2022年04月19日更新
iOS15.0.1の署名停止!アップデート不具合や評判を紹介
iOS15がリリースされた直後にiOS15.0.1へのアップデートが配信されました。しかし、iOS15.0.1は配信からわずか2週間程度で署名停止となっています。この記事では、iOS15.0.1の不具合や評判などについて解説します。
iOS15.0.1のアップデート不具合や評判
2021年9月21日にiOS15が配信されましたが、10月2日にはiOS15.0.1がリリースされてiOS15への署名が停止しました。しかし、iOS15.0.1もその後2週間程度でiOS15.0.2がリリースされて署名が停止されています。
iOS15.0.2やiOS15.1へアップデートしたら、iOSをiOS15.0.1へダウングレードすることはできません。今回のiOS15.0.1への署名停止の背景には、iOS15.0.1には不具合が相次いだことがあると言われています。
この記事では、iOS15.0.1の署名が停止されたことの影響と、iOS15.0.1には実際にどのような不具合が生じていたのか、iOS15.0.1への評判とともに詳しく解説します。
2021年10月18日iOS15.0.1への署名を停止
10月2日にリリースされたiOS15.0.1ですが、Apple社では10月18日にはiOS15.0.1への署名を停止しました。署名を停止するというのは、ソフトウェアを認証するデジタル証明を停止するということです。
Apple社では10月2日にiOS15.0.1をリリースしたときにはiOS15への署名の停止を発表しています。iOSのアップデートにはセキュリティアップデートが含まれます。
以前に発表したOSに脆弱性がある場合には、新しいOSの配信とともに前のOSの署名を停止することは珍しいことではありません。今回iOS15.0.1の署名を停止したことによる影響について解説します。
署名終了によりバージョンへの復元はできない
iOS15.0.1の署名を停止したということは、iOS15.0.2やiOS15.1へアップデートしたiPhoneはiOS15.0.1へ復元することができなくなります。iPhoneは古いOSへの復元はできないと言われていますが、実はPCのiTunesを使って古いiOSへ復元できる方法があります。署名が停止されていないiOSであればApple公認の方法で復元が可能です。
しかし、今回iOS15.0.1の署名が停止されたことで、iOS15.0.2もしくはiOS15.1へアップデートしたiPhoneをiOS15.0.1へ復元することはできないので注意しましょう。
最新版であるiOS15.0.2にアップグレードされる
またiOS15.0.1の署名が停止されたことにより、iOS15.0.1への復元ができない状態になっただけでなく、iOS14やiOS15からのアップデートはiOS15.0.1を飛ばしてiOS15.0.2もしくはiOS15.1へ自動的にアップデートされます。
基本的にiOSのアップデートは最新版へのアップデートになります。iOS15.0.1以降にiOS15.0.2とiOS15.1がリリースされているので、iOS15.0.1以前のiOSをiOS15.0.1へアップデートすることは基本的にできません。iOS15.0.1より最新版のiOSへのアップデートが基本となります。
iOS15.0.1のアップデート内容
今回iOS15.0.1の署名が停止して復元することができなくなりましたが、評判を色々と調べてみるとiOS15.0.1のアップデート内容は悪いところばかりではありませんでした。
iOS15.0.1はどのような目的で行われたのか、そのアップデート内容は次のとおりです。
- 一部のユーザーがApple WatchでiPhone13のロック解除ができない問題の修正
- 設定アプリに「空き容量が残りわずかです」と間違えた警告が表示される問題の修正
上記の問題がiOS15.0.1で解決したことで、アップデート後にiPhoneが使いやすくなったという評判もあります。
iOS15.0.1で起こるアップデート不具合
iOS15.0.1ではアップデートしたユーザーから多くの不具合の報告が上がっています。iOS15.0.1にアップデートしたことで起こりやすい不具合にはどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
アップデートに時間がかかる
