2019年05月09日更新
iPadのマルチタスク機能の使い方!2つのアプリを同時使用する方法!
スマホとは違って大きな画面が魅力のiPadですが、大きな画面をマルチタスク機能で分割して、2つのアプリの同時使用も便利です。iPadの画面の分割ができる、マルチタスクの機能や詳しい使い方、iPadでのマルチタスク機能のおすすめの使用方法について解説します。
目次
- 1iPadのマルチタスク機能/Slide Overとは
- ・画面を分割して2つのアプリを同時に使用できる機能
- ・Slide Overとは
- 2iPadのマルチタスク機能を有効にする方法
- ・「設定」アプリを使用する
- 3iPadのマルチタスク機能の使い方〜Split View〜
- ・2つのアプリを画面に分割表示させる方法
- ・ホーム画面からアプリを選んで分割表示させる方法
- 4iPadのマルチタスク機能の使い方〜アプリ切り替え〜
- ・分割表示中のアプリ切り替え方法
- 5iPadでのマルチタスク機能の使い方〜マルチタスク機能(Slide Over)の終了〜
- ・マルチタスク機能を終了する方法
- ・マルチタスク機能を終了する際の注意点
- 6iPadでのマルチタスク機能の使い方〜ジェスチャ操作〜
- ・ジェスチャ操作とは
- ・ジェスチャ操作でアプリを切り替える方法
- ・Appスイッチャーを呼び出す方法
- ・アプリを強制終了する方法
- ・合わせて読みたい!iPadに関する記事一覧
iPadのマルチタスク機能/Slide Overとは
普段PCを使用していて同じ作業をiPadで行おうと思った場合、同時に並列で複数のアプリを表示できないことに、不便だと感じたことはありませんか?
iPadのマルチタスク機能は、数年前から使用できるようになっていたものの、PCに比べるとマルチタスクとは言い難い使い心地であったため、使用していなかった方もいるでしょう。
しかしiOS 11で導入されたマルチタスク機能によって、iPadのマルチタスクは大きな進化を遂げています。
画面を分割して2つのアプリを同時に使用できる機能
iPadのマルチタスクは、画面を分割して2つのアプリを同時に使用できる機能のことを指します。
iPadのマルチタスクはiOS 9から導入されてはいましたが、iOS 11からは新しいデザインのDockが導入され、このDockがマルチタスクの強化された点にいては重要です。
いちいち切り替えることなく、iPadの画面を分割してアプリを同時に並列させることをSplit Viewと呼び、どちらのアプリも切り替えなしで操作することが可能です。
Slide Overとは
iPadのマルチタスク機能のSlide OverはSplit Viewとは違い、表示している1つ目のアプリ画面にDockから2つ目のアプリを置く、というようなイメージです。
並列に同時に画面分割をして表示させるのではなく、1つ目のアプリに2つ目のアプリを浮いた状態で表示させるのがSlide Overです。
Slide Overは2つのアプリをどちらも操作したい場合よりも、2つ目のアプリを参考にしながら1つ目のアプリを操作するような場合におすすめです。
Slide Overの状態から、Split Viewにすることも簡単なので、用途に合わせて変更して使用しましょう。
iPadのマルチタスク機能を有効にする方法
iPadの画面を分割表示することで、ふたつのアプリを切り替えなしで操作することができます。現在のiPadのマルチタスク機能は、使って見ると本当に便利な機能がたくさんあります。
しかし、iPadのマルチタスク機能を使用するためには、iPadでマルチタスク機能を有効にしなければ使用することができません。まずはiPadのマルチタスク機能を有効にする方法を解説します。
「設定」アプリを使用する
iPadのマルチタスク機能を有効にするために、まずはiPadの「設定」をタップし設定アプリを開きます。
iPadのホーム画面の設定をタップして設定メニューを表示させ、設定の「マルチタスクとDock」をタップします。
マルチタスクとDockの中のいちばん上「複数のAppを許可」の部分が、ON(有効)になっているか確認しましょう。
「複数のAppを許可」が、ON(有効)になっていれば、マルチタスク機能をそのまま使用することができます。
