2020年01月17日更新
「Vimeo」と「YouTube」の違い!メリット/デメリットも比較!
VimeoとYouTubeの違いはどのような部分なのでしょうか?ここではVimeoとYouTubeの特徴と、それぞれの動画配信サービスのメリットとデメリットを紹介していきます。ユーザー数や拡散性、負担する料金などを把握しておきましょう。
目次
- 1「Vimeo」と「YouTube」の共通点
- ・動画視聴/配信プラットフォーム
- 2「Vimeo」と「YouTube」の違い~市場規模~
- ・規模の比較/ユーザー数
- ・拡散性
- 3「Vimeo」と「YouTube」の違い~金銭負担~
- ・配信者への金額負担比較/YouTube
- ・配信者への金額負担比較/Vimeo
- 4「Vimeo」と「YouTube」の違い~広告~
- ・広告表示の比較/Youtube
- ・広告表示の比較/Vimeo
- 5「Vimeo」と「YouTube」の違い~コンセプト~
- ・Youtubeのコンセプト
- ・Vimeoのコンセプト
- 6「Vimeo」と「YouTube」の違い~メリット/デメリット~
- ・Vimeoのメリット/デメリット
- ・Youtubeのメリット/デメリット
- ・最後に
- ・合わせて読みたい!動画配信に関する記事一覧
「Vimeo」と「YouTube」の共通点
VimeoとYouTubeの共通点はサイト側が提供している動画コンテンツを楽しむのではなく、ユーザー登録をした人が動画を配信し、それを他のユーザーが視聴するシステムです。
動画視聴/配信プラットフォーム
Youtuberとやらが全世界的に迷惑行為に走ってるせいか、バーチャルだろうがなんだろうが僕は極力見ない
— ラビ (@hino_in_giao) March 15, 2018
近いうちに潰れるって噂もあるけどVimeoのほうがずっと配信者のセンスがいいし、面白い
VimeoとYouTubeは動画配信をしたり、視聴をしたりするプラットフォームなのが共通点です。誰でも気軽に動画を配信したり、視聴したりできますが、VimeoとYouTubeでは細かい特徴が違います。
「Vimeo」と「YouTube」の違い~市場規模~
VimeoとYouTubeの大きな違いは市場規模です。ここからはVimeoの市場規模と、YouTubeの市場規模の違いを説明していきます。
規模の比較/ユーザー数
VimeoとYouTubeは市場規模が大きく違います。動画配信をする際の目的によって合っている市場規模の動画配信サービスを選びましょう。
視聴者/投稿者ともYouTubeが圧倒的
Vimeoは世界中で1億5000万人以上のユーザー数です。一方YouTubeは世界中で10億人以上のユーザー数です。Vimeoの10倍ユーザー数をYouTubeが確保しており、世界中の人が動画を配信したり、視聴したりしています。
ユーザー数が10億人以上という市場規模は世界中のインターネット利用者の3分の1といわれているので、YouTubeは大々的な動画配信ができるのが特徴です。
拡散性
動画配信の市場規模は、そのまま動画の拡散性に繋がります。動画をバスらせたい場合は拡散性の高いYouTubeで配信すると実現しやすいです。
市場規模の大きなYouTubeが勝る
VimeoよりもYouTubeの方が拡散性が高い理由は、単純に市場規模が巨大だからだけではありません。YoutubeはVimeoと違い、SEOに強いからです。
SEOとは検索エンジンに対して最適な状態のWebサイトに近づけることで、YouTubeは検索エンジンとしてGoolge傘下で世界第2位です。また第1位のGoogleで検索した場合も、上位にYouTube動画が表示されるため、拡散性はとても高いです。
その理由は全インターネットユーザー数の3分の1くらいの人達が毎日YouTube内で検索を繰り替えしているため、検索エンジンの質が向上しているからです。
「Vimeo」と「YouTube」の違い~金銭負担~
VimeoとYouTubeの違いは市場規模だけではなく、金銭負担の面でもあります。ここからはVimeoとYouTubeで負担する金額の違いについて解説していきます。
配信者への金額負担比較/YouTube
動画配信サービスとして世界でトップ人気を誇っているYouTubeは配信者にも視聴者にも金銭的負担がないことが大きなメリットです。
完全無料
YouTubeは完全無料で利用できるのがメリットの動画配信サービスです。有料プランもありますが、無料会員でも動画配信はできます。また動画視聴のみなら会員登録なしでできます。
配信者への金額負担比較/Vimeo
一方VimeoはYouTubeと違い、動画を配信する側は有料です。会員登録しないと動画を配信できないのは同じですが、動画配信には必ず有料プランへの加入が必要です。無料会員に登録することもできますが、動画視聴のみなら会員登録なしで視聴できます。
Vimeoの料金プラン一覧
Vimeoの有料プランは全部で4種類あります。まずはPlusプランに加入して、容量や機能が足りない場合はグレードアップさせるのがおすすめです。
