【Windows10】「Windows PowerShell」とは何かくわしく紹介!

今回の記事では、「Windows PowerShell」についての情報をお届けしていきます。Windows PowerShellの概要や特徴、また起動方法等をこの記事で確認していきましょう。Windows1110ユーザーの方はぜひご覧ください。

目次

  1. 1【Windows10】Windows PowerShellの概要
  2. マイクロソフトが開発したCUIのシェル
  3. 2【Windows10】Windows PowerShellの特徴
  4. Windows10に標準搭載
  5. 文法/用法が共通している
  6. .NET Frameworkが使える
  7. あらゆるデータにアクセスできる
  8. GUI上に開発環境が用意されている
  9. 3【Windows10】Windows PowerShellとコマンドプロンプトの違い
  10. コマンドレットで操作する
  11. コマンドプロンプトのコマンドも使用可能
  12. 4【Windows10】Windows PowerShellの起動方法
  13. スタートメニューから起動
  14. 検索ボックスから起動
  15. コンテキストメニューから起動
  16. 5【Windows10】Windows PowerShellのコマンドレット
  17. 基本的なコマンドレット
  18. 標準で用意されているエイリアス
  19. ヘルプでコマンドレットの使い方を表示可能
  20. パイプラインの使い方
  21. オブジェクトの使い方
  22. プロパティの使い方
  23. メソッドの使い方
  24. 変数の使い方
  25. 関数の使い方
  26. 6【Windows10】Windows PowerShellでスクリプトを実行する方法
  27. スクリプトファイルの作成
  28. ポリシー変更でスクリプト実行を許可
  29. スクリプトの実行
  30. 合わせて読みたい!Windows10に関する記事一覧

【Windows10】Windows PowerShellの概要

Windows10ユーザーの皆さんは、「Windows PowerShell」をご存知でしょうか?はじめて聞いたという方も少なくはないでしょう。今回の記事では、Windows PowerShellの情報をお届けしていきます。

Windows PowerShellは、Windows上でおこなう操作を「自動化」できるGUIのこと。.NET Frameworkが使えて、使いこなすことができれば日々行っている業務の時短を図れます。

GUIとは?.NET Frameworkとは?…と、聞き馴染みのない単語に困惑する方も多いと思います。この記事では、Windows PowerShellについて。また、Windows PowerShellに関わることについてを詳しく紹介していきます。

Windows PowerShell - 公式ページ

マイクロソフトが開発したCUIのシェル

まずは、Windows PowerShellの概要を説明していきます。Windows PowerShellとは、Windows7から標準搭載されているGUIのことです。コマンドレットによる操作が可能です。

GUIとは

GUIとは、「キャラクターユーザーインターフェース」の略の事を指します。

GUIのキャラクターとは、「文字」の事を言います。文字を入力することで、プログラムを動作させることができるのです。文字を入力してプログラムを動かすものであれば、「コマンドプロンプト」も存在します。

しかしコマンドプロンプトでは、Windows上の機能・動作を使いこなすことができません。Windows PowerShellは、コマンドプロンプトよりも使いやすいGUIなのです。

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【Windows10】Windows PowerShellの特徴

上記では、Windows PowerShellの概要についてを紹介しました。.NET Frameworkで動く、コマンドプロンプトよりもコマンド操作のしやすいGUI。概要を見て、何となくイメージをつかむことはできたでしょうか。

続いては、Windows PowerShellの特徴についてを紹介します。概要をさらに掘り下げて、Windows PowerShellの特徴となる点を順に紹介していきます。

概要と共通する内容もあるかと思いますが、特徴それぞれの詳細を確認してみてください。Windows PowerShellの特徴は以下のとおりです、ご覧ください。

Windows10に標準搭載

まず特徴として挙げるのは、Windows PowerShellは、Windowsの「標準搭載」という点です。標準搭載で、外部のツールという訳ではないので安心して使用することができます。

標準搭載のGUIではコマンドプロンプトも挙げられるのですが、コマンドプロンプトよりも性能は高いです。また、標準搭載のGUIではWindows PowerShellの後続、「PowerShell Core」もリリースされています。

PowerShell CoreはWindowsの標準搭載GUIですが、こちらはMacやLinuxでもインストール・使用することが可能です。Windows10では、標準搭載であるこれらのGUIを状況によって使い分けると良いでしょう。

文法/用法が共通している

Windows PowerShellは、「文法・用法」が共通しているのがわかりやすいと評判です。Windows PowerShellでは「コマンドレッド」というものを使用します。

このコマンドレッドは、法則に従って作られているのが特徴的です。【動詞】-【名詞】のパターンで名前が付けられているのです。この共通により、命令する操作が英単語の意味で理解することが可能です。

逆を言えば、自分が命令したい操作を英単語から考えることもできます。コマンド操作は入力する文字が中々覚えられず苦労します。Windows PowerShellであれば、中々コマンドが覚えられないという方でも始めやすいかと思います。

.NET Frameworkが使える

概要でも説明した、「.NET Frameworkが使える」のもWindows PowerShellの特徴です。.NET Frameworkが使えるというよりは、.NET FrameworkがWindows PowerShellの動作条件になっているというのが正しい言い方かもしれません。

.NET Frameworkとは、アプリを管理するランタイム実行環境のことを指します。Windows PowerShellは、共通言語ランタイムという、.NET Frameworkを実行するための仮想マシンで動いているツールなのです。

コマンドプロンプトよりも使い勝手が良いのは、この.NET Frameworkを使えることが理由のひとつでもあります。.NET Frameworkについて詳しく知りたい方は、ぜひ検索をかけてみてください。

あらゆるデータにアクセスできる

また、あらゆるデータにアクセスが可能という点もWindows PowerShellの特徴です。ファイルシステムやレジストリ、スクリプト変数…関数…など、さまざまなデータに「ドライブ」として、Windows PowerShellはアクセスできます。

ドライブからデータファイルにアクセスするという手軽な感覚で、データを見たりすることができます。コマンドプロンプトではこうはいきませんでした。

データの閲覧が楽になったことで、一部の操作がより簡単におこなえるようになりました。この特徴は、用途次第では非常に強みになります。

GUI上に開発環境が用意されている

GUI上に開発環境が用意されているというのも大きな特徴です。一部では「ゆとり仕様」の開発環境とも言われています。Windows PowerShellは、”ISE”という総合開発環境が備わっています。

この総合開発環境では、コマンドレット・スクリプト・デバックなどの操作が可能です。また、GUIの画面上でPowerShellを使うことができるのも特徴。

スクリプティングとプロンプトがひとつの画面で分かれており、コマンドレットで何か問題があれば「ヘルプ」も表示されています。初心者にもありがたい開発環境だと言えるでしょう。

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この記事のライター
夏石望央
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