メルカリで着払い発送する方法と注意点！匿名配送やメルカリ便は利用できない？

メルカリには支払い方法・発送方法はいろいろな種類があります。匿名配送ができるらくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便などもありますが、いろいろな事情から着払いでメルカリの商品送付料金の支払いをおこないたいと考える購入者も少なくありません。

メルカリでは着払いでの発送と送付料金の支払いを指定することもできますが、すべての配送方法で着払いでの支払いを指定することはできません。

メルカリで着払いを指定できるのは、通常の配送方法を利用すた場合です。ヤマト運輸や日本郵便/郵便局などの配送方法を直接指定した場合が該当します。

なお、メルカリの商品を匿名配送を利用したい、という人だとらくらくメルカリ便(ヤマト運輸)やゆうゆうメルカリ便(郵便局)を利用している人も多いです。しかしらくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便では着払いを利用することはできません。

そのため、匿名配送などを利用したい場合は、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便のメリットを優先して着払いを諦める必要があります。

メルカリ商品の発送が匿名配送でなくても問題ないなど、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便の場合のメリットを諦めても問題ないのであれば着払いのため通常の配送方法を指定するという判断で大丈夫でしょう。

ここからはメルカリで着払いを指定する場合のやり方の説明をします。まずはヤマト運輸でメルカリの商品を着払いで発送する場合の方法です。

メルカリの商品をヤマト運輸で着払い発送することができるものは宅急便コンパクトと宅急便です。宅急便コンパクトは専用ボックス(税込み65円)を利用して配送する方法で、60サイズより小さい荷物をヤマト運輸で発送する時に便利です。

専用ボックスは大きいもので縦20cm×横25cm×高さ5cmと小物を発送する際に利用されます。また、薄型のものだと縦24.8cm×横34cmと書類などを送付する時に利用されます(厚みは5cmが上限です)。

宅急便は60サイズから200サイズまで利用可能です。宅急便コンパクトで発送できないサイズの商品を発送する場合は宅急便での配送になります。宅急便コンパクトでの配送の場合も、規定サイズを超えている場合は宅急便扱いになります。

メルカリの商品をヤマト運輸で着払い配送したい場合、メルカリアプリの出品商品の画面で「配送料の負担」を「着払い(購入者負担)」にします。

次に、「配送の方法」を選択しましょう。

「クロネコヤマト」を選択してください。

あとは「出品する」や「変更する」で内容を確定します。詳しい配送の種類は商品の詳細欄に記載しておきましょう。発送する際は着払い用の伝票を利用して、送り先の住所などの記入をおこなってください。

匿名配送ができるらくらくメルカリ便の場合は全国で送料が一律になりますが、そうでない通常のヤマト運輸での配送の場合は割高な料金の支払いが必要です。

メルカリでヤマト運輸での送付料金の支払いを着払いにした場合、着払いの場合の追加料金は必要ないものの発送する地域からの距離が長ければ長いほど送料がかかります。

宅急便コンパクト及び宅急便の60～200サイズの発送地から着地までの送料一覧が下記リンク先にありますので確認しておいてください。

上記リンク先で確認しづらければ、下記リンク先で発送先と発送元、発送する荷物の種類で送料を確認することも可能です。

日本郵便/郵便局からメルカリの商品を送料着払いで発送する場合のやり方の説明に移ります。

郵便局からの送料着払いでの発送が利用できるのはゆうメール、ゆうパケット、ゆうパックです。ゆうメールとゆうパックは着払いでの配送方法の選択肢にあるため知っている人もいるかと思いますが、実はゆうパケットでも着払いで発送することができます。

それぞれの発送方法の違いですが、ゆうメールは縦34cm×横25cm×厚さ3cmまでのサイズかつ1kg以内の荷物を発送する際に便利です。「ゆうメール」という記載が箱のどこかに必要で、発送時は中身を確認することができるようにしておきましょう。

ゆうパケットは縦横厚さが60cm以内かつ縦34cm、厚さ3cm以内で1kg以内の物を送る際に便利な発送方法にあたります。専用の宛名シールがあれば利用可能です。ゆうメールとゆうパケットはポスト投函での配送もできます。

ゆうパックは60サイズから170サイズまで、重さ25kgまでの荷物を配達してもらうことが可能です。ゆうメールやゆうパケットでの発送ができないサイズのものはゆうパックで配送する必要があります。

