「Windows10 Enterprise」と「Professional」は何が違うのか解説!
Windows10を利用して、「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違いを気になったことはありませんか。ここでは「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違いについて説明します。
目次
- 1「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは
- ・Windows10のエディションの種類
- ・「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは何が違うのか?
- 2「Windows10 Enterprise」と「Professional」の共通機能
- ・共通機能
- 3「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違い~Windows10 Enterprise~
- ・Windows10 Enterpriseの特徴
- 4「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違い~Professional~
- ・Professionalの特徴
- 5「Windows10 Enterprise」と「Professional」の比較
- ・比較表
- 6「Windows10 Enterprise」と「Professional」の販売形態
- ・Windows10 Enterprise
- ・Professional
- ・最後に
- ・合わせて読みたい!Windows10に関する記事一覧
「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは
Windows10の「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違いを知っていますでしょうか。ここではそんなWindows10の「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違いについて紹介していきます。
まずはそもそも「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは、何であるかを紹介していきます。
Windows10のエディションの種類
「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは何であるかというとWindows10のエディションの種類です。
なのでWindows10のエディションの種類として、「Windows10 Enterprise」と「Professional」があります。「Windows10 Enterprise」と「Professional」以外にも2種類エディションがあります。
PC用として大きく分けて4つのエディションがある
Windows10のエディションの種類としては、大きく分けて4つのエディションがあります。「Windows10 Enterprise」と「Professional」と「Windows 10 Pro for Workstations」、「Windows 10 Education」の4つです。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは何が違うのか?
それでは「Windows10 Enterprise」と「Professional」とは何が違うのでしょうか。「Windows10 Enterprise」と「Professional」とで大きく違うのは、利用できる追加機能に大きな違いがあります。
例えば「マイクロソフト動的管理」や「Windows ストアアクセス管理」といった高機能については「Windows10 Enterprise」でないと利用することができません。
なので「Windows10 Enterprise」と「Professional」とでは価格や値段にも大きな違いがあるので注意してください。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の共通機能
それではもう少し「Windows10 Enterprise」と「Professional」の搭載や追加機能としての違いを比較してみましょう。
ここではまず「Windows10 Enterprise」と「Professional」で両方ともで利用できる共通機能をチェックしてみましょう。
共通機能
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の搭載や共通機能を紹介していくが、「Windows10 Enterprise」と「Professional」共通機能はたくさんあります。
なのでここでは一般的によく利用される機能や気になる人が多い機能について紹介していきます。
ビジネス向けの機能が充実している
まず「Windows10 Enterprise」と「Professional」共にビジネス向けの機能が充実しています。なのでビジネスとしては、「Windows10 Enterprise」と「Professional」どちらでも対応可能になっています。
Hyper-V機能で複数のパソコンを仮想化できる
また仮想技術に関しても「Windows10 Enterprise」と「Professional」共に利用可能です。Windows10のHyper-V機能で複数のパソコンを仮想化する技術を両方ともに利用することが可能になっています。
なので1台のパソコンで複数のパソコンやサーバを仮想技術により作成することもできます。このような追加機能はとても魅力的なので是非利用してみましょう。
ドメイン参加機能で社内のパソコン管理ができる
