2019年03月12日更新
「Apple IDパスワードリセット」のメールの対処法!【iPhone】
自分では何もしていないのに、Apple IDのパスワードをリセットしてくだいというメールが届くことがあります。この記事では、Apple IDのパスワードリセットメールが届いた場合の対処法や、Appleからのメールなのかどうかの確認方法の解説をします。
目次
- 1「Apple IDパスワードリセット」メールは危険
- ・フィッシング詐欺の可能性が高い
- 2Apple IDのリセットメールが偽物かどうか見分ける方法
- ・名前やApple IDの記載があるか
- ・送信元がAppleであるか
- ・メールフッターがリンクになっていない
- ・短縮URLが使われている
- 3Apple IDのリセットメールが来た時の対処法
- ・無視する
- ・メールのリンクはクリックしない
- ・本当にリセットされているか確認する
- ・アカウント設定を確認する
- ・Apple IDのパスワードを変更する
- 4偽のApple IDリセットメールに騙された時の対処法
- ・リンクをクリックした場合
- ・Apple IDやパスワードを入力した場合
- 5Apple IDをリセットする方法
- ・正しいリンクからアクセスする
- ・パスワードをリセットする
- 6Apple IDをリセットした覚えがない時は疑う
- ・アカウントのリセットの類のメールは疑う
- ・身に覚えのない時はサポートに連絡する
- ・合わせて読みたい!iPhoneに関する記事一覧
「Apple IDパスワードリセット」メールは危険
稀に、Apple IDのパスワードリセットを促すメールが届くことがあります。パスワードリセットを促すメール以外にも、Apple IDのパスワードがリセットされたというメールも届くことがあります。
こういったメールの多くは、フィッシングメールや、詐欺メールで大変危険です。大抵の場合は、メールの中にApple IDのパスワードのリセットをするためのリンクが貼られています。
送り主の狙いは、そのリンクから入った方の個人情報を盗んだり、Apple IDを悪用するのが目的で大変危険です。
そのため、届くメール自体Appleから届く本物のメールにものすごく似せたメールになっています。
フィッシング詐欺の可能性が高い
Apple IDのパスワードリセットのメールは、基本自分がリセット依頼をしない限り届くことはありません。ですので、届いたメールの多くはフィッシングメールの可能性が非常に高くなります。
稀に似ているメールアドレスを使用している方が、間違えてリセット依頼をかけてしまうこともあります。メールアドレスを名前@ドメインで設定していると、同じ名前の方が間違えて依頼をすると届くことがあります。
Apple IDのリセットメールが偽物かどうか見分ける方法
ではまず、Apple IDのリセットメールがAppleから届いた本物のメールなのかフィッシングメールや詐欺メールなどの危険なメールなのかを見分ける方法の解説をしていきます。
名前やApple IDの記載があるか
Apple IDのリセットメールが本物かどうか見分ける方法の1つ目として、Apple IDに登録をしている名前や、正しいApple IDの記載がメールにあるかどうか確認しましょう。
Apple IDで登録をしている名前や正しいApple IDの記載がない場合は、Appleからではないフィッシングメールの可能性が高くなります。
送信元がAppleであるか
Apple IDのリセットメールが本物かどうか見分ける方法の2つ目として、送信元がAppleなのかどうかを確認しましょう。
送信元の確認方法として大事なのが、差出人がAppleになっているかどうかではなく、相手側のメールアドレスがどうなっているかの確認です。差出人はメールの設定で変更することができます。
送信元のアドレスは変更することができないので、必ず送信元のメールアドレスまで確認をするようにしましょう。確認の方法は、メール画面の一番上の差出人をタップします。
差出人をタップすると、送信元のメールアドレスが表示されます。Appleからのメールの場合は、@apple.comなど、Appleのドメインになっています。
それ以外のドメインの場合はフィッシングメールや詐欺メールです。よくわからない文字羅列になっていたり、フリーメールのドメインになっている場合も多いので必ず確認をしましょう。
メールフッターがリンクになっていない
Apple IDのリセットメールが本物かどうか見分ける方法の3つ目として、メールフッターがリンクになっていないことがあります。
メールフッターというのは、メールの最後が定型文になっていて、そこがリンクになっていないものはフィッシングメールや詐欺の可能性があります。定型文の中にリンクが入っていないものは危険なので気をつけましょう。
短縮URLが使われている
