2020年01月23日更新
【Android】アプリをSDカードに移行するメリット/デメリットを解説!
AndroidスマホにもSDカードに対応しているものと、そうでないものがあります。あなたのAndroidがSDカードに対応していたらアプリをSDカードに移行する事でメリットがあります。この記事ではアプリをSDカードに移行するメリットとデメリットをご紹介します。
目次
【Android】SDカードとは?
Androidスマホユーザーの中には、SDカードには対応していても、SDカードとはどんなものなのか良くわからない、アプリで容量が圧迫してしまっていても、SDカードへの移行する方法が良くわからないという方も多いと思います。
そこでこの記事では、AndroidスマホのアプリをSDカードに移行させる方法や、注意点。そしてメリット・デメリットなどをご紹介します。まずはじめにAndroidスマホで使われているSDカードとは、どのようなものなのかについてご説明させていただきます。
スマホやデジタル機器に使用する外部記憶媒体
AndroidのSDカードとは、スマホやデジタル機器に使用する外部記憶媒体のことを言います。正式名称は、「SDメモリーカード」と言い、主にスマートフォンやデジタルカメラなどに使われています。
ダウンロードしたアプリや、写真や動画などでスマホ本体の保存領域が埋まってしまって新しくデータを保存する領域がなくなってしまったという場合は、SDカードにデータを移行することで保存領域を増やすことができます。
ただし注意点として、全てのAndroidにSDカードに対応しているわけではないことと、iphoneには対応していないのでご注意ください。あなたのAndroidがSDカードに対応しているなら是非この記事を参考にしてみて下さい。
【Android】アプリをSDカードに移行させる方法
それでは、早速【Android】アプリをSDカードに移行させる方法をご紹介します。【Android】アプリをSDカードに移行させる方法とはどのような手順で操作するのかを、画像付きでご覧ください。
移行手順
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順は以下のとおりです。
本体にSDカードを挿入する
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順1つ目は、本体にSDカードを挿入します。SDカードを抜き差しするときは、Androidの電源を切ってから行ってください。
SDカードは、Androidを機種変更した際に、ショップで既に挿入してもらっている場合も多いとは思いますが、そうでない場合は、SDカードの挿入場所や挿入方法は機種により異なるので、お手持ちのスマホの取扱説明書などを参照してください。
Androidの設定を開く
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順2つ目は、Androidの設定を開きます。Androidの歯車のマークをタップして設定を起動させましょう。
アプリケーションマネージャーを開く
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順3つ目は、アプリケーションマネージャーを開きます。Androidによって表示は異なると思いますが、Androidの設定が起動したら一覧にある「アプリ」や「アプリを管理」をタップします。
任意のアプリを選択
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順4つ目は、任意のアプリを選択します。SDカードに移行したいアプリを選択します。ただし、すべてのアプリを移行できるというわけではありません。
選択したアプリのストレージをタップします。
「SDカードに移動」を選択
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順5つ目は、「SDカードに移動」です。この画面で「SDカードに移動」と表示される場合は「SDカードに移動」をタップします。
上の画像は、「ストレージ使用中」が「システムメモリ本体」になっています。これをSDカードにしたいので「変更」をタップします。
プログラムの保存位置を設定
【Android】アプリをSDカードに移行させる手順5つ目は、プログラムの保存位置を設定します。先ほど「変更」を選択した人は「外部SDカード」を選択します。
「移動」をタップします。Androidによって表示は異なると思いますが、以上がAndroidアプリをSDカードに移行させる方法です。
【Android】アプリをSDカードに移行するメリット/デメリット
【Android】アプリをSDカードに移行するメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まずはじめに【Android】アプリをSDカードに移行するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?ここではAndroidアプリをSDカードに移行する主なメリットを2つご紹介します。
内部ストレージに余裕ができる
【Android】アプリをSDカードに移行するメリット1つ目は、内部ストレージに余裕ができることです。データが増えすぎてAndroidの容量がいっぱいになってしまっても、SDカードに移行することでAndroid本体のストレージにその分の余裕ができます。
これが一番大きなメリットですね。
本体動作が軽くなる
【Android】アプリをSDカードに移行するメリット2つ目は、本体動作が軽くなることです。ストレージの容量もAndroidの動作に影響します。Androidの動作が重くなったと感じる場合は、ストレージに空き容量がないのかもしれません。