複数のAppを許可がOFF(無効)になっている場合は、タップして有効に設定することでiPadのマルチタスク機能を使用することができます。
iPadのマルチタスク機能の使い方〜Split View〜
iPadのマルチタスク機能をiPadで有効にしたことを確認出来たら、いよいよiPadのマルチタスク機能を使用してみましょう。
iPadのマルチタスク機能に中には、たくさんの便利な機能がありますが、いちばん簡単でよく使う機能を紹介します。
iPadのマルチタスク機能の使い方の中でも、いちばん基本的な機能である、画面を分割して複数のアプリを表示させる「Split View」を使用してみましょう。
2つのアプリを画面に分割表示させる方法
2つのアプリを画面に分割表示させる方法のSplit View表示を使用する方法として、まずは1つ目のアプリを開きます。例えばGoogle chromeを開いてみます。
この1つ目のアプリGoogle chromeを開いた状態で、画面の下から上に小さくスワイプします。
画面を下から小さくスワイプするのがポイントです。大きくスワイプするとホームに戻ってしまったり、別の操作になってしまいます。うまくできない人は、はじめは下からゆっくりスワイプしてみましょう。
小さくスワイプするとDockが表示されます。
このDockの中から2つ目のアプリのアイコンをタップ・長押しして、そのまま画面にドラッグします。
Dockから選択したアイコンを、そのまま画面の右端までドラッグさせます。Dockから右端にドラッグしたアプリが起動すれば、Split View完了です。
画面を分割している分割線は、中心のつまみ部分をタップして左右に移動して、アプリのスペースの調整も可能です。
Split Viewを使って、2つのアプリを切り替えなしで操作することができます。
ホーム画面からアプリを選んで分割表示させる方法
iPadのマルチタスク機能は、Dockだけでなくホームにあるアプリからも起動することができます。
ホーム画面からアプリを選んで分割表示させる方法です。まずはSplit Viewで表示させたいアプリを選んだら、ひとつをタップ・長押しします。
この時、長押しが長すぎるとアプリのアンインストールが可能なモードになってしまうので、長押し&少しドラッグするような感覚です。長押ししたまま、もうひとつの選択したアプリをタップします。
タップした方のアプリは全画面で開き、長押ししたアプリは全画面のアプリ上に浮いている状態です。
このまま画面の端までアプリを持っていけば、Split View表示になります。
Dockに置けるアプリの数には限りがあるので、ホーム画面からの分割表示方法も合わせて活用しましょう。
iPadのマルチタスク機能の使い方〜アプリ切り替え〜
iPadのマルチタスク機能では、iPadがSplit Viewの状態でアプリ切り替えができると、さらに便利に利用することができます。
分割表示中のアプリ切り替え方法
iPadがSplit Viewの状態で、使用しているアプリを切り替えることができます。分割している画面で、再び下からスワイプしてDockを表示させ、切り替えたいアプリを長押ししましょう。
その後アプリを画面にドラッグし、入れ替えたいアプリの上で起動させます。
切り替えたいアプリの上で指を離せば、自動的にアプリが起動して切り替えが完了します。
切り替えたいアプリは、左右どちらのアプリでも行うことが可能です。
iPadでのマルチタスク機能の使い方〜マルチタスク機能(Slide Over)の終了〜
iPadのマルチタスク機能を終了させるには、Split ViewやSlide Overに限らず、いくつか方法があります。
全てのアプリが終了しても良い場合、片方のアプリのみ終了させたい場合など、その場合に応じた終了方法があります。
iPadのマルチタスク機能を終了する方法を間違えてしまうと、使用中のアプリを終了してしまったりする場合もあるので、正しく終了する方法をご紹介します。
マルチタスク機能を終了する方法
iPadのマルチタスク機能を終了する場合で、Split ViewやSlide Overでどちらのアプリも終了しても構わない場合は、特に多くを気にする必要はありません。
右のアプリは終了させたくない、左側のアプリのみ終了させたい、というような片方のアプリのみ終了する場合には注意する必要があります。
