APPLE COM BILLの請求はクレジットカードの不正利用？購入履歴の確認方法を解説！

クレジットカードでの支払いはとても便利ですが、請求書をこまめにチェックしていないと、スキミング被害やフィッシング詐欺被害にあってしまい不正利用されることもあるので注意が必要です。

そのために、近年はクレジットカードの明細を細かくチェックする人が増えているようですが、そのような人たちの中から、「APPLE COM BILL」からの請求に覚えがないという声が上がっています。

特に、iPhoneやiPad、MacといったApple製品のユーザーに対して「APPLE COM BILL」から請求されることが多いようですが、この「APPLE COM BILL」とはどのようなものなのでしょうか。

不正請求の可能性はあるのでしょうか。この記事では、「APPLE COM BILL」からの請求について詳しく解説します。

クレジットカードの明細に記載される「APPLE COM BILL」という請求元は、不正利用ではありません。Apple社から何らのコンテンツを購入したときに請求元として記載されるのが「APPLE COM BILL」です。

「APPLE COM BILL」からの請求があっても安心して大丈夫です。

どのような場合に「APPLE COM BILL」から請求されるのでしょうか。

「APPLE COM BILL」が請求元として記載されるのは、iPhoneやiPad、MacのアプリストアであるApp Storeでアプリを購入したり、何らかの課金をした場合と、Appleの音楽や動画、電子書籍、アプリの配信プラットフォームであるiTunes Storeでコンテンツを購入した場合です。

App Storeで何らかの課金や、iTunes Storeで何かを購入した場合には、「APPLE COM BILL」がクレジットカードに必ず記載されるので、頭に入れておくといいでしょう。

「APPLE COM BILL」からの請求はAppleから何らかのコンテンツを購入しているといわれても、何も購入した覚えがないという人も多いようです。

そのために、「APPLE COM BILL」からの請求はクレジットカードの不正利用ではないかと疑ってしまう人も少なくありません。

しかし、クレジットカードの不正利用を疑う前に確認した方がいい点があります。ここからは、「APPLE COM BILL」の請求について確認するべき点を解説します。

「APPLE COM BILL」からの請求でクレジットカードの不正利用を疑う前に、本当に、AppleのアプリやiTunesのコンテンツを購入していないか、よく確認してみましょう。Appleからの購入を確認するべき点をいくつか解説します。

まずは、自分のiPhoneでアプリやiTunesのコンテンツを購入していないか確認してみます。

iPhoneで「設定」アプリを開きます。

設定画面の一番上に表示されているユーザー名をタップします。

「メディアと購入」をタップして「アカウントを表示」を選択します。

「購入履歴」をタップします。Appleからアプリや音楽などのコンテンツを購入していれば、こちらの購入履歴で確認できます。

iTunes Storeでの購入がないかも確認しておきましょう。iPhoneでiTunes Storeを起動します。

画面右下の「その他」をタップします。

「購入済み」をタップすると、音楽や動画などを購入したコンテンツが表示されるので、「APPLE COM BILL」からの請求内容と照らし合わせて確認してみましょう。

ポイ活アプリなどをやっていると、サブスクリプションで月額課金のあるアプリの無料体験などのキャンペーンに応募することがあります。サブスクリプションの無料お試しを登録したあとで、無料期間が終了して課金されている可能性もあるので、そちらも確認してみましょう。

iPhoneで確認する場合には、上記の「自分のiPhoneでコンテンツの購入を確認する」と同じ手順で「メディアと購入」まで進みます。

「サブスクリプション」をタップすると、自分のApple IDで登録されているサブスクリプションサービスを確認することができます。不要なサブスクが登録されて有料課金されていないか確認してみましょう。

Appleでは、家族をファミリー共有のメンバーに設定すれば、全てのコンテンツの支払を管理者のクレジットカードにまとめることができます。

自分でAppleのコンテンツを購入した覚えがなくても、ファミリー共有を設定している家族が購入した場合には、「APPLE COM BILL」からの請求としてクレジットカードの明細に記載されるので、ファミリー共有での購入がないかも確認しましょう。

ファミリー共有での購入はこちらのリンク先から確認できます。

Apple IDでサインインして、家族の名前をクリックします。購入したコンテンツがあると確認できるので、クレジットカードの明細の内容と照らし合わせて確認しましょう。

自分の購入、解約を忘れていたサブスクリプション、家族の購入のいずれも該当するものがなかったり、記載されている内容に覚えがない場合にはどうしたらいいのでしょうか。

その場合には、Apple社とクレジットカード会社に問い合わせすることをおすすめします。

Apple社への問い合わせはこちらのリンクからできます。

リンク先にアクセスしたら「請求とサブスクリプション」を選択して、購入した覚えがないのに「APPLE COM BILL」からの請求が来ている旨を伝えましょう。Appleの方で調査をして、状況によっては請求のキャンセル処理などを行ってもらえます。

また、Apple社の方からクレジットカード会社への連絡をするようにいわれる可能性もあります。

スキミングやフィッシング詐欺が疑われる場合には、クレジットカードそのものを無効化する必要もあるので、必要に応じてクレジットカード会社の緊急連絡先へも連絡しましょう。

クレジットカードの詐欺被害が多発している現在、身に覚えのない請求があると不安になってしまうのは当然です。しかし、「APPLE COM BILL」自体はApple社からの正規の請求なので基本的に問題はありません。

「APPLE COM BILL」からの請求の覚えがない場合でも、慌ててクレジットカード会社に問い合わせをする前に、iPhoneやiTunesでコンテンツを購入していないか、サブスクが有料期間にはいっていないか、確認してみましょう。

それでも確認できない場合には、速やかにApple社とクレジットカード会社へ問い合わせることがおすすめです。