DiscordのBotの作り方は比較的簡単です。専門的な知識がそれほどなくても作成できます。この記事では、DiscordのBotの作り方の手順と作成してBotの導入と設定方法、Botがオフラインにならないようにするための方法などについて詳しく解説します。
DiscordではBotを作成して導入することができます。Botを導入することで、常時オンラインで稼働できるBotの設置なども可能になります。
DiscordのBotの作り方は、それほど高いプログラミングコマンドの知識などがなくてもできるので、ぜひ興味のある方は作成して導入してみましょう。
Discordでも導入できるBotとはどのようなものなのでしょうか。Botについて解説します。
Botとは、Discordだけでなく現在さまざまなところで使われています。Botとは、特定のタスクをその都度コマンドを入力しなくても、自動で実行できるように設定するアプリケーションのことです。
チャットに誰かが入室してきたら、コマンドを入力しなくても自動で挨拶文を送るようにできるBotや、ゲーム配信中に視聴者が入力したコメントを自動で読み上げてくれるBotなど、Botを活用することでさまざまな機能を自動でできるようになります。
Botを24時間常時オンライン状態に設定できれば、管理者がオフライン時でもBotがオンラインで自動稼働して、オフラインの管理者の代わりにタスクを実行してくれます。
DiscordでBotを導入するとどのようなことができるようになるのでしょうか。DiscordのBotでは多くの機能を導入できますが、その中でもよく使われている主な4つの機能について詳しく見ていきましょう。
DiscordにBotを導入することでできるようになることの一つは、テキストの自動読み上げです。Discordにコメントが入力された時に、自動読み上げするように設定したBotを導入していると、入力されたテキストをBotが自動音声で読み上げてくれます。
テキストの自動読み上げ機能のBotを導入していると、ゲーム配信などで書き込まれたコメントに目を通すことができない時でも、コメントをBotがその都度読み上げてくれます。目が離せない状況でも、誰がどのようなコメントを書き込んだのかすぐにわかるのでとても便利なBot機能です。
Discordのテキストチャットでは、様々なコマンドを利用することができます。Discordのコマンドは文字を太字にしたり斜体にしたりするコマンドがあらかじめ決まっていますが、Botでは通常のコマンドとは別に、特定のコマンドを入力したら特定のテキストが自動で入力される、といった設定を導入できます。
例えば、日本語のチャットではあまり使わない「$」や「#」などの記号をコマンドとして設定したキーワードの先頭につけると、設定したコマンドが実行されるように設定できます。
コマンドでのテキスト入力ができれば、入室者が入ってきたときの挨拶文などを簡単なコマンド入力っだけで表示できるようになります。よく使うテキストは、コマンド入力にしてしまうと入力の手間が楽になります。
コマンドはDiscordのサーバーに導入されたBotごとに違うので、その都度参加するサーバーで使われているBotのコマンドを覚えなくてはいけません。しかし、Botを導入した管理者が、どのようなコマンドを導入しているのかをまとめたヘルプなどを簡単に表示できるように設定している事が多いので、初めて参加するサーバーのチャットでも、コマンドの使い方に困ることはあまりありません。
DiscordのBotには、ユーザー同士の会話を和ませられる機能を追加することもできます。例えば、雰囲気が固くなりがちなチャットに、定期的に場を和ませるようなつぶやきを投稿するBotなどを導入できます。誰かがテキストチャットに書き込むと相槌を打ってくれたり、適当に返事をくれたりするBotを作成して導入することもできます。
また、DiscordのBot機能では翻訳機能も追加できます。特定の言語を自動でBotで翻訳できるように設定できるBotなどがあります。無料で利用できる翻訳Botもあります。
Discordでは公開されているサーバーであれば、いつでも誰でもチャットに参加できます。翻訳Botが導入されて入れば、言葉の壁はなくなり世界中の人とチャットができるようになります。
会話を和ませたり、翻訳機能が追加されたBotによって人々の交流の輪を大きく広げることができます。
DiscordにBotを導入することで、管理人のサーバー管理の手間の一部をBotに代行させることができるようになります。Discordでサーバーを設置していると、荒らし対策に追われることがあります。管理者がオフラインのときでも、Botを常時オンラインにしておくことで、オンラインでのBotがサーバー管理を代行してくれるので、管理の手間を大幅に軽減できます。
Botで役職の追加はサーバー内のメンバーに限定したり、管理人がオンラインでないときでもメッセージの自動削除機能の追加、自動編集機能などの追加が可能になります。特定の言葉をフィルターとして設定しておき、Botによってフィルターに引っかかったメッセージは自動で削除できるBotなどもあります。
管理人がサーバー内を常に巡回していなくても、Botを常時オンライン状態にして稼働させておけば、管理人がオフライン状態のときでも、Botがサーバーを巡回して管理してくれます。
ここからDiscordのBotを作成して追加してインストールする方法を順番に見ていきましょう。Botの追加の手順は順番に解説していきますが、DiscordのBot作成とインストールには、Discordの他にWebアプリ作成サービスのGlitchとGoogleアカウントが必要です。まずは、Discordでの設定方法から見ていきましょう。
DiscordでBotを作成しようとしているのであればすでにDiscordアカウントは取得済みでしょう。DiscordのBot用アカウントのDiscordのDeveloper Portalへアクセスし、現在所有しているDiscordアカウントでログインします。
DiscordのDeveloper Portalへログインしたら、画面の右上の「New Application」をクリックします。
新しいアプリケーションの名前の入力画面が開きます。これから作成するBotの名前を「Name(名前)」に入力して、「Create(作成)」をクリックします。
これで新しいDiscordのBot用アカウントの作成ができました。画面の左ペインの「SELECTED APP」に作成したBot名が表示されているか確認しましょう。
次にBotのアプリケーションを作成していきます。
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