AviUtlのエフェクトを一覧で紹介!使い方も解説!

無料でダウンロードすることができる動画編集ソフトのAviUtlには、様々な種類のエフェクトがあります。代表的なAviUtlのエフェクトの種類を大まかな一覧で紹介します。エフェクトの使い方や掛け方、削除の方法や拡張プラグインについても解説します。

AviUtlのエフェクトを一覧で紹介!使い方も解説!のイメージ

目次

  1. 1AviUtlとは
  2. 無料の動画編集ソフト
  3. 2AviUtlの特徴
  4. AviUtlでできること
  5. メリット
  6. デメリット
  7. 3AviUtlのエフェクトの種類一覧
  8. 色変更エフェクト
  9. 光エフェクト
  10. 残像エフェクト
  11. 座標変換エフェクト
  12. ぼかし系エフェクト
  13. 切り取りエフェクト
  14. ノイズエフェクト
  15. 透明化エフェクト
  16. 4AviUtlのエフェクトの掛け方
  17. 基本的な使い方
  18. エフェクトを追加する
  19. エフェクトを削除する
  20. エフェクトの順番を入れ替える
  21. 5AviUtlのエフェクトの使い方
  22. レイヤーの見方
  23. タイムラインの見方
  24. 3種類の掛け方の違い
  25. 複数のオブジェクトにエフェクトをかける
  26. 6拡張プラグインの使い方
  27. 導入手順
  28. 注意点
  29. 合わせて読みたい!エフェクトに関する記事一覧

AviUtlとは

「AviUtl」とは、高性能で使いやすい動画編集ソフトです。不要な場面のカットや動画のリサイズ、画質補正や色調補正など様々な種類のエフェクト機能が搭載されており、無料でダウンロードすることができます。

無料の動画編集ソフト

様々な動画の補正に関するエフェクト一覧に加え、動画にテキストや画像、モザイクやトランジション効果などを合成する機能も付いています。

加えてプラグインの種類が豊富にあり、拡張性も非常に高いであるため、多機能で高機能な無料動画編集ソフトとして知られています。

AviUtl - k本的に無料ソフト・フリーソフト

AviUtlの特徴

AviUtlの特徴は何といっても、エフェクトの種類が多いことです。動画に使用するイラストにエフェクトを付けることにより、素敵なイラストが生き生きと表現されます。

AviUtlでできること

AviUtlのエフェクトの掛け方によって、場面が切り替わる時に効果を入れたり、画像の見え方を様々な種類で表現することができます。

例えば対象のオブジェクトをぼかしたり、モザイクを入れたり、光らせたり、ゆがませたりと自分の好みのエフェクトを自由自在に追加して動画編集を楽しむ事ができます。エフェクトの削除や変更も簡単です。

メリット

AviUtlを使用するメリットは、高機能かつ多機能であるにもかかわらず無料であるという点です。また、使用しているユーザーが多いため、AviUtlを使用していて何かのトラブルに遭遇した場合、ネット検索ですぐに問題を解決することができます。

AviUtl用のゆっくり動画作成支援フリーソフトもあり、ゆっくり動画を作成することができます。また、ほぼどんな動画形式やコーデックも出力することができます。

動画の仕組みを操作するAviUtlの知識が増えることにより、上級レベルの動画編集を行うことができるようになります。

拡張性が高い

AviUrlを利用する別のメリットは、拡張性が高いことです。有志が公開している「スクリプト」や「プラグイン」「エイリアス」などを導入することにより、機能を格段に拡張することができます。「モーショントラッキング」などもできるため便利です。

AviUtlで利用することができる高機能なフィルタや便利なプラグインがネット上に無料で幾つも公開されています。「x264guiEx」を使用して、ニコニコ動画やYouTube動画などの動画共有サイトに最適な高画質動画をワンクリックで出力することができます。

動作が軽い

動作がとても軽いこともAviUtlの特徴の一つです。プラグインをほとんど追加していない状態であれば、ほんの1秒ほどで起動しますし、大量のプラグインを追加していたとしても3秒ほどで起動します。

ですから、少々年代が古いPCや低スペックPCでもサクサク動いてくれます。

デメリット

AviUtlのデメリットとして、AviUtlの拡張機能などの導入が面倒だとの口コミもあります。また、対応しているOSは基本的にWindowsOSです。MacやLinuxでは、wine/Boot campなどのソフトを利用する必要があります。

