2021年02月08日更新
【Steam】ファミリーライブラリシェアリングのやり方を解説!
PCでゲームをプレイすることができるSteam。そのSteamにはファミリーライブラリシェアリングというライブラリの共有ができる機能があります。Steamのファミリーライブラリシェアリングの使い方や設定方法、使用する際の注意点についてを解説していきます。
【Steam】ファミリーライブラリシェアリングのやり方
据え置き型のゲームなど、ソフトの貸し借りをして遊んだ、という経験がある人も多いのではないでしょうか。しかし、パソコンのゲームだとなかなかそれが難しい、と思う面も多いです。
Steamを利用して様々なゲームをしている人も多いと思いますが、自分が持っていないゲームを他の人が持っている場合Steam上では簡単に貸し借りできたならいいのに、と思っていいるという人も多いのではないでしょうか。
ファミリライブラリシェアリングでできること
それができるようになるのがSteamのファミリーライブラリシェアリングです。
個別のアカウントを持つユーザー同士が家族間でゲームを共有するための機能
Steamのファミリーライブラリシェアリングとは、個別のSteamユーザーアカウントを所持している家族同士でゲームを共有するために作られた機能です。
同じパソコンで複数のアカウントを利用することで、そのアカウントの共有機能でライブラリのシェアをすることができます。
家族間での共有、と言っても、Steamのファミリーライブラリシェアリングは家族以外の知人のアカウントを登録してもらえば同じPCでファミリーライブラリシェアリングを利用することができます。
なお、この機能を家族間はともかく知人とやり取りする場合、セキュリティ上次のことを理解して上で利用してください。
このSteamのファミリーライブラリシェアリングを利用する場合、利用する同じPCに知人のSteamのアカウントでログインしてファミリーライブラリシェアリングをオンにする必要があります。
近くにいる家族や知人であれば直接ログインしてもらって、ファミリーライブラリシェアリングの共有設定をおこなってもらい、ログアウトする、ということが可能です。
しかし、遠くにいる人のSteamのライブラリからゲームをプレイしたい場合はパスワードを教えて貰う必要があります。パスワードが分かる場合は悪用できることでもあります。
使わせて貰う立場であれば悪用しないように、また誰かにファミリーライブラリシェアリングで利用したいという事になった場合はよほど信用できる人で無い限り教えることは避けたほうが無難です。
ファミリーライブラリシェアリングのやり方
さて、Steamのファミリーライブラリシェアリングはどのようにやるのか、そのやり方の説明に移ります。
実は、SteamでファミリーライブラリシェアリングをするためにはSteamガードという2段階認証を有効化しておく必要があります。
普段からもセキュリティ向上のために設定しておいたほうが良いのですが、ファミリーライブラリシェアリングを利用する際は必須の要件です。スマホアプリと合わせて利用することになりますので、こちらの設定も忘れずにしておいてください。
共有ライブラリの承認
まずは、自身のSteamアカウントからログアウトしましょう。自分のアカウント名をクリックして「右記アカウントからログアウト」をクリックします。
次に共有したい相手のSteamアカウントに同じPCでログインしてもらってください。家族であれば1つのPCに複数のアカウント、ということもあると思いますので、この作業は問題なく進むことが多いかと思います。
Steamの2段階認証に当たるガードコードの入力などを経てログインすることができます。
右上にあるSteamメニューで「設定」を開きましょう。メニューの中に「ファミリー」があるためここをクリックして、「このコンピューター上でのライブラリシェアリングを承認する」にチェックを入れましょう。
画面下にある共有したい相手(自分)のアカウントにチェックを入れてもらって「OK」をクリックすると、Steamが再起動し、ファミリーライブラリシェアリングがオンの状態になります。
ファミリーライブラリシェアリングのデバイスとユーザーの管理
自身のSteamアカウントへログインすれば、同じPCで複数のパソコンのライブラリを利用することができるようになります。
