サイトなどへのログイン時以外で「私はロボットではありません」が出ることがあり、ウイルス感染を思わせる悪質な表示がされることがあり明日。「私はロボットではありません」でウイルス感染するのか、「許可」してしまった際の対処法とともに解説していきます。
「私はロボットではありません」という表示を、本来表示されるはずのない場所で見かけることが増えています。
通常、「私はロボットではありません」というのは上記のようなものを指します。Webサイトへのログインやフォームの送信時などに利用されるGoogleが提供するセキュリティ機能です。
しかし、Googleなどでのネット検索中にそれとは異なる不気味なロボットの画像とともに「ロボットではない場合は許可をクリック」と表示されます。
通常の正常な「私はロボットではありません」の場合は人であることを示すためのものですが、「ロボットではない場合は許可をクリック」は通知を許可するためのポップアップです。
なお、Google検索時に通常の「私はロボットではありません」が表示されることもありますが、これはGoogleに対し大量に通信をおこなったり不正プログラムを利用していると疑われる場合に表示されます。
また、更新ボタンの連打なども該当しますし、ウイルス感染で表示されることもありますが、通常の「私はロボットではありません」についてはこの記事では割愛します。
不気味な、もしくは変なロボットの画像とともに「ロボットではない場合は許可をクリック」と表示される場合、画面中央より右にそのロボットが表示されます。
上記のツイートにあるようなロボットの他に、可愛らしい見た目のロボットである場合もありますし、男性のイラストが表示されることもあるようです。
そして通知画面に「○○(※サイトのURL)が許可を求めています」と表示され、「許可」と「ブロック」のいずれかのボタンをクリックするよう促されます。
こういった表示がされた場合、ブロックをクリックしても詐欺サイトに飛ばされることもありますので、タブやブラウザを閉じる対応をすればOKです。
この表示のがされた場合、この時点でウイルスに感染したということではありませんのでその点は安心してもらって大丈夫ですが、もしこの指示に従って「許可」をクリックしてしまった場合、いろいろな問題が浮上します。
まず、ブラウザに通知を許可しているため、ブラウザを通じて通知が送られる可能性が非常に高いです。
これは「ブラウザ通知スパム」と呼ばれるもので、PCではデスクトップ通知がポップアップで通知されますし、スマホの場合はステータスバー上にいくつもの通知が表示されることにもなります。
その内容が「コンピューターがウイルスやマルウェアに感染しています」などの詐欺警告であることもあり、鬱陶しいだけでなく非常に厄介です。
その通知を開くと、様々なウイルスなどをばらまく不正なサイトや詐欺サイトに飛ばされる、アダルトサイトに飛ばされるというようなことがあります。無視すれば問題ないとは言え、ストレスでしかありません。
今まさに「許可」してしまってウイルスが云々などの通知が来ている、という人は不安が大きいでしょうが、あくまで通知が来ている時点でウイルス感染している可能性は低いです。そのため、次で説明する対処法を実行して送られてくる通知をシャットアウトしましょう。
対処法は簡単で、ブラウザで許可してしまった通知をブロック/削除するだけです。Chromeの場合、Chromeの設定から「プライバシーとセキュリティ」で「サイトの設定」を開きます。
「権限」項目にある「通知」をクリックしましょう。
「通知の送信を許可するサイト」の中で原因となっているサイトの右横の︙をクリックします。
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