JR東日本は公式LINEアカウント「JR東日本Chat Bot」での新しいサービスとしてLINEチャットでの「お忘れ物チャット」を提供開始しました。「お忘れ物チャット」はLINEチャットで問い合わせをすると結果をプッシュ通知でお知らせしてくれる便利な機能です。
JR東日本は3月27日、同社が運営する公式LINEアカウントである「JR東日本Chat Bot」での新しいサービスとして、忘れ物の問い合わせをLINEチャットで受け付ける「お忘れ物チャット」の提供を開始しました。
これまでJR東日本の公式LINEアカウント「JR東日本Chat Bot」では、路線の運行情報やコインロッカーの空き状況などの情報をLINEで取得できました。さらにこの「お忘れ物チャット」機能が加わり、駅や電車内の忘れ物の問い合わせまで行うことができます。
このサービスはLINE公式アカウント「JR東日本 Chat Bot」のメニューにある「お忘れ物のお問い合わせ」ボタンから利用できます。
この「お忘れ物チャット」は、公式LINEアカウント「JR東日本 Chat Bot」を友だちに追加することで利用することができます。
LINEアプリの「友達追加」の画面からQRコードを選び、上のQRコードを読み込むと友だちに追加することができます。またはJR東日本アプリから「実験に参加する」を選ぶ方法でも友だちに追加できます。
「JR東日本Chat Bot」を友だちに追加すると、アクセス権限を確認する認証画面が表示されます。注意事項よく読み、「同意する」をタップして利用を開始しましょう。
この「お忘れ物チャット」では、ユーザーはチャット下部のメニューから「お忘れ物のお問い合わせ」を選び、忘れ物をした日時や場所、忘れ物の特徴などをチャットで入力して利用することができます。
「お忘れ物チャット」はChot Botが尋ねる質問に必要事項を入力して答えていくだけなので、初めての利用者でも簡単に操作できます。また電話が苦手な人も安心して利用できるので、気軽に問い合わせできるでしょう。
JR東日本はこの問い合わせ内容を自動受信し、入力された内容を元にオペレーターが検索します。忘れ物が発見された場合や申告内容に近い品物が見つかった場合には、保管されている駅をLINEのプッシュ通知で知らせてくれます。
忘れ物が見つかれば、保管されている駅へ向かい確認後受け取ることができます。この「お忘れ物チャット」ではシステムで探し物の該当がない場合にもその旨の通知は届きますので安心です。
なお「お忘れ物チャット」サービスは当面は試用期間としていて、問い合わせできる忘れ物の対象品目は「財布類」のみとされています。
試用期間は受け付け時間は午前11時から午後4時まで限定となっていて、回答は翌日以降になる場合もあると言います。今後サービスが拡大する場合はJR東日本 Chat Botのプッシュ通知でお知らせがあるようです。
もし受け付け時間外で問い合わせを急ぐ場合は、JR東日本お問い合わせセンター(お忘れ物)へ連絡をするようにしましょう。
これまで駅や電車内の忘れ物の問い合わせは窓口や電話で受け付けていましたが、今後はLINEチャットによって手軽に問い合わせができるようになりました。電車内で忘れ物をしても、問い合わせるのが面倒な人や何となく気が引ける人も多いでしょう。
「お忘れ物チャット」はうっかり忘れ物をしがちな人にはありがたいサービスです。今後対象品目も財布だけでなくスマホなどの貴重品が追加されることを期待したいものです。