ガレージバンドはApple社が開発した作曲・録音アプリです。手軽ながら本格的な楽曲製作までできる人気アプリですが、Androidスマホでは使えません。そこで、この記事ではAndroidスマホでもガレージバンドのように使えるアプリをご紹介します。
DTM(デスクトップミュージック)という言葉をご存知でしょうか?コンピューターを使って作曲、録音することを意味する言葉です。このように説明すると難しく感じる方もいるでしょう。
けれど、そんなことはありません。SNSや動画配信サイトの普及に伴って、DTMの技術的、経済的なハードルは昔では考えられないくらい下がり、手軽に始められるようになりました。
DTMには、前提としてDAW(作曲、録音ソフト)が必要になります。その中でも最も有名なものが、GarageBand(ガレージバンド)というソフト(アプリ)です。
冒頭から難点を指摘するなんて無粋ですが、GarageBandは初心者の方でも使いやすく、しかも無料で使えるため人気の理由はうなずけます。問題なのは、「Androidでは使えない」というところです。
この記事の趣旨は、Androidスマホの方でも使いやすいGarageBandのようなソフトをご紹介することです。そのため、まずはGarageBandを使うとどのようなことができるのか?ということをご紹介します。
GarageBandはiOS(iPhoneなど)やMAC OSの端末で使用できるアプリです。特徴を最もシンプルに挙げると、「誰でも手軽に多彩な機能を使って作曲することができる」という点です。
GarageBandを使えば、ペンツールを使って絵を描くように音を打ち込むことができます。当然それを保存(録音)することができます。
リアルタイムで録音する必要がないので(もちろんリアルタイム録音も可能です)、楽器を弾けなくても作曲ができます。
GarageBandには楽器の音色を再現した内臓音源がたくさん収録されていて、それらを組み合わせれば一人でも作曲、録音することができます。
全く楽器の知識がない人も安心です。ガレージバンドにはピアノなどの和音やドラムパターンがプリセットされていて、作成した部分は自由にコピー→ペーストできるので、パズルのように組み合わせているだけで「それっぽい」形に作曲、録音することが可能です。
ガレージバンドの良さをまとめると、「楽器や作曲ソフトに詳しくない方でも、一人で簡単にある程度のクオリティの作曲、録音ができる」ということになります。もちろん慣れてきて時間を使えば本格的な作曲活動も可能です。
Androidスマホを使っている方も安心してください。Android対応アプリの中にもガレージバンドと似た機能を持つアプリがあります。
今回はAndroidスマホでもガレージバンドのように使えるアプリを3つご紹介します。1つ目はAndroidのWalk Bandというアプリです。上の画像がメイン画面ですが、とても直感的な操作が可能な点がAndroidのWalk Bandのよいところです。
AndroidのWalk Bandには、ギター、ベース、ドラム、キーボードの4つの楽器を、画面をAndroidをタップすることで演奏することができます。
音色の方はさすがに本物どおりとはいきませんが、例えば鍵盤であってもピアノやシンセサイザーといったように種類を変えることができ、さらに無料で追加音源をダウンロードすることも可能なので、かなり自分好みの音に近づけることができます。
また、コードを呼び出すこともできるので、リズムに合わせてタップするだけでAndroidで作曲できます。
一つ一つの楽器をAndroidのWalk Bandで演奏することも楽しいですが、録音したトラックに別のトラックを重ねることができ、Androidを簡易的なDAWのように作曲、録音に使うことができます。
【マルチトラックシンセ】をタップし、メトロノームに合わせて各パートを録音するだけで、自動的にAndroidに保存されます。これを繰り返していくだけで手軽に曲が作れます。もちろんSNSでシェアすることもできます。
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