【Amazon Photos】写真を端末から削除するとどうなる?勝手に消えた原因も
Amazon Photos(アマゾン フォト)は端末の写真を安全に守るために多くの人に利用されています。写真を端末から削除するとAmazon Photos(アマゾン フォト)にアップロードされた写真がどうなるのか、また勝手に写真が削除される原因を解説します。
目次
【Amazon Photos】写真を端末から削除するとどうなる?
スマホやタブレットといった端末に保存されている写真の多くは大切なものなので、端末を水没させたり外部からの強い衝撃によって故障したりしても、写真を安全に守るためにインターネットクラウドが利用されています。
Google フォトやDropboxなどのインターネットクラウドが有名ですが、この記事で紹介するAmazon Photos(アマゾン フォト)も多くの人に利用されています。Amazon Photos(アマゾン フォト)には、他のインターネットクラウドにはないメリットがあるので人気があります。
他のインターネットクラウドと同様に、Amazon Photos(アマゾン フォト)も、端末と同期させて端末の写真すべてを簡単にアップロード保存できます。
端末上から写真を削除してもAmazon Photos(アマゾン フォト)からは削除されないのか、またAmazon Photos(アマゾン フォト)から写真が勝手に消えることはあるのかどうか、この記事で詳しく解説します。
Amazon Photosとは?
これまで多くのユーザーが、写真のアップロード保存とバックアップを目的に利用していたインターネットクラウドサービスはGoolgle フォトでした。しかし現在多くのGoogle フォト利用者がAmazon Photosに鞍替えしています。
Amazon Photosが多くのユーザーを獲得していることには理由があります。Amazon Photosとはそもそもどんなインターネットクラウドなのかを紹介します。
amazonが提供するフォトストレージサービス
Amazon Photosとは、オンラインショッピングの大手Amazonが提供するオンラインストレージサービスで、端末内の写真や動画を自動でアップロードできる大変便利なサービスです。Amazonのアカウントを作成した会員であれば誰でも利用できます。
プライム会員で利用できる特典
Amazon Photosは、Amazonのアカウントを持っている人であれば誰でも利用できるオンラインストレージサービスですが、Amazon プライム会員であればより多くのサービスを利用できます。
Amazon プライム会員とは、Amazonの有料会員サービスのことで、月額500円または年額4900円払って入会します。Amazon プライム会員になると、お急ぎ便や日時指定便が無料になったり、「Amazonプライム・ビデオ」の映画が1万本以上見放題できたりします。
他にも「Amazon Music Prime」で200万曲以上の音楽が聴き放題できるという特典もあります。Amazon Photosに関しても、Amazon プライム会員であれば、Amazon無料会員では利用できない高度な検索機能と管理機能を利用できます。
アップロードできる容量は?
Amazon無料会員でもAmazon Photosを利用できますが、無料で利用できるストレージ容量は5GBまでです。しかしAmazon プライム会員であれば、写真のストレージ容量を無制限で利用できます。
さらにアップロードする写真は圧縮することなく、オリジナルサイズのままで保存可能です。しかし動画の無料ストレージは5GBまでという上限があります。5GB以上の動画ストレージが必要な場合は、有料プランに加入する必要があります。
100GBで月額250円、1TBで月額1,300円、2TBで月額2,600円の課金が必要です。
Amazon Photosで写真を端末から削除するとどうなる?
Amazon Photosの基本情報をここまで紹介しました。月額500円を支払ってAmazon プライム会員になれば、容量無制限で写真のアップロード保存ができるのは大変魅力的ですが、アップロードされた写真が失われるようであれば全く意味がありません。
スマホやタブレットといった端末でAmazon Photosを利用している場合は、Amazon Photosアプリを端末にインストールして使用します。
Amazon Photosアプリには「自動アップロード」機能があるので、オンに設定すれば自動的に端末内の写真をすべてクラウドにアップロードしてくれます。
「自動アップロード」をオンにして、端末とAmazon Photosを同期した状態で端末側の写真を削除すると、Amazon Photosのオンラインストレージ上からも写真が削除されてしまうのかどうかをこれから検証します。
同期していればAmazon Photosからは消えない
Amazon Photosアプリの「自動アップロード」をオンにした状態で端末とAmazon Photosを同期していれば、端末で写真を削除してもAmazon Photosから写真が自動的に削除されることはありません。
端末から写真を削除した場合は、Amazon Photosから写真を取り込めば復元できます。復元方法を紹介します。Amazon Photosアプリを開いたら、画面の右下に表示されている「・・・」をタップしましょう。
メニューが表示されるので「写真の選択」をタップします。端末に復元したい写真を選択し「✓」を入れたら「・・・」をタップしましょう。
メニューが表示されるので「ダウンロード」を選択しタップします。選択した写真のダウンロードが始まり、終われば端末内に削除した写真が復元されます。
完全に削除するには?
