUSBテザリングのデメリットについて解説します。USBテザリングを利用する上で、デメリットについてもしっかり確認しておくことが重要です。
接続台数の制限
USB経由でのテザリングは、接続台数に制限があり、ケーブルにてPCと繋いだ一つの端末でしか接続できない点については、デメリットといえます。
同時に複数の端末でテザリングする必要がある場合は、対応可能なWi-FiやBluetoothに接続してテザリングする必要があります。
USBケーブルが必要
USB経由でテザリングをするには、第一条件としてUSBケーブルが必要となります。外出先等でケーブルが手元にない場合や緊急で接続しなければならない場合などには利用できない点はデメリットとなります。
PC側にUSBポートが必要
現在、ほとんどのPCにはUSBポートがありますが、テザリングを利用するためには、PC側のUSBポートが必要になります。
PCのバッテリー消費が速くなる
スマホとPCをUSBケーブルで繋いでテザリングする場合、スマホへの比重が大きくなるため、PCのバッテリー消費がその分早くなってしまいます。PCのバッテリーが少ない場合などは対処法として無線での接続をおすすめします。