この記事では、iPhoneで自動ロックの設定を変更できない場合の原因と対処法をご紹介します。iPhoneのモード設定に伴うケースから、それ以外に考えられる自動ロック設定が変更できない原因と対処方法を、具体的な手順をあわせてわかりやすくご紹介します。
自動ロック機能とは、iOS9以降に搭載されたiPhoneの機能で、一定時間操作をしなかった時にiPhoneを自動でスリープ状態にするものです。ロックされるまでのタイマーは、最短30秒、以降1分から~5分までの1分間隔で、自分の好きな長さに設定できます。
この自動ロック機能は、iPhoneの使用モードやインストールしたアプリの影響によって、スリープまでの時間設定が変更できないケースが発生します。
まず、iPhoneを低電力モードを使っている場合です。低電力モードでは、バッテリー消費を抑えるためにバッテリー設定の自動ロックタイマーが30秒に固定され、変更ができません。
「おやすみモード」とは、iPhoneへの通知や着信を知らせないようにするためのモードです。所定の時間を設定し、着信、通知をしないようにすることができます。おやすみモードが機能している時も、自動ロックのタイマー設定ができないケースがあります。
自動ロックは、iPhoneを一定時間でスリープ状態にしてセキュリティーを確保するという目的があります。スリープモードに移行するタイマー設定は「なし」にもできますが、これは手動操作でスリープモードにするのを忘れた時に閲覧されるリスクがあります。
特定のアプリをiPhoneにインストールした際、そのアプリのセキュリティー仕様の影響で、自動ロックのタイマーを「なし」に設定できなくなる場合があります。
低電力モードでiPhoneを使用している場合は、の自動ロックのタイマーを30秒から変更することができません。設定変更画面では上の画像にように「自動ロック」の項目がグレー文字表示になり、タップしても操作が効かない状態になります。
この場合、元通り自動ロックのタイマーを変更できるようにするには、バッテリー設定で低電力モードの解除が必要です。
自動ロックのタイマー変更できない原因が、低電力モードによるものかどうかは、iPhone画面右上のバッテリー表示を確認すればわかります。通常「白色」の電池マークが「黄色」になっている場合、低電力モードです。
iPhoneのホーム画面から設定アプリを開き、設定アプリ画面を下へスクロールして、「バッテリー」をタップします。
バッテリー設定画面が開くので、「低電力モード」をタップして「オフ(白)」に変更します。
以上で低電力モードが解除され、自動ロックのタイマー設定が変更可能になります。なお、自動ロックのタイマーを30秒以外に変更して低電力モードを使用することはできません。
おやすみモードの使用中も、同様に自動ロックの設定が変更できないケースがあります。この場合も、低電力モードと同様、おやすみモードを解除すれば解消されます。
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