Amazon Photosにアップロードされた写真の中には、削除したいものもあるはずです。端末内で削除した写真を、Amazon Photos上でも削除するには、Amazon PhotosのWeb版にアクセスして作業を行う必要があります。
これからAmaon Photosの写真を完全削除する方法をPCを使って説明します。PCのWeb版Amazon Photos(https://www.amazon.co.jp/photos)にアクセスしたら、削除したい写真を選択しクリックしましょう。
選択した写真が表示されるので、画面の右上に表示されている「ゴミ箱」アイコンを選択してクリックしてください。
確認ポップアップが表示されるので「削除」をクリックしましょう。これで写真はゴミ箱に移動して30日間保存されます。
Web版Amazon Photosのトップ画面に戻ります。画面の左メニューの中に「ゴミ箱」があるので選択しクリックしましょう。
先ほど削除しゴミ箱に移動した写真が表示されるのでクリックします。
画面上部に「永久に削除する」が表示されるのでクリックしましょう。
確認ポップアップが表示されるので「削除」をクリックすれば完全削除完了です。
Amazon Photosの写真が勝手に消えた原因
Amazon PhotosはAmazon無料会員でも5GBの容量までなら無料で利用できますが、Amazon プライム会員なら容量無制限で写真ストレージが使用できるので、たくさんの写真を端末に保存している人には大変便利です。
しかしAmazon Photosのプライム会員版には、注意すべき点があります。Amazon Photosのプライム会員版の利用者から、写真が勝手に消えたというケースが報告されているからです。
あるはずの写真がなぜ勝手に消えたのか、考えられる2つの原因を紹介します。
同期を解除するとゴミ箱にすら入らずに消去される場合がある
Amazon Photosのプライム会員版を利用する面で注意して欲しいのは、端末とAmazon Photosの同期を正しく解除しないと、写真が消える場合があるということです。
同期を解除する手順としては、同期を解除したいフォルダのチェックを外して作業を進めますが、同期を解除した瞬間に、同期されていない写真や端末内の対象となっている写真が消えてしまうことがあるようです。
しかもゴミ箱に写真が一定期間保存されることなく、ゴミ箱をスルーして完全削除されてしまうようです。この場合消えた写真を復元することは不可能なので、必ず前もってバックアップを作成するようにしましょう。
プライム会員を解約した場合も
Amazon Photosの写真が勝手に消えた原因はもう1つあります。Amazon プライム会員になって5GB以上のストレージ容量を使い写真をアップロードした後に解約すると、5GBのストレージ容量を超えて保存されている写真はすべて削除されてしまいます。
Amazon プライム会員の解約後、3か月以内であればアップロードされた写真の閲覧やダウンロードが可能なので、解約することにしたならすべての写真を端末にダウンロード保存するか、あらためてプライム会員に登録して解約を帳消しにするか決める必要があります。
Amazon プライム会員の解約はWeb版Amazonから行います。解約後も1か月間はプライム会員の特権を楽しめます。
Amazon Photosの写真を削除しないように気を付けよう!
Amazon Photos(アマゾン フォト)に同期されていれば、端末から写真を削除しても消えることはありません。ストレージ容量が5GBまでなら無料でアップロードできます。
写真がゴミ箱に移動せずに消えた原因は、同期の手違いかプライム会員の解約です。Amazon Photos(アマゾン フォト)の写真を削除しないように気を付けましょう。