2019年01月26日更新
【iPhoneおやすみモード】電話着信時の相手への通知やLINEはどうなる?
iPhoneには、おやすみモードという電話の着信音や警告音、通知音を消音にできる便利な機能が用意されています。電話着信時の相手への通知がどうなるのか気になりますよね。今回はそんなおやすみモードの詳細をチェックしていきたいと思います。
目次
iPhoneのおやすみモードとは?
皆さんは、iPhoneのおやすみモードという機能をご存知でしょうか?おやすみモードとは、電話の着信音や警告音、通知音を消音にできる便利な機能です。iPhoneにはこの消音機能が搭載されています。
ですが、普段日常的にiPhoneを利用している人達の中には、意外とこの機能のことを知らないケースが多いです。おやすみモードは相手から電話が来た場合、iPhoneの挙動が変わってきます。
初めて使う場合、電話の着信があった時に相手への通知がどうなるのかは気になりますよね。そこで今回はそんなおやすみモード挙動や使い方について触れていきたいと思います。設定する項目自体は少なく、内容も簡単ですので、ぜひチェックしてみてください。
指定時間帯に着信音やバイブ音を鳴らさない機能
まず、iPhoneのおやすみモードは指定時間帯に着信音やバイブ音を鳴らさない機能のことを指しています。iPhoneのおやすみモードはオンオフを自由に切り替えることが可能です。
ちなみに、iPhoneには着信時の音を消音に設定できる機能が他にも存在します。それは、着信拒否設定です。続いてはiPhoneのおやすみモードと着信拒否設定の違いについて触れていきたいと思います。
iPhoneのおやすみモードと着信拒否の違い
iPhoneのおやすみモードと着信拒否は共に着信時の消音設定が可能となっています。しかし、iPhoneのおやすみモードと着信拒否設定は使用する目的が全く違うのです。
まずはiPhoneのおやすみモードの使用目的について触れていきましょう。
おやすみモード
まず、iPhoneのおやすみモードは着信時の消音を目的とした機能です。寝ている時などに着信があると、せっかく寝ていたところを起こされてしまいますよね。不意に起こされた結果、不規則な生活を送ることになる可能性もあります。
そういった問題を解決する為に、iPhoneのおやすみモードという機能が用意されているのです。このiPhoneのおやすみモードでは、通知を知らせないよう指定することもできますし、着信を拒否する設定も可能となっています。
また、3分以内に2回電話がかかってきた場合は着信音を鳴らすという設定もできるのが特徴です。指定する対象が「全員」になっているのも特徴的ですね。
着信拒否
一方で、着信拒否設定というのは、特定の相手からの着信を個別に拒否する設定です。着信拒否の対象は全員ではありません。相手を一人ひとり設定することが可能となっています。
さらにこの着信設定をした場合、一度設定すると相手はこちらへ電話をかけることができなくなります。何も設定していない場合、こちら側は着信が来たという通知が表示されますが、着信拒否の設定しだいでは、相手から着信が来たことすら通知されなくなります。
このように、着信拒否とは相手からのコンタクトを個別に拒否できるシステムなのです。なお、一度設定すると解除しない限り、着信拒否はひたすら繰り返し行われます。
iPhoneのおやすみモードとの違いは、一度個別に設定したら繰り返し着信拒否が行われるという点でしょう。時間設定をする必要もなくただひたすら繰り返し相手への反応を拒否する形になります。
おやすみモードがオンになっていると着信時の相手への通知はどうなる?