Plus | 月額700円 | ユーザー数1人 | 週間50GB | 動画変換が優先される |
Pro | 月額2000円 | ユーザー数3人 | 週間1TB | プライバシー設定 |
Bussiness | 月額5000円 | ユーザー数10人 | 週間5TB | Googleアナリティクス と統合ができる |
Premium | 月額7500円 | 無制限の ライブ視聴 |
合計7TB | お試し期間がない |
Vimeoでは品質が保証される
VimeoはYouTubeと違い、広告動画がありませんし、一度動画を配信してしまうとどんなサイトに無断転載されるか分からないリスクや、コピーされてしまっても後からできる対策がほとんどないのがデメリットです。Vimeoはこうしたデメリットがありません。
広告がない | 視聴する際のストレスを軽減できる |
制限が厳しい | Vimeoはオリジナル動画のみ配信可能 |
公開範囲の制限 | Vimeo動画を配信するサイトなどを制限できる コピーや無断転載のリスクを減らせる |
「Vimeo」と「YouTube」の違い~広告~
VimeoとYouTubeは広告表示の違いもあります。ここからはVimeoとYouTubeの広告表示の違いについて説明していきます。
広告表示の比較/Youtube
YouTubeは視聴する前に5秒後にスキップできる広告動画が表示されるデメリットがあります。広告動画は配信側が設定するものなので、視聴者は一度流れた広告を消すことはできません。
Youtube/有料プランで広告を消すことが可能
YouTubeで広告表示を消すためには有料プランにする必要があります。有料プランはiTunes経由では月額1,550円ですが、ウェブ経由なら月額1,180円で利用できます。
広告表示の比較/Vimeo
有料プランだと広告が表示されないYouTubeに対して、Vimeoは料金プランにかかわらず広告が表示されません。動画配信ではなく、動画視聴が中心という場合はVimeoの方がメリットがあります。
広告は表示されない
Vimeoの場合は、有料会員でも無料会員でも広告表示はありません。休みの日にたくさんの動画を楽しみたい人、仕事でさまざまな動画を視聴してヒントを得たい人などには、いちいち5秒スキップをしないといけないYouTubeよりもVimeoの方がおすすめです。
配信者の利用料金で成り立つ
youtubeがなんだか微妙になってきたから、他も考えなきゃなーと思ったけど、Vimeoって配信者側からお金を取るビジネスモデルなのかー。うーん。微妙だなあ。
— ぎあひどう アヤタアルファは動画とか作ってる人で元はてなハイカー (@sasami_edamame) May 30, 2018
YouTubeでは広告が表示されるのに対して、Vimeoは広告表示がされない理由は運営している資金源が違うからです。
YouTube | 広告動画での収入が資金源 |
Vimeo | 配信者が負担する利用料金が資金源 |
「Vimeo」と「YouTube」の違い~コンセプト~
VimeoとYouTubeにはコンセプトの違いもあります。コンセプトが違うため配信できる動画の制限の厳しさが違ったり、配信されている動画の品質が違ったりします。
Youtubeのコンセプト
YouTubeのコンセプトは広く気軽に多くの人が動画配信を楽しみ、動画視聴を楽しむことです。芸術性の高い高品質な動画を楽しむのではなく、気軽に身近な面白動画や便利なグッズ紹介動画などを楽しむのに向いています。
ユーザーを限定しない
またYouTubeはユーザーを限定しません。会員登録していなくても動画にコメントができたり、動画のURLをコピーして別サイトに掲載したりすることができます。YouTubeに登録しているユーザーもしていないユーザーも、基本的に動画を楽しむことができます。
視聴回数を重視
このようにYouTubeが緩い制限を設けている理由は、動画の最初に表示される広告が資金源だからです。動画再生回数を少しでも稼いで広告が表示される機会を増やすことで利益を出しているため、気軽に一人でも多くの人が楽しめるコンセプトになっています。
Vimeoのコンセプト
VimeoのコンセプトはYouTubeとは違い、動画の再生回数を増やすこと、広く浅く動画を楽しむことを前提としていません。会員登録をしたユーザーが芸術性の高い動画を楽しめることをコンセプトとしています。
特定ユーザーを深く掘り下げる
不特定多数が動画を楽しめるYouTubeとは違い、Vimeoは会員登録したユーザーがとことんお気に入りの動画を楽しんだり、趣味趣向を凝らした動画を配信したりするのがコンセプトです。
さまざまなジャンルのユーザーに動画を楽しんでもらうのではなく、限定的なユーザーがピンポイントでVimeo動画を楽しめるようになっています。
品質を重視
配信者が負担する利用料金を資金源としているVimeoは、動画の再生回数よりも動画の品質を重視しています。芸術性の高いオリジナル動画という厳しい条件を設けているため、せっかく動画を作成しても配信できないこともあります。