ライブラリを確認した際、所有していないゲームが表示され、共有元とともに「借りる」表示になっていれば成功していることになります。
相手ユーザーが所持している同じゲームをプレイすることができるため、家族のアカウントを含め同じPCで複数のゲームをプレイしたいときに便利な機能だということが分かると思います。
共有の解除方法
もしSteamのファミリーライブラリシェアリングでの共有を解除したい場合、設定からファミリーライブラリシェアリングを開くことで可能です。
「他のコンピュータの管理」かでファミリーライブラリシェアリングの管理画面を表示させることができますので、「承認解除」をすれば共有している相手のファミリーライブラリシェアリングを解除できます。
ファミリーライブラリシェアリングの注意点
非常に便利なSteamのファミリーライブラリシェアリング。家族間であれば同じPCにログインして利用することも気軽にできますし、Steamのアカウントが複数あるような場合にも便利な機能と言えます。
このSteamのファミリーライブラリシェアリングを利用する場合、前述したセキュリティ面の部分以外にも注意点がありますので、そちらもチェックしておきましょう。
全てのゲームの共有はできない
Steamでは、複数のゲームの共有ができますが、すべてのゲームを共有できるわけではありません。
Steamアカウントとの紐付けが必要となるゲームなども存在していて、そういうゲームに関してはファミリーライブラリシェアリングの設定をしていてもプレイすることができないのです。
同時プレイはできない
また、借りている側、貸している側関係なく、ファミリーライブラリシェアリングで共有している同じゲームを同時にプレイすることはできません。ソフトは1つしか無く、それを複数同時に利用できないイメージだと思ってもらえればOKです。
共有しているユーザーが複数いる場合は、利用している人が多くなる分同時プレイの確率は上がります。もし同時プレイしている場合同時プレイするのが貸している側だった場合は貸している人が優先されます。
借りている側だと、仮にプレイしている状態なのであれば5分以内に終了するように注意のポップアップが表示されます。5分が経過すると強制終了されますのでその点注意が必要です。
貸している側は特にこれと言って制限があるわけではないため、借りている側は同時プレイができない、ということは覚えておいてください。
非対応のゲームもあり
また、そもそもファミリーライブラリシェアリングに非対応のゲームもあります。ファミリーライブラリシェアリングできるかどうかは共有しているライブラリでゲーム画面を見ると分かりますのでチェックしておきましょう。
ゲームの実績は共有不可
なお、Steamのファミリーライブラリシェアリングでは、ゲームソフトを借りるだけで、メモリーカードまで一緒に借りられるわけではありません。
貸している側の方に保存されているゲームの保存データなどの実績を共有することはできないため、あくまでソフトを借りて、自分のやりたいこゲームをプレイさせて貰う形になります。
ゲームを借りているとはいえ、そのゲームの情報は購入者に紐付けされます。借りている側がチートなどで違反行為をした場合、ゲームしていた借りてだけでなく、貸している側にもペナルティ(垢VAN)が行くことになります。
仮に垢VANされた場合、ゲームの共有ができなくなるだけでなく、ファミリーライブラリシェアリングの権限も取り上げられることになるため、その点も注意が必要です。
共有するアカウントの上限制限あり
なお、ファミリーライブラリシェアリングをする場合、共有するアカウントの上限はデバイスとしては10台、アカウント数としては5つです。家族間であっても5つ以上のアカウントを同じPCに登録することはできないわけですね。
その上限に達した場合は不要なファミリーライブラリシェアリングの解除をするなどの措置が必要となります。
最後に
自身が所持していないSteamのゲームをプレイすることができるファミリーライブラリシェアリングは、色々なゲームを利用できる分便利だと感じる部分の多い機能です。しかし、信頼している人とシェアしない場合のデメリットはそれなりに大きいです。
セキュリティの面であれ、アカウントの停止措置を防ぐためという面であれ、この部分はとても大切なことなので、その点に注意してファミリーライブラリシェアリングを利用してください。