iPhoneのおやすみモードはオンオフの設定を自由に行うことが可能です。では、iPhoneでおやすみモードをオンにした場合、着信時の相手への通知がどうなるのか確認していきたいと思います。
おやすみモードを設定した/受信側での挙動
まずは、おやすみモードを設定した受信側での挙動についてです。おやすみモードを設定した受信側には、いくつかパターンがあります。
許可されていない相手からの着信や、許可した連絡先からの着信、メールやLINEが届いた時、アラームなどが受信側の挙動パターンです。
それぞれ順をおって確認していきたいと思います。
許可されていない相手からの着信
許可されていない相手からの着信の場合、着信の通知自体は届きます。しかし、着信音は鳴らなくなります。
許可した連絡先からの着信
続いて許可した連絡先からの着信についてです。許可した連絡先からの着信の場合、いつも通り着信音は鳴ります。なお、許可した連絡先からの着信に出れなかった時は通知される仕組みになっています。
メールやLINEが届いた時
メールやLINEが届いた時は特に変化はありません。いつも通りメールやLINEは受信されます。メールやLINEが届いた時は音が鳴るようになっています。
つまり、iPhoneのおやすみモードにとってメールやLINEは対象外ということですね。もしメールやLINEの音や通知を調整したい場合は、メールやLINEなどアプリごとに設定を行う必要があります。
メールやLINEそれぞれに対して音や通知の指定は可能ですが、その際特定の連絡先を指定することはできません。
アラーム
アラームの場合、iPhoneのおやすみモードの機能は影響されません。アラームを設定した場合、指定時刻に通常の音量でアラームが作動する仕組みとなっています。
もしおやすみモードを指定している時刻内にアラームをセットしているようであれば、そのアラームは一旦削除しておいたほうが良いかもしれませんね。
電話をかけた側での挙動
では続いて、電話をかけた側での挙動について触れていきたいと思います。電話をかけた側の挙動については2つパターンがあります。
それは、許可されていない相手の場合か許可した連絡先の場合です。一つひとつ確認していきましょう。
許可されていない相手の場合
iPhoneでおやすみモードをオンにしている時に許可されていない相手から電話が来た場合、話し中になってしまいます。受信した側がおやすみモードをオンにしているかどうかは相手側では判断できません。
許可した連絡先の場合
iPhoneでおやすみモードをオンにしている時に許可した連絡先から電話が来た場合は、電話が繋がるようになっています。許可されていない相手と違い、許可した連絡先はいつも通り電話ができるので、必要な相手との電話に影響することはありません。
このようにおやすみモードは許可していない相手や許可した連絡先など、区別して対応することができます。
LINEやメールはおやすみモードの対応範囲外ですが、とはいえ電話の着信可否をコントロールできるというのはとても便利なシステムといえるでしょう。
おやすみモードの設定方法
では次に、iPhoneのおやすみモードの設定方法について触れていきたいと思います。iPhoneのおやすみモードでは、自動でオンになるよう時間帯を指定したり、個別に通知を許可・拒否したり、繰り返し通知を設定することが可能となっています。
一つひとつ解説していきましょう。
自動でオンになる時間帯を指定する
iPhoneのおやすみモードでは、おやすみモードを自動でオンにする時間帯を指定することが可能です。まずはiPhoneの設定を開きましょう。
iPhoneのおやすみモードの設定画面に移行しましたら、まずは画面上部の「おやすみモード」の項目をタップしてオンにしてみましょう。これでiPhoneのおやすみモードは有効となります。
このおやすみモードを有効状態にしておくことで、許可されていない相手からは着信が鳴らなくなるのです。なお、許可されていない相手からの電話の通知自体は届きます。
続いて時刻の設定についてですが、「おやすみモード」の下には時間を指定できる項目があります。「時間指定」をタップすることで、指定時間になった時にiPhoneのおやすみモードを自動で設定できるようになります。
「時間指定」の項目の下には、「開始終了」という項目が用意されています。ここに希望の時間を指定することで、おやすみモードを希望の時間に自動起動することが可能となるのです。
なお、iPhoneのおやすみモードではベッドタイムという機能も用意されています。ベッドタイムをオンにすると、指定した時間中は着信音も鳴らなくなります。
また、ロック画面も暗くなるよう設定されるようになります。通知センターをチェックすると、通知が表示される仕組みになっています。
個別に通知を許可/拒否する設定方法
続いてはiPhoneのおやすみモードで個別に通知を許可・拒否する設定方法についてです。まずは、おやすみモードの設定画面をチェックしてみましょう。
すると、