ドメイン参加機能で社内のパソコン管理をすることもできるようになっています。ドメインとは、ホームページのURLなどに使われるドメインを正確に定義すると「インターネット上に存在するコンピューターやネットワークを識別するための名前」です。
なので社内で多くのパソコンを利用する場合は、このドメインという機能を利用することでパソコンの管理を簡単にすることができます。そのほかにも管理が便利になる機能も多く追加されているのでチェックしてみましょう。
リモートデスクトップ機能で遠隔操作ができる
リモートデスクトップ機能で遠隔操作ができる追加機能に関しても、「Windows10 Enterprise」と「Professional」共にデフォルトで利用が可能になっています。
家族や友達のパソコンを遠隔で操作して、パソコンの設定を変更したあげたり、トラブルを解消するためにもこのリモートデスクトップ機能はとてもおすすめです。
メモリ容量が多い
そしてパソコンではスペックも気になってくるかと思います。「Windows10 Enterprise」と「Professional」では、メモリの搭載サイズも大きくすることができます。
サーバのような高スペックパソコンを作ってゲーミングパソコンにすることもできるので、幅広い人に「Windows10 Enterprise」と「Professional」は利用されています。
セキュリティ対策が備わっている
そして最近一番注目を集めているセキュリティ対策についても、様々な面でセキュリティ許強化をされているのが、「Windows10 Enterprise」と「Professional」です。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」では、インターネットのセキュリティ対策だけではなく、ファイルのセキュリティやメールに対するセキュリティ対策も行われています。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」では、共にセキュリティ面をしっかりしており、安心できるエディションになっています。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違い~Windows10 Enterprise~
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の共有機能についてはわかって頂けましたでしょうか。それでは次に「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点を比較していきましょう。
Windows10 Enterpriseの特徴
ここでは「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点として、Windows10 Enterpriseの特徴についてチェックしていきましょう。
Windows10 Enterpriseの特徴としては、やはり数多くの機能に加えた追加機能が搭載されている点です。
大規模企業ユーザー向け
一番のWindows10 Enterpriseの特徴としては、大規模企業ユーザー向けである点です。1000名を超える会社であれば、ほとんどの企業でWindows10 Enterpriseを利用されています。
基盤は「Windows 10 Professional」
Windows10 Enterpriseの特徴としては、基盤となっているのは「Windows 10 Professional」であることは覚えておきましょう。
「Windows 10 Professional」が土台になっていて、それにいくつか機能を追加したものがWindows10 Enterpriseになっています。
最新のセキュリティ脅威に対する高度な保護機能を使用可能
セキュリティ機能に関しは、「Windows 10 Professional」よりも強化されているのが、Windows10 Enterpriseです。
Windows10 Enterpriseは、最新のセキュリティ脅威に対する高度な保護機能を利用可能になっているため、強固なセキュリティを担保されています。
集中管理機能の強化
セキュリティ面以外にも集中管理機能が優れている点もWindows10 Enterpriseの特徴です。集中管理機能とは、一元管理することができる機能です。ユーザや端末といったものを一元管理することができます。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違い~Professional~
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点については少しわかって頂けましたでしょうか。それでは次に「Professional」エディションのメリットについて紹介していきます。
Professionalの特徴
「Windows10 Enterprise」と「Professional」とでは、「Windows10 Enterprise」が優れているように思えますが、「Professional」だからこその特徴もあります。
一般/中小企業ユーザー向け
まずProfessionalの特徴としては、一般/中小企業ユーザー向けになっている点です。「Windows10 Enterprise」と違い追加機能が少ないため、大企業よりは一般/中小企業ユーザー向けになっています。
ドメイン管理が可能
「Professional」は、「Windows10 Enterprise」と比べると機能は少ないですが、ドメイン管理機能は「Windows10 Enterprise」同様に利用することが可能になっています。
リモートデスクトップが使用可能
またリモートデスクトップ機能についても「Professional」エディションでも利用可能です。
ドライブの暗号化が可能
またデータのセキュリティ面を高めるためにドライブの暗号化ができる機能が「Professional」には搭載されています。
