Apple Watchの機種変更時のペアリング解除からリセット(初期化)・再ペアリング方法まで解説
最新のApple Watchが出たタイミングで機種変更をする人もいるでしょうが、その際にiPhoneとの再ペアリングなどが必要となります。機種変更時のApple WatchとiPhoneの再ペアリング方法などについて解説していきます。
Apple Watchの機種変更時のペアリング解除方法
Apple Watchは次々と様々な機能が追加されていることもあり、機種変更/買い替えを考えている人もいるかと思います。
Apple Watchの機種変更/買い替え時にバックアップは必要?
iPhoneの機種変更/買い替え時には当然ながらデータのバックアップが必要です。そのため、Apple Watchも機種変更/買い替え時には移行するためのデータのバックアップが必要だと思っている人も少なくありません。
バックアップ不要
しかし、Apple Watchには機種変更/買い替え時には文字盤や同期している音楽などのデータのバックアップは不要になっています。もし買い替えた際、そのApple Watchを処分するのであれば、ペアリングの解除などをしてリセットすれば問題ありません。
文字盤や同期した写真/音楽もiPhoneに保存されているため
Apple Watchの機種変更時/買い替え時に文字盤や同期している音楽などのデータのバックアップが不要な理由は、Apple WatchはそもそもがiPhoneとペアリングして利用することが基本となっているためです。
そのため、Apple Watchに設定している文字盤の設定や、iPhoneとApple Watchとで同期している写真や音楽も、保存先はiPhoneです。
Apple Watchはそれの再生などを制御するためのもので、基本的な設定に関してもiPhoneに保存されていますので特別な移行設定などは不要なのです。
Apple Watchの機種変更/買い替え時の移行の流れ
Apple Watchの機種変更/買い替え時に文字盤や同期している音楽などのデータのバックアップが不要とは言っても、Apple Watchのリセット/初期化やiPhoneとのペアリングの解除は必要となります。ここからはそれぞれのやり方を説明していきます。
Apple Watchの機種変更時のペアリング解除方法
まずは、機種変更前に利用していたApple WatchをiPhoneとのペアリングを解除しましょう。Apple Watchのデータバックアップは常にiPhoneにされている状態とは言え、最新のバックアップかどうかは不安も大きいでしょう。
Apple Watchはペアリングを解除した際に最新のバックアップが取られるため、Apple Watchの機種変更/買い替えをした際には旧Apple WatchとiPhoneのペアリングを解除しましょう。
なお、Apple Watchのウォレットアプリに交通系ICカードを入れて利用している場合、ペアリング解除前にウォレットアプリからカードを削除しておいてください。
やり方ですが、Apple Watchのウォレットアプリを開き、削除したいカードを選択します。下の方に「削除」があるため、そこをタップしてカードを削除してください。
Apple WatchとiPhoneのペアリング解除方法の説明に移ります。Apple Watch・iPhoneどちらからもできますが、iPhoneからはペアリングを解除という形で設定をおこないますのでここではiPhoneでのペアリング解除方法を説明します。
まず、iPhoneとApple Watchを近い場所に置き、iPhoneの方でApple Watchのアプリ(Watchアプリ)を起動します。
Apple Watchのアプリを開いたら「マイウォッチ」タブを開き、「すべての Watch」をタップしてペアリングを解除したいApple Watchの横にある「i」に丸がついたマークをタップしましょう。
一番下までスクロールして「○○(Apple Watchの名前)とのペアリングを解除」をタップしてください。
セルラーモデルを利用していてモバイル通信プランを適用している場合はモバイル通信プランを残すかどうかの設定画面が表示されます。
今回は機種変更が目的なのでApple WatchとiPhoneの再ペアリングは旧Apple Watchではおこなわないため、プランの削除をしておきましょう。
最後にApple Watchに紐づけされているApple IDのパスワードを入力してアクティベーションロックを解除して「ペアリングを解除」をしてください。
Apple Watchの文字盤や写真/音楽などの同期されているデータは最新のものがApple Watchにバックアップが作成されます。Apple Watchの方はリセット/初期化がされ、Apple Watch自体の再起動がおこなわれます。
Apple Watchの機種変更時のリセット(初期化)方法
前述したApple Watchのペアリング解除のタイミングで、Apple Watchのリセット/初期化が行われます。アクティベーションロックを解除せずにApple Watchのリセット/初期化をしたい場合はApple Watchの方からリセット/初期化が必要です。
アクティベーションロックというのはApple Watchを他の人が使うことができるようにするロック解除で、もしアクティベーションロックを解除しないまま他人に譲渡するとその他人は前の利用者のApple IDを利用しないと解除ができないのです。
もし機種変更後にApple Watchの売却を考えているのであれば、Apple Watchのリセット/初期化だけでなくiPhoneからのアクティベーションロックの解除もできる前述の方法を利用してください。
Apple Watchのリセット/初期化だけをする場合のやり方ですが、Apple Watchのアプリ一覧(画面にアプリアイコンがたくさん表示されている画面)で歯車マークのアイコン/設定アプリを開いてください。
その設定アプリで「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。セルラーモデルの場合はモバイル通信プランを維持するかどうかの設定画面が表示されます。
こちらも、そのApple Watchを再ペアリングするのであれば維持を、最ペアリングしないのであれば削除をしておいてください。その後「すべて削除」をタップしてApple Watchのリセット/削除を確定してください。
前述したようにこの方法ではApple Watchのアクティベーションロックはできないようになっています。
そのため、もしApple Watchの方でリセット/初期化をおこなった場合でアクティベーションロックをしたい場合はApple WatchとiPhoneを再度ペアリングして、前述した方法でアクティベーションロックを解除してください。
Apple Watchの機種変更時の再ペアリング方法
機種変更後の新しいApple WatchとiPhoneのペアリング方法も説明します。文字盤や同期している音楽などのデータ移行もペアリングする段階で自動的におこなわれますので、手間のかかる移行設定などはしなくても大丈夫です。
Apple Watchの機種変更をした際のペアリング方法ですが、まずはApple Watchの電源を入れてください。iPhoneとApple Watch同士を近づけ、iPhoneでWatchアプリを起動します。
「マイウォッチ」で「すべてのWatch」をタップし、「Watchを追加」をタップしましょう。Apple Watchの設定画面が開くため、「自分用」もしくは「ファミリーメンバー用」のいずれかを選択します(基本は「自分用」でOKです)。
iPhoneの方でカメラが起動しますので、枠内にApple Watchが入るように映してください。ペアリングが完了するとデータの移行/バックアップからの復元が可能になります。
「バックアップから復元」をタップするとApple Watchのバックアップ一覧が表示されますので、移行したいものをタップして「続ける」を押してください。
利用規約への同意をおこない、ワークアウト追跡やSiriの利用、Apple Watchの解析のAppleへの送信設定などの許可などをおこないます。
その後、文字サイズやアクセシビリティ、Apple Watchのパスコードなどの設定が表示されますので使いやすいように設定を行えば完了です。
最後に
Apple Watchは、自動的にiPhoneの方にバックアップが取られるため、特定のバックアップ作業などは必要ありません。ペアリングの設定も難しくありませんので、この記事で説明したやり方を参考にしながら機種変更時の設定をおこなってみてください。