X-アプリ(エックスアプリ)で管理している音楽を簡単にiTunesへ転送する方法を紹介します。X-アプリの曲をアルバム単位でmp3へ変換し、それをiTunesへ取り込むまでの手順をわかりやすく解説します。できない場合の対処法も紹介します。
『X-アプリ(エックスアプリ)』は、音楽、写真、動画などの様々なコンテンツを取り込んで再生・管理・対応機器への転送などをすることができるアプリです。
『X-アプリ(エックスアプリ)』の開発元はソニーです。WalkmanやXperiaなどのソニー製品を愛用している方にはおなじみのアプリではないでしょうか。
パソコン内の音楽や写真、動画を一括管理することができるほか、それらをWalkmanに転送することができます。
もちろん、音楽再生プレーヤーとしても優秀です。
『X-アプリ(エックスアプリ)』ひとつでコンテンツの再生から管理、機器への転送までできるようになっています。ソニーユーザーにとっては本当に重宝するアプリです。
『体験型アプリケーションシリーズ』は、取り込んだコンテンツの編集や演出を行うことができるアプリケーションの総称です。
音楽や写真、動画を一括管理できる『X-アプリ(エックスアプリ)』もこの『体験型アプリケーションシリーズ』に含まれています。
ソニーユーザーに重宝されてきた『X-アプリ(エックスアプリ)』ですが、2017年12月をもってサポート終了となりました。今後は新規ダウンロードができず、アップデートもされないことになります。
とはいえ、パソコンにインストール済みの『X-アプリ(エックスアプリ)』は使えますので、昔からのソニーユーザーにとってはまだまだ使う機会は多いはずです。
WalkmanからiPodに乗り換えたりすると、コンテンツの管理にはX-アプリではなくApple製のアプリ『iTunes』を使うことになります。このような場合は、X-アプリで管理していた音楽をiTunesに転送しなければなりません。
X-アプリからiTunesに乗り換える場合でも、X-アプリの音楽をそのままiTunesに転送することはできないようになっています。その理由は、X-アプリとiTunesでは対応しているファイル形式がそれぞれ異なるからです。
X-アプリで取り込んだ曲は『ATRAC』というソニーが独自に開発した高音質規格で保存されるのですが、このATRACには他社製品との互換性は一切ありません。
よって、ATRAC形式のファイルはiTunesに取り込むことができないということになります。まずはファイル形式を変換する必要があります。
X-アプリの音楽を変換するにはフリーソフトを使います。
X-アプリの音楽を変換する方法をGoogleなどで検索すると、『Media Go』というソニー製のフリーソフトを使った方法がたくさんヒットします。
しかし、この『Media Go』は2018年初頭を以ってサポート終了となっています。それ以降、Media Goのダウンロードは一切できない状態となっています。
そこで、今は『MP3 Conversion Tool』というフリーソフトを使ってmp3に変換することになります。
MP3 Conversion Toolを使うと、ATRACファイルをmp3に変換することができます。ダウンロードの方法や使い方、変換した音楽ファイルをiTunesに取り込む方法もご紹介します。
まずはSony UKのサイトから『MP3 Conversion Tool』をダウンロードします。
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