家の中や外出先で、「iPhoneが定規になって長さを測れたらいいのにな」と思った事がありませんか?今回はお手持ちのiPhoneを定規に変えてしまう便利なプリセット機能や、「Flying Ruler」をはじめとするiPhone用の定規アプリをご紹介します。
iPhoneに初めからインストールされている標準アプリのひとつに、「計測」というアプリがあります。これはお手持ちのiPhoneが定規(ものさし)になってしまう、とても便利なスケールアプリなのです。
定規アプリの「計測」を使用するには、2018年9月18日にリリースされた「iOS12」がiPhoneにインストールされている事が必須になります。
iOS12の対応機種は下記の表の通りです。
【iPhone】 | 【iPad】 | 【iPod touch】 |
---|---|---|
iPhone 5S | iPad mini 2 | iPod touch 第6世代 |
iPhone 6, 6 Plus | iPad mini 3 | |
iPhone 6S, 6S Plus | iPad mini 4 | |
iPhone SE | iPad Air | |
iPhone 7, 7 Plus | iPad Air 2 | |
iPhone 8, 8 Plus | iPad 第5世代 | |
iPhone X | iPad 第6世代 | |
iPhone XS, XS Max | iPad Pro 9.7インチ | |
iPhone XR | iPad Pro 10.5インチ | |
iPad Pro 11インチ | ||
iPad Pro 第1世代 | ||
iPad Pro 第2世代 | ||
iPad Pro 第3世代 |
iOS12をインストールしていても、実はAR(=拡張現実)を利用するのに必要な機能である「ARKit2」に対応していなければ標準の定規アプリ「計測」は使用出来ません。ARKit2に対応している機種はこちらの表の通りです。
【iPhone】 | 【iPad】 |
---|---|
iPhone SE | iPad 第5世代 |
iPhone 6S, 6S Plus | iPad 第6世代 |
iPhone 7, 7 Plus | iPad Pro(全て) |
iPhone 8, 8 Plus | |
iPhone X | |
iPhone XS, XS Max | |
iPhone XR |
2016年3月31日に発売され、今もなお根強い人気を誇る4インチサイズのiPhone SEも、iOS12とARKit2に対応しているため標準の定規アプリ「計測」を使用する事が出来ます。
小さめで携帯性の高い端末だからこそ、定規(ものさし)代わりになるのはとても便利ですね。
それでは、iPhone標準の定規アプリ「計測」を使って物の長さを測る方法をご紹介します。
ホーム画面にある「計測」のアプリを見つけて、タップします。定規のメモリの絵柄が特徴です。見つからない場合は、ホーム画面に「便利ツール」というフォルダがあればその中を探してみて下さい。
それでも見つからない場合は、App Storeで「計測」と検索して「開く」をタップすると起動出来ます。
計測アプリを起動すると、すぐに「iPhoneを動かして開始」と表示されます。計測したいものを画面に収めながら、iPhoneを上下左右に動かして下さい。すると、計測可能な状態の画面に移行します。
正方形・長方形の物を測る場合は、画面に表示される「矩形を追加」の文字の下にある+ボタンをタップすると辺の長さが一度に表示されます。
辺以外の部分を計測したい場合は、右上のゴミ箱アイコンをタップすると、任意の二点の長さを測れるモードに切り替わります。
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