しかし芸術性が高ければ過激な動画でも配信できるというメリットはあるので、真剣に動画制作をやっている人、将来映像を作る仕事に携わりたい学生などにとってはVimeoはメリットが多い動画配信サービスです。
「Vimeo」と「YouTube」の違い~メリット/デメリット~
VimeoとYouTubeはメリットとデメリットも違います。ここからはVimeoとYouTubeのメリットとデメリットを紹介していきます。
Vimeoのメリット/デメリット
VimeoとYouTubeにはメリットとデメリットの違いがあります。VimeoはYouTubeほどの拡散性はありませんが、配信した動画を自由に楽しめたり、守れたりする仕組みが整っています。
カスタマイズ性が高い
YouTubeは既存の動画再生画面しかなく、動画をフル画面視聴するかどうかのカスタマイズしかできないのがデメリットです。一方、Vimeoは動画再生画面を自分の好きな背景色にしたり、表示されるメニューアイコンを変更したりできます。
プライバシー設定の充実
Vimeoはパスワードを持っていないと動画を視聴できないようにする仕組みがあるため、YouTubeの限定公開よりも安全性が高いです。
コピーコンテンツの防止
YouTubeは拡散性に優れている動画配信サービスですが、拡散性に優れている分公開範囲のプライバシー設定が緩いです。「非公開」という設定にしてもURLをコピー&ペーストして動画リンクを他のサイトに掲載できてしまいます。
しかしVimeoはリンクを掲載できるサイトを制限できるので、こうしたデメリットはありません。
無料プランでは限定的な使用のみ可能
Vimeoは無料プランもあり、一部機能が使えます。お試し期間があるとはいえ、いきなり有料プランに登録するのは抵抗があるという人は、まず無料プランでVimeoを体験してみましょう。
市場規模が小さい
Vimeoのユーザー数は1億5000万人以上と小さい市場規模です。SNSでVimeo動画をバスらせるのは難しいのがデメリットです。
Vimeoに向いているユーザー
@Shinsaku_Honke 僕の場合だとYouTubeは、今は発信媒体の手段としてしか見てないんですよね。天体写真や映像作品の出力や過程を記録してるだけなので、vimeoなんかが向いてるかもしれません。
— よっちゃん (@EizoCG211) April 27, 2016
Vimeoが向いている人はコンセプトである芸術性の高いオリジナル動画を楽しみたい人、趣味の動画を同じ趣味の人に見てもらいたい人におすすめです。動画で収入を得たい人やネットで話題になりたい人は不向きです。
Youtubeのメリット/デメリット
YouTubeにもメリットとデメリットがあります。ここからはYouTubeのメリットとデメリットを紹介していきます。
カジュアルなコンテンツが多い
YouTubeは芸術性の高い動画やオリジナリティあふれる動画を配信したい人よりも、みんなが配信していて面白そうな動画を自分もやってみたいという人向きです。
拡散力に優れる
全世界のインターネット利用者の約3分の1が配信したり、視聴したりしているYouTubeはとても拡散性に優れている動画サービスであることがメリットです。
敷居が低い
Vimeoと違い配信側が料金を負担しないので、気軽に動画配信ができます。無料プランでも気軽に動画配信をして広告で大きな収入を得ることもできるのです。
品質が保証されない
ただ配信者が料金を負担しないで済むなどのメリットがある分、YouTubeにはデメリットもあります。たとえば一度配信した動画はどのサイトに掲載されても、リンクを貼られても対策の打ちようがないことです。
通報したり、削除を頼んだりすることはできますが、不本意なコピーや拡散を予防することはできないのです。YouTubeはとても大きな規模の動画配信サイトなので、その拡散性がデメリットになることもあります。
商用色が出やすい
YouTubeは配信側が料金を負担しないだけではなく、広告収入を得ることができるため、お金を稼ぐために動画配信をしているのが視聴側に伝わりやすいのがデメリットです。
特に最初の段階では広告を付けていなかったのに、途中から広告を付けると批判されることがあります。
Youtubeに向いているユーザー
ブログで稼ぐって時代やっぱ終わった感じある。
— うみ (@itaru1215) January 13, 2020
これからはYou Tubeの時代。
You Tubeの方がお小遣い稼ぎに向いている。
だからみんなYou Tubeやってくれ。
俺はやらないけど。
You Tubeほとんど観ないからやらない。
YouTubeに向いているユーザーは動画配信で副収入を得たい人、みんながやっている動画を自分もやってみたい人などが向いています。またもし不本意な拡散やコピーを発見した時に正しく対処する知識がある人がおすすめです。
最後に
いかがでしたか?VimeoとYouTubeはそれぞれにメリットとデメリットがあります。あなたがどのように楽しみたいかを基準に決めましょう!