Apple IDのリセットメールが本物かどうか見分ける方法の4つ目として、リンクのURLが短縮URLになっていることです。AppleのURLは、メールの時と同様にapple.comやappleid.comになっています。
それ以外のリンクが貼られている場合は、詐欺などに結びつく可能性があり大変危険なのでリンク先に進まないように気をつけましょう。
Apple IDのリセットメールが来た時の対処法
では、Apple IDのリセットメールが届いた時の対処法について解説をしていきます。届くこと自体を防ぐ対処法は、迷惑メールやメールフィルタを使用するのが一番です。
迷惑メールの対処の方法は、そのドメインによって違うので、アドレスの提供元のホームページなどで確認をしましょう。
無視する
Apple IDのリセットメールが届いた場合の一番簡単な対処法は、メール自体を無視することです。差出人を確認して、Appleからのメールではないことが確認できれば、メールを無視しても問題ありません。
フィッシングメールの類は、自宅に届くDMなどと一緒で、必要なければ無視し、削除をすれば問題ありません。
何度も繰り返し同じようなメールが届くことがありますが、フィッシングメールや詐欺の場合は、違うアドレスを使い何度も送ってきます。削除も手間にはなりますが、無視して削除をし続ければ危険を回避することができます。
メールのリンクはクリックしない
2つ目の対処法として、メールのリンクには危険なので絶対に触れないようにしましょう。万が一リンク先に進んでしまったとしても、そのサイトには個人情報の入力などは絶対にしないでください。
クレジットカードなどの情報を入力してしまうと、勝手にカードを使用される等の詐欺にあってしまう可能性があり危険です。カード情報を入力してしまった場合は、すぐにクレジットカード会社へ相談し、カードを止めるようにしましょう。
本当にリセットされているか確認する
3つ目の対処法として、Apple IDのパスワードが本当にリセットされているかどうか確認をしてみましょう。パスワードがリセットされているかどうかは、アカウントにアクセスをすることで確認をすることができます。
アプリのダウンロードでも、iPhone探すアプリへのアクセスでも、上記のリンクのApple IDの管理ページへのアクセスでもなんでも大丈夫です。Apple IDのパスワードを使う場面なら確認することができます。
アカウント設定を確認する
4つ目の対処法は、アカウント設定を確認しましょう。アカウント設定とは、Apple IDのセキリティレベルの確認です。Apple IDのセキリティは、2ファクタ認証、2ステップ認証、メール・パスワード・セキリティ質問の3種類です。
現在最新のセキリティの2ファクタ認証の場合は、Apple IDにアクセスするためは、Apple IDのパスワードと認証コードが必要です。
万が一パスワードが他人に知られたとしても、認証コードは設定された電話番後と信頼したデバイスにしか届きません。アカウント設定が2ファクタ認証やステップ認証ならセキリティが高いので問題ありません。
2ファクタ認証
Appleのアカウント設定で、最新のセキリティを2ファクタ認証と言います。2ファクタ認証はアカウントにアクセスする際に、Apple IDのパスワードと一時的に発行される確認コードが必要です。
確認コードが届くのが信頼したデバイスまたは信頼した電話番号のみで、自分で登録している電話番号や使っているでデバイス以外には届きません。
アカウント設定として非常に高いセキリティを保っているため、現在のAppleの推奨のアカウント設定です。
2ステップ確認
2ファクタ認証に似たアカウント設定で、2ステップ確認というアカウント設定があります。こちらは登録したデバイスにのみ4桁の確認コードが届く仕組みです。
メール・電話番号・セキリティ質問
Appleで古くから使用されているアカウント設定が、メール・電話番号・セキリティ質問を使ったアカウント設定です。Apple IDやパスワードをリセットする際にメール・電話番号・セキリティ質問を使ってリセットを行えます。
メールや電話番後などは友人や知人などは知り得ることができるので、場合によっては他人に使用される危険性があります。
Apple IDのパスワードを変更する
5つ目の対処法としては、Apple IDのパスワードを変更することです。何かしらアクセスをされたのではないかと不安になったり、モヤモヤすることもあるので、いっそのこと自分で新しいパスワードに変更をすれば安心です。
偽のApple IDリセットメールに騙された時の対処法
では、偽のApple IDリセットメールに騙されてしまった場合の対処法の解説をしていきます。
リンクをクリックした場合
まずは、リセットメールのリンクにアクセスをしてしまった場合の対処方から解説をしていきます。
ウイルスに感染していないか確認する