DVD/BDなどのオーサリングには対応していません。ただアップデートなどによりAviUrlの機能はどんどん充実しています。

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AviUtlのエフェクトの種類一覧

AviUtlを起動する

AviUtlのエフェクトの種類は多くあります。代表的なエフェクトについて紹介します。

色変更エフェクト

「色調補正」をクリックする

オブジェクトの色を変更するためのエフェクトがあります。起動画面上部の「フィルタ」から「色調補正」を選択できます。

「色調補正の設定」をクリックする

設定」をクリックして表示された一覧の中の「色調補正の設定」を選択します。

バーを移動して調節する

色調補正の設定」画面で、オブジェクトの色相や彩度、明度などを変更できます。

輝度を調整する

「色調補正」で透明度を調整することもできます。

「色調補正」の数値を調節する

「メディアオブジェクトの追加」から設定画面を表示することもできます。

「色ずれ」の設定をする

色ずれ」は色成分を分解してずらすことができます。

色の設定をする

単色化」では、オブジェクトの色を一つにします。

色を選択する

好きな色を選択することができます。

「グラデーション」を選択する

グラデーション」を選択すると、オブジェクトにグラデーションを付けることができます。

グラデーションの設定をする

拡張色」を指定することにより、オブジェクトの色を細かく調整できます。「特定色域変換」では、指定した色を別の色に変更します。

縁取りの設定をする

縁取り」では、テキストや画像などのオブジェクトの縁に色を付けて縁取りをすることができます。

光エフェクト

「発光」をクリックする

オブジェクトに光を当てるエフェクトもあります。「発光」では、オブジェクトの色に関係なく、オブジェクトを光らせることができます。

数値を調整する

光の色や光の強さに加え、光の拡散度合いや速度、しきい値をバーで調整することができます。

「拡散光」エフェクトを使用する

閃光」は、「発光」とは異なり、オブジェクトそのものが光を出すエフェクトです。このエフェクトは重たいです。「拡散光」を選択すると、オブジェクトの色を残しつつ全体をぼやけさせながら光らせることができます。