ストレージの空き容量を確認して、もし圧迫しているようならデータをSDカードに移行することでAndroid本体の動作が軽くなることが期待できます。これもとても嬉しいメリットだと思います。以上が主なメリットです。
アプリをSDカードに移行するメリットをご紹介しましたが、メリットばかりではありません。そうです。メリットがあれば、デメリットもあります。続いては、デメリットについても把握しておきましょう。
デメリット
それでは【Android】アプリをSDカードに移行するデメリットをご紹介します。
アプリの起動に時間がかかる
【Android】アプリをSDカードに移行するデメリット1つ目は、アプリの起動に時間がかかることです。Android本体に保存されているアプリの起動時間に比べ、SDカードに保存してあるアプリは、本体メモリとSDカード間のやり取りが多くなります。
その分本体メモリよりもSDカードの方が遅くなり、Androidアプリの起動に時間がかかってしまいます。
ウィジェットが使用できなくなる場合もある
【Android】アプリをSDカードに移行するデメリット2つ目は、ウィジェットが使用できなくなる場合もある点です。ウィジェットとは、わざわざアプリを起動しなくてもひと目で情報を得られる便利な機能です。
ウィジェットを使用していない人にはあまり関係のないデメリットですが、時計や天気予報などをウィジェットとして設置している人には、かなり大きいデメリットになると思います。
SDカードに移行したアプリは、ウィジェットが使用できなくなる場合があります。ウィジェットとして使用したいアプリは、SDカードに移行しないほうが良いかもしれません。
SDカードを抜くとアプリが使用できない
【Android】アプリをSDカードに移行するデメリット3つ目は、SDカードを抜くとアプリが使用できないことです。外部ストレージであるSDカードをAndroidに入れていなければSDカードに移動したアプリは使用できません。
例えばSDカードを複数枚使ってAndroidの容量を増やすこともできますが、使いたいアプリの入ったSDカードがAndroidに挿入されていなければそのアプリは使用できません。
このデメリットも通常SDカードを抜くことのない人にとっては、デメリットにはならないかもしれませんね。このようなデメリットもあるということを把握した上でアプリをSDカードに移行するかどうかを判断してください。
【Android】SDカードの選び方
【Android】SDカードの選び方のポイントをご紹介します。
規格
【Android】SDカードの選び方1つ目は、規格です。SDカードには「SD」「miniSD」「microSD」の3種類あります。Andoridに対応したSDカードとは「micro SD」と呼ばれる規格です。
容量
【Android】SDカードの選び方2つ目は、容量です。
micro SD | 保存容量 |
---|---|
SD | 128MBから最大2GB |
SDHC | 4GBから最大32GB |
SDXC | 64GBから最大2TB(およそ2048GB) |
容量によって金額も変わります。ただし容量が多ければ良いということではありません。SDカードだけでなくスマホ本体の対応規格も確認しておかなければなりません。
転送速度
【Android】SDカードの選び方3つ目は、転送速度です。Androidで写真や動画を撮影する場合どんどんSDカードに保存することになりますが、転送速度が遅ければ撮影ができなくなってしまいます。
書込み速度や読取り速度がパッケージなどに記載されていないカードは、転送速度が遅いカードの場合が多いようです。SDカードを選ぶ際には、転送速度を確認してから購入すると良いですね。
【Android】アプリをSDカードに移行させる際の注意点
【Android】アプリをSDカードに移行させる際の注意点をご紹介します。
移動不可のファイル/アプリがある
【Android】アプリをSDカードに移行させる際の注意点1つ目は、移動不可のファイル/アプリがあることです。Androidアプリはをインストールするとアプリ専用のフォルダがメモリ内に作成され、そのアプリに必要なファイルが作成されます。
AndroidアプリをSDカードに移行する場合、Androidアプリを構成するファイルの中から移動可能なファイル/アプリだけがSDカードに移行できます。
SDカードにAndroidアプリを移行させるときにパスワードなどのアクセス権を必要なデータは移行できないという仕組みになっています。
アプリを移行できない機種がある
【Android】アプリをSDカードに移行させる際の注意点2つ目は、アプリを移行できない機種があるということです。Android 4.0のスマホにはアプリをSDカードに移動させる機能がありません。
このようにAndroidアプリが移行できない機種は、アプリがインストールされる領域とは別に、端末内部に内部ストレージが用意されている機種です。このタイプの機種は、SDカードへの移行はできませんが、内部ストレージへアプリを移行させることはできます。
動作改善は本体メモリの性能に左右される
【Android】アプリをSDカードに移行させる際の注意点3つ目は、動作改善は本体メモリの性能に左右されるということです。
AndroidアプリをSDカードに移行させることで本体のメモリに余裕ができて、動作改善が期待できますが、この動作改善は本体メモリの性能によって左右されます。
おわりに
【Android】アプリをSDカードに移行する手順やメリット・デメリットなどをご紹介しました。あなたもAndroidの「内部ストレージ」を圧迫していたAndroidアプリのデータをSDカードに移行してみて下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。