リセットメールのリンクにアクセスをしてしまった場合は、ウイルスに感染していないか確認をしましょう。基本的にはApple製品はウイルスに感染しないと言われています。なぜかというと、Appleのプログラムはクローズソースだからです。
クローズソースというのは、Appleのプログラムは外部企業に公開をされていないという意味です。ではどのようにウイルスに感染していないのか確認するのかというと、勝手にアプリがダウンロードしていないかホーム画面の確認です。
システムに入り込むことはできませんが、アプリを使って情報を抜き取ることが考えられます。身に覚えのないアプリが見つかった場合は即刻削除しましょう。
Apple IDやパスワードを入力した場合
次はリンクにアクセスした場合に、Apple IDやApple IDのパスワードの入力までしてしまった場合の対処法を解説していきます。
Apple IDをリセットする
Apple IDやApple IDを入力をしてしまった場合は、Apple IDやApple IDのパスワードのリセットを行いましょう。家の鍵を落としてしまった場合に、一番いいのは鍵ごと交換すれば一番安全です。
それと同様に、Apple IDの内部にアクセスをするために必要なのがApple IDとApple IDのパスワードです。両方ともリセットをすれば別のものを再設定できるので一番安全です。
Apple IDをリセットする方法
では、Apple IDやApple IDをリセットする手順の解説をしていきます。Apple IDのパスワードは簡単にリセットできますが、Apple IDをリセットする場合は、別のメールアドレスが必要です。
Apple IDをリセットする場合は、Appleのメールアドレス、@icloud.comなどは取得できないので、あらかじめGmailやYahoo!メールなどのフリーメールなどを準備しましょう。
正しいリンクからアクセスする
Apple IDをリセットする場合は正しいリンクからアクセスをします。上記で解説をしたApple IDの管理ページでApple IDをリセットすることができます。最新のiOSならiPhoneの設定アプリからも簡単に行うことができます。
まずは設定アプリを開きます。
設定アプリを開いたら、設定の一番上のApple IDで登録をしている名前をタップします。
Apple IDのアカウント設定ページから、名前・電話番号・メールをタップします。
Apple IDをリセットする場合は、連絡先の右側の編集をタップします。
現在のApple IDの左側の➖をタップします。
➖をタップすると、右側に削除が出てくので削除をタップします。
削除の後に新しいApple IDの登録になるので、違うメールアドレスを登録して新たなApple IDに設定します。Apple IDのリセットの手順は以上です。
パスワードをリセットする
Apple IDのパスワードのリセットは、Apple IDのアカウント設定のページの、パスワードとセキリティから行います。パスワードとセキリティをタップします。
パスワードとセキリティのページに変わったら、一番上にパスワードの変更をタップします。
パスワードのリセットをし再設定をするので、新規と確認の2つを新たなパスワードの入力をし、左上の変更をタップすると再設定が完了します。
Apple IDのパスワードのリセットは以上です。
Apple IDをリセットした覚えがない時は疑う
Apple IDやパスワードをリセットしていないなら、フィッシングや詐欺を疑いましょう。リンクにアクセスをするのは個人情報を盗まれる可能性や、ウイルスに感染する可能性があり大変危険です。
興味本位でもアクセスしないように気をつけましょう。
アカウントのリセットの類のメールは疑う
もしApple IDやパスワードなどのアカウントリセットのメールが届いたら正しいメールではなく、フィッシングや詐欺を疑うようにしましょう。
どんなアカウントやサイトのログイン情報も同様ですが、勝手にアカウントがリセットされることはありません。企業側が勝手にアカウント情報を変更したら、個人情報を扱う側として大問題です。
自分や家族など身内が行なったリセット依頼以外はとにかく疑い、フィッシングや詐欺に繋がらないように気をつけましょう。
身に覚えのない時はサポートに連絡する
不安な場合は、Appleサポートに相談をしてみましょう。やはりAppleのプロに相談をしてしっかりと不安を解消してもらえばより安心してApple製品を使っていけると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?Apple IDには名前や住所、電話番号などの個人情報から、場合によってはクレジットカード情報も詰まっています。
個人情報にアクセスされたことによって詐欺などに巻き込まれてしまう可能性があります。くれぐも自己判断でアクセスをせずにしっかりと対処しましょう。ここまで読んでいただき誠のありがとうございます。