バーで調整する

グロー」は、柔らかく光らせます。

ライトの設定をする

ライト」によって、オブジェクトにライトを当てたような光り方にすることができます。

影を付ける設定をする

シャドー」では、影を付けることができます。

残像エフェクト

「放射ブラー」を使用する

残像の事を「ブラー」と言いますが、このエフェクトもあります。「放射ブラー」により、放射状にブラーをかけます。

「方向ブラー」の設定をする

方向ブラー」とは、角度を調整してブラーをかけることです。

「レンズブラー」の設定をする

レンズブラー」を選択すると、背景をカメラのピントを調整しているようなぼやけ具合にできる演出効果があります。

「モーションブラー」の設定をする

モーションブラー」は、オブジェクトの動きに対してブラーをかけることです。

座標変換エフェクト

「ラスター」を選択する

オブジェクトをゆがませたり、変形させたりできる座標変換エフェクトもあります。「ラスター」では、オブジェクトをぐにゃぐにゃとゆがませることができます。

「波紋」の数値を設定する

波紋」は、文字通り波紋を広げます。

「極座標変換」をクリックする

極座標変換」では、オブジェクトを丸くできます。

「極座標変換」の数値を設定する

バーを調節して数値を設定します。

ディスプレイスメントマップの設定をする

ディスプレイスメントマップ」を選択して、指定した形にオブジェクトをゆがませることができます。

「ミラー」の設定をする

ミラー」は、オブジェクトが鏡に写っているような感じにするエフェクトです。

ぼかし系エフェクト

「ぼかしフィルタ」の設定をクリックする

ぼかし系エフェクトも使用できます。「フィルタオブジェクトの追加」から「ぼかし」または「モザイク」を選択します。

「ぼかしフィルタ」で調節する

範囲」でぼかしの強さを調節でき、「縦横比」で縦・横の設定をします。

「ぼかし」の設定をする

光の強さ」で画像自体を光らせることができます。「境界ぼかし」にチェックを入れると、オブジェクトの境界線をぼかすことができます。

切り取りエフェクト

「クリッピング&リサイズ」を選択する

オブジェクトを切り取る(クリッピング)こともできます。

クリッピングのサイズを調節する

クリッピング」を選択します。バーを左右に移動して数値を設定します。

斜めクリッピングの設定をする

斜めクリッピング」したり、オブジェクトを指定した形で切り取る「マスク」エフェクトもあります。

ノイズエフェクト

「ノイズ」を選択する

ノイズ」エフェクトを使用する事により、テレビの砂嵐のようなノイズや影のようなノイズをオブジェクトにかけることができます。

ノイズの種類を選択する

ノイズの種類も選択できます。

ノイズを除去することもできる

ノイズを削除することもできます。削除する場合は、「除去フィルタ」を使用します。

透明化エフェクト

透明度を調整する

オブジェクトの指定した一部を透明化させるエフェクトも使用できます。「クロマキー」で指定した色が透過され、「カラーキー」で指定した色の輝度を基準に透明化することができます。「ルミナンスキー」では、輝度を指定して透明化させます。

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AviUtlのエフェクトの掛け方

AviUtlでのエフェクトの掛け方は3種類あります。エフェクトをかけたい対象オブジェクトの設定ダイアログから追加する方法に加え、「メディアオブジェクトの追加」や「フィルタオブジェクトの追加」からの掛け方です。

基本的な使い方

AviUtlをダウンロードする

まず、エフェクトの掛け方の実行のためにAviUtlをダウンロードします。

「aviutl110.zip」をダウンロードする

AviUtlの公式ページより「aviutl110.zip」をダウンロードします。

ファイル名を確認してダウンロードする

zipファイルを解凍します。

初期設定

「フィルタ順序の設定」をクリックする

ZIPファイルの解凍後、各種フィルタの適用順序などを指定する必要がある場合があります。その際は、「設定」を開き「フィルタ順序の設定」をクリックします。

順序を指定する

「ビデオフィルタの順序」をクリックして、フィルタの適用順序を指定します。ただ、AviUtlのバージョンが1.10にアップグレード以降、特に初期設定しなくても快適に動作するようになりました。

本体ウインドウの見方

本体ウィンドウの見方に慣れる

エフェクトの掛け方を実行する前に、本体ウインドウの各ボタンやタイトルバーを確認します。本体ウインドウのタイトル部分は、プロジェクトに関する情報です。この部分は「拡張編集」あるいは「本体機能」の場合で表記が違いますので注意が必要です。

タイムラインの見方

「拡張編集の設定」をクリックする

AviUtlの設定を開き「拡張編集の設定」をクリックすると、タイムラインの表示あるいは非表示を切り替えることができます。

タイムラインを開く

タイムラインの時間軸の表示形式は、右に行くほど時間が経過していきます。タイムライン上に「オブジェクト」を配置して、動画を作成することができます。

設定ダイアログの見方

設定ダイアログとは、タイムライン上のオブジェクトのパラメータを変化することができる画面の事です。タイムライン上にある画像や動画や図形などのオブジェクトをダブルクリックすると、設定ダイアログを表示あるいは非表示に設定できます。

各アイコンや各パラメータの意味を確認します。「合成モード」とは、3D回転させた時に画像や動画の裏側を表示するかどうかの設定です。「カスタムオブジェクト」をクリックするとレイヤーに「カスタムオブジェクト」という集中線が追加されます。

エフェクトを追加する

画像ファイルを読み込む

代表的なエフェクトの掛け方は、エフェクトを追加したい画像ファイルなどのオブジェクトをAviUtlにドラッグ&ドロップします。

設定ダイアログ画面の「+」をクリックする

エフェクトの設定ダイアログの「+」アイコンをクリックします。AviUtlでは、読み込む画像ファイルが大きいと端が切れて表示される場合がありますので、その場合は画像をリサイズして再度読み込みます。