iOS15.0.1にアップデートしようとしているユーザーから多く上がった声が、アップデートに時間がかかりすぎるというものです。iOS15.0.1へのアップデートに時間がかかる原因というのは、iOS15.0.1の不具合というよりもユーザーの通信環境やアップデートのタイミングが大きく影響しているようです。
iOS15.0.1では大容量のアップデートファイルをダウンロードする必要があります。通信環境が安定しないとダウンロードに時間がかかってしまいます。また、アップデートを実行する人が同じ時間に殺到すると、Apple社が用意したサーバーへのアクセスが集中してしまい、ダウンロードがなかなかできないという問題も発生しました。
iOS15.0.1へのアップデートは、安定した通信回線のもとで少しタイミングをずらすとスムーズにできるようです。
バッテリーの消耗が激しい
iOS15.0.1へアップデートしたことで起きた不具合として、アップデート後にバッテリーの消耗が激しくなったという声が上がっています。特に古い機種でバッテリー消耗が激しくなるという声が多く上がっています。
新しいiOSになればなるほど新機能が追加されていくので、サポート対象機種であっても古い機種にかかる負担は大きくなります。
ただし、iOSのアップデート直後にバッテリーの消耗が激しくなるというのは比較的起きやすい不具合です。数日様子を見ていると落ち着くこともあります。
画面が固まったりホームに戻れない現象がおきる
iOS15.0.1にアップデートしたことで起きた不具合として、画面が固まってしまいタップしてもまったく動かなくなってしまったり、ホーム画面に戻れなくなったりしてしまうという現象があります。
電源ボタンを押してもまったく反応しなくなり、何もできない状態になってしまったというユーザーがいます。この場合には強制終了して再起動するしかありません。
CayPlayの不具合
iPhoneと自動車をつなぐCarPlayの機能の不具合が報告されています。iOS15.0.1へアップデートすると、iPhoneと自動車を接続できない状態になってしまいます。CarPlay以外にも、外部機器とiPhoneとの接続がうまく行かなくなったという不具合も生じています。この場合には、iPhoneを再起動後に再接続することで解消することがあります。
音楽アプリ/Apple Musicの不具合
Apple MusicやSpotify等の音楽アプリでiOS15.0.1へのアップデート後に連続再生ができない状態になるという不具合も発生しています。プレイリストの設定など、連続再生できるようにしてあるにもかかわらず、再生が1曲ごとの止まってしまいます。この場合には、アプリの再起動かiPhoneの再起動で修正できる可能性があります。
アプリの通知が来なくなった
iOS15.0.1にアップデートしたら、一部のアプリの通知が届かなくなったという不具合も発生しています。この場合の原因は、アプリのアップデートが追いついていなくて、iOS15.0.1のOSとアプリのプログラムの間に不具合が生じているためです。
iOS15.0.1へのアップデート後にアプリの動作が不安定になる場合には、該当するアプリのアップデートがないかを確認して、アップデートがあればアップデートを行いましょう。
LINEやTwitterの不具合
iOS15.0.1へアップデートしたことで、LINEやTwitterのアプリに不具合が生じたという声も上がっています。通知が届いてタップしても、メッセージが開くまでに時間がかかりすぎるなどの不具合が生じるようです。こちらは、iOSのアップデートで解消できます。
iOS15.0.1の評判
iOS15.0.1の評判はどうなのでしょうか。iOS15.0.1へアップデートしたユーザーの声を見てみましょう。
良い評判
iOS15.0.1にアップデートして良かったという声は次のとおりです。
「今までなかなか接続できなかった楽天モバイルの回線に接続できるようになった」
「空間オーディオが使えるようになったら、AirPodsからの音質がとてもいいものになった。驚くほど音質が変わった」
悪い評判
iOS15.0.1にアップデートしたことで不具合が生じたという声もみておきましょう。
(アプリ運営者からの声)「iOS15.0.1へのアップデート後にアプリが落ちるというお客様の声が多く届いています。」
「Twitterに入れなくなった」
「iOS15.0.1にアップデートしたら「最新の回線が利用できなくなりました」という表示がずっと出ていて消えない。」