郵便局での着払い配送をしたい場合、メルカリアプリの出品画面で「配送料の負担」を「着払い(購入者負担)」にします。

次に、「配送の方法」を選択しましょう。

ゆうパックやゆうメールでの発送の場合、それぞれ利用したい方を選択します。

ゆうパケットで発送する場合、選択肢が無いため「未定」にしておきましょう。商品の説明の欄にゆうパケットでの発送をおこなう旨を書いておくことをおすすめします。

あとは「出品する」や「変更する」で内容を確定します。発送時には、ゆうパックの場合着払い用の伝票に必要事項を記入して荷物を発送してください。

ゆうパケットやゆうメールで発送する場合は外装表面に「着払い」と記入し、窓口へ差し出しましょう。ポスト投函は受け付けられない可能性もあるので窓口からの発送をおすすめします。

匿名配送が可能なゆうゆうメルカリ便も送料が全国一律です。匿名配送こそできないものの、メルカリで販売している商品を普通に郵便局/日本郵便で発送する場合、ゆうメールとゆうパケットは全国一律の料金で発送できます。

ゆうメールは重さによって配送料が変わります。速達や書留などの有料オプションもつけることが可能です。

ゆうパケットは荷物の厚さによって配送料が変わります。ただし、ゆうメールとゆうパケットの場合は着払いで発送する場合、追加料金として21円の手数料が必要ですので、その点は理解が必要です。

ゆうパックの送料については、ゆうパックで着払いにする場合は手数料は無料ですが、配送先ごとに送料は異なります。下記リンク先で差し出し元と送り先を選択することでその荷物の大きさに応じた送料が表示されます。

メルカリでは佐川急便を利用して発送することもできます。

メルカリの商品発送時に佐川急便で着払い発送する場合は、飛脚宅配便を利用してください。発送できるサイズは3辺合計160cm以内かつ重量30kg以内のものです。

佐川急便でメルカリの商品を着払い配送したい場合、出品画面で「配送料の負担」を「着払い(購入者負担)」にします。

次に、「配送の方法」を選択しましょう。

佐川急便は選択肢にないため「未定」にしておきます。発送内容がそのままでは分かりませんので、商品の説明の欄に佐川急便の飛脚宅配便を利用して発送する旨を書いておくことをおすすめします。

あとは「出品する」や「変更する」で内容を確定します。発送時には、飛脚宅配便の着払い用の伝票に必要事項を記入して荷物を発送しましょう。

佐川急便で飛脚宅配便を利用して着払い発送する場合、着払いにすることでかかる追加料金はありませんが、発送元から受取人までの距離で変わります。料金の一覧は下記リンク先にあるため確認しておいてください。

荷物のサイズが分かっているような場合は下記リンク先で料金検索したほうが分かりやすいです。

メルカリで着払いを利用する場合、次の点に注意してください。

メルカリの商品発送で着払いできるのは、通常配送の対象だけです。大型家具や家電が配送できる特殊なサービスがヤマト運輸や佐川急便にもありますが、それに関しては着払い設定することはできないため注意が必要です。

また、前述したようにメルカリと郵便局やヤマト運輸が提携しているゆうゆうメルカリ便やらくらくメルカリ便を利用できないため、匿名配送を利用することもできません。それぞれのサービス特有のサービスも利用できません。

また、本来ポスト投函で配送が可能なゆうメールやゆうパケット、宅急便コンパクトも、着払いにすると対面での受け取りが必要となるため、受け取る側も不便に感じる点が多いです。

そのため、メルカリで送料が着払いになっている商品は売れづらいことも少なくありません。

また、メルカリに出品しているときは元払いにしてあったものを、商品を購入した時点で元払いから着払いに変更することはできません。着払いで発送したい場合はメルカリへの出品時点で着払いにしておきましょう。

メルカリで出品している商品を発送する際、着払いにする場合は荷物のサイズや距離で料金や送料が変わります。

必ず発送する際に「送料はこれだけかかります」ということを購入者へ連絡しておいてください。

メルカリの商品は着払いで発送することができますが、着払い発送の場合は追加で料金がかかる場合がある他、通常の発送とは必要となるものが異なる場合もあります。

匿名配送ができないなど、メルカリ特有のサービスを利用することもできませんので、着払いにする場合はそれらが利用できないデメリットも理解して利用してください。