「メディアオブジェクトの追加」をクリックする

他のエフェクトの掛け方として、タイムライン上で右クリックして「メディアオブジェクトの追加」をクリックする方法があります。

「フィルタ効果の追加」を選択する

表示された一覧の中の「フィルタ効果」をクリックします。

エフェクトを選択する

「フィルタ効果」一覧の中からエフェクトを選択します。また、「フィルタオブジェクトの追加」から追加する方法があります。

エフェクトを削除する

「削除」をクリックする

エフェクトを削除したい場合は、追加したエフェクトを選択し右クリックし、一覧の中の「削除」を選択すると削除できます。

他の削除方法は、起動画面の「フィルタ」一覧を表示して、エフェクトのチェックを外すことにより削除することができます。削除されたかどうか画像を確認します。

エフェクトの順番を入れ替える

上下に移動させる

デフォルトでは上にあるエフェクトが先に適用される設定になっていますが、順番を入れ替えたい場合は、順番を変えたいエフェクト上で右クリックします。次の画面の一覧の中からエフェクトを選択し、「上に移動」または「下に移動」を選択します。

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AviUtlのエフェクトの使い方

AviUtlのエフェクトの使い方を覚えておくと、クオリティの高い動画編集を効率的に行うことができます。

レイヤーの見方

レイヤー名を右クリックする

レイヤーの表示は、下にあるものが動画内で手前に表示される仕組みになっています。レイヤー名を右クリックするとレイヤー事態を表示あるいは非表示にすることができます。

レイヤーの表示を選択する

画像が表示または非表示されるタイミングは、「イン」または「アウト」の数値を指定して調節します。フェードと一緒に「X」または「Y」をクリックして「直線移動」にして座標を指定します。「透明度」を「直線移動」にして数値を指定することもできます。

タイムラインの見方

タイムラインを表示する

タイムラインの一覧の中の「オブジェクトの長さ」の項目では、オブジェクトが表示される時間を表します。オブジェクトの端をドラッグして、オブジェクトの長さを変更できます。

タイムライン上で右クリックして一覧を表示する

オブジェクトを右クリックして「長さの変更」を選択し、数値を入力することにより、変更することができます。選択中の動画フレームの最終フレームの「シーン」を選択すると、時間軸方向に対しての縮尺を変更できます。

タイムラインから、現在フレーム時点の経過時間や最終フレームまでの総フレームも確認することができます。タイムライン上では、色々なショートカットも使用することができるので便利です。

3種類の掛け方の違い

「フィルタオブジェクトの追加」をクリックする

AviUtlでのエフェクトの掛け方には、対象オブジェクトの設定ダイアログから追加する方法と、「メディアオブジェクトの追加」または「フィルタオブジェクトの追加」から追加する方法の3種類あります。

色の違いを確認する

対象オブジェクトにエフェクトをかけたい場合は、設定ダイアログから追加します。1つ上のレイヤーに対してエフェクトを掛けたい場合は、「メディアオブジェクトの追加」から追加します。

上にあるレイヤーのすべてのオブジェクトに対してエフェクトを掛けたい場合は「フィルタオブジェクトの追加」を選択します。

「フィルタオブジェクトの追加」からエフェクトを追加した場合は『』、「メディアオブジェクトの追加」から追加した場合は『』で表示されます。

複数のオブジェクトにエフェクトをかける

複数のエフェクトを追加したい場合は、「Ctrl」を押しながら「複数のオブジェクト」を選択します。設定ダイアログのパラメータを変更することにより、字体や行間を変更できます。

拡張プラグインの使い方

AviUtlでは外部の拡張編集ブラグインを導入することにより、動画内にテキストや画像、動画などを合成することができ、本格的な動画編集を行うことができます。

導入手順

「AviUtlのお部屋」にアクセスする

AviUtlにアクセスし、拡張編集プラグインの「exedit92.zip」をダウンロードし、解凍します。

「exedit92.zip」をダウンロードする

解凍したら「exedit92」フォルダ内にあるすべてのファイルを「aviutl.exe」のフォルダにコピー&ペーストします。

exedit92すべてのファイルをコピー&ペーストする

この手順により、AviUtlで拡張プラグインを導入することができます。

注意点

拡張プラグインを導入した使い方の注意点として、AviUtl本体の編集方法とは異なることを覚えておく必要があります。動画の開き方やカット編集の方法なども異なります。

また、AviUtl本体側の機能を拡張プラグインではうまく使用できない場合もあるので確認が必要です。しかし、拡張プラグインをAviUtlで効果的に使用する事で、見栄えの良い高度な動画編集を行うことができます。

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