この時に間違えた方法をとってしまい、終了したくない方を終了してしまうなど、Split ViewやSlide Overで効率よく行えた作業を台無しにしてしまうことがないように、正しい終了方法を行いましょう。
境界線の中央バーを左から右へスワイプで右側アプリの終了
Split Viewの場合は右側のアプリ、Slide Overの場合は浮いている方のアプリは、スワイプで削除することが可能です。
Split Viewは、境界線である分割線を左から右にスワイプすると、右側のアプリを終了できます。Slide Overでは、浮いている方のアプリのつまみをタップし、そのまま右の画面外にスワイプして隠すことができます。
アプリを終了する場合には、Slide OverをSplit Viewの状態にすると終了することができます。
マルチタスク機能を終了する際の注意点
Split ViewやSlide Overのどちらも、スワイプなどの簡単な操作でマルチタスク機能を終了することができます。しかしiPadのマルチタスク機能の終了方法には、注意しておく必要があることもあります。
左側に起動しているアプリはスワイプでは終了できない
Split Viewでは画面の左側のアプリ、Slide Overでは浮いているアプリの下にある、主となってるアプリは終了することができません。
アプリは左右入れ替えることもできますので、右左と言うよりは「つまみが付いているアプリは終了可能」と覚えておくのがおすすめです。
Slide OverとSplit Viewのつまみが付いている部分です。
iPadでのマルチタスク機能の使い方〜ジェスチャ操作〜
iPadのマルチタスク機能の中には、便利なジェスチャー操作を使用することができます。ジェスチャー操作は、iPadのホームボタンを使用していた操作も、指のみで行うことができる便利な操作方法です。
Split ViewやSlide Overと合わせて、ジェスチャー操作も使用してみましょう。
ジェスチャ操作とは
iPadのマルチタスク機能のジェスチャー操作とは、素早く他のアプリと切り替えたり、ホームに戻ることができる機能です。
ホームボタンを使用しなくても、ホームに戻ることができ、他のアプリとの切り替えが簡単に行うことができます。
ジェスチャ操作でアプリを切り替える方法
iPadのジェスチャー操作を使用して、アプリの切り替えを行いましょう。アプリのジェスチャー操作では、Appスイッチャーを呼び出すと素早いアプリの切り替えや、アプリの強制終了などが可能になります。
Appスイッチャーを呼び出す方法
iPadのジェスチャー操作を使用するのに便利なのが、Appスイッチャーの利用です。Appスイッチャーを呼び出してみましょう。
アプリが起動している画面でDockを表示される場合と同様に、画面の下からスワイプします。この時に画面の中央付近までスワイプするのがポイントです。
iPadの画面で表示されていたアプリの画面表示が少しずつ縮小されます。画面の中央付近までスワイプしたら、指を離します。指を離すと、現在iPadで起動しているアプリが画面に縮小して全て表示されます。
切り替えたいアプリをタップするだけで、そのアプリに切り替わります。Split ViewやSlide Overと合わせて使用すると、さらに多くのアプリを素早く切り替え、操作することができます。
アプリを強制終了する方法
iPadで現在起動しているアプリを強制終了する場合にも、ジェスチャー操作を使用すると簡単です。起動しているアプリを強制終了する場合には、先ほどのAppスイッチャーを呼び出した画面で、強制終了させたいアプリをスワイプで上に押し出します。
これで強制終了が終了します。たくさんアプリを開いたままにしていて、動きが鈍くなってきた場合などにも便利な使用方法です。
iPadのマルチタスク機能を使用すると、簡単に同時に複数アプリの編集や閲覧を行うことができます。画面に並列表示させることができるので、調べものをしながらノートやメモを取ることも、アプリの切り替えなしでも簡単に行うことができます。
マルチタスク機能のジェスチャー操作を使用すことで、iPadのホームボタンの多用もなくなります。iPadがマルチタスク機能の進歩によって、さらに簡単で直感的な操作が可能になりました。