パソコンが盗まれたりした際にドライブの暗号化をしておくと、データを悪用されたり、追加データが更新されたりする心配がありません。
仮想のWindows 10マシンを作成可能
また「Windows10 Enterprise」同様に仮想のWindows 10マシンを作成することが可能になっています。なので自由に仮想PCを追加することができます。
Windows Updateの更新タイミングを調整可能
セキュリティパッチの更新やWindows Updateの更新タイミングを自分の利用頻度やスケジュールに合わせて調整することができるのは、「Professional」エディションです。
「Windows10 Home」よりも値段が高い
しかし「Professional」エディションは、Windows10 Home」よりも値段が高いというデメリットもあります。値段が高い分追加機能や違いが多くあるのですが、この値段が高いことがユーザにとってはマイナスのようです。
「Windows10 Home」よりも値段が高いので、家で利用する人の場合は、「Professional」よりも「Windows10 Home」を選ぶ人が多いです。値段を気にする会社もそうです。
しかし「Windows10 Home」は値段が安い分、機能が少ないです。値段だけで判断しないように注意してください。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の比較
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点についてはわかって頂けましたでしょうか。ここではもう少し違う点を比較してみましょう。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点がわかってくれば、自分には「Windows10 Enterprise」と「Professional」のどちらが合っているかがわかってくるでしょう。
比較表
一般的に気になる点と一覧化して「Windows10 Enterprise」と「Professional」の違う点を比較してみました。
機能 | Windows 10 Pro | Windows 10 Enterprise |
BitLocker と BitLocker to Go | 可能 | 可能 |
Resilient File Systems (ReFS) | 不可能 | 可能 |
Windows Defender System Guard 6 | 可能 | 可能 |
Windows Defender Application Control | 不可能 | 可能 |
マイクロソフト動的管理 | 不可能 | 可能 |
ビジネス向けWindows ストア | 可能 | 可能 |
Windows ストアアクセス管理 | 不可能 | 可能 |
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の販売形態
それでは最後に「Windows10 Enterprise」と「Professional」の販売形態について紹介していきます。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」の販売形態や値段を比較しても、エディションによって大きく違いがあります。
Windows10 Enterprise
まずWindows10 Enterpriseの場合の販売形態や値段についてチェックしていきましょう。多くの機能が搭載されているから、ライセンスの値段が気になるかと思うので、是非ここでチェックしてみてください。
ボリュームライセンスを追加購入
Windows10 Enterpriseの販売形態としては、ボリュームライセンスとして購入することができます。
ボリュームライセンスとは何なのかという、1つのソフトウェア製品に複数の利用権(ライセンス)をまとめて、割引価格で提供する販売形態のことです。
なので必要に応じてライセンスをまとめて購入するので、1つずつ購入するライセンスと比較して、値段が安く済みます。
Professional
一方Windows10 Enterpriseの販売形態と全く違う形態になっているのが、Professionalです。ここではProfessionalの販売形態を説明するので、違いを比較してみてください。
パッケージ版
まずProfessionalの販売形態の1つは、パッケージ版のライセンスです。パッケージ版とは何なのでしょうか。
パッケージ版とは、個人、法人の個々で購入するライセンス形態です。製品ごとに、シリアルナンバーが別になりますので、購入本数分の管理が必要になります。
DSP版
またDSP版の販売形態もProfessionalエディションにはあります。DSP版というライセンス形態も知らない人が多くいるのではないでしょうか。
DSP版とは、パソコンの内部に組み込むパーツとセットで購入して、そのパーツ自体に依存するライセンス形態となります。
何かのパーツや何かのセットで一緒にライセンスも購入する形のことをDSP版ライセンスといいます。
OEM版
DSP版と似ているライセンス形態として、OEM版のライセンスもあります。OEM版とは、メーカー製のパソコンなど、購入時にすでに対象のWindowsがインストールされた状態、で売られているライセンス形態です。
属にプレインストールやプリインストール版などと呼ばれることもあります。注意点としては、購入したパソコン自体に付属するものなので、他のPCに移植インストールすることはできません。
最後に
「Windows10 Enterprise」と「Professional」は何が違うのかについてはわかっていただけましたでしょうか。
「Windows10 Enterprise」と「Professional」とでは機能はもちろんライセンス形態や特徴も違います。一方で同じ部分もあります。
なので何が違っていて、何が一緒であるかを整理して、自分にあったエディションを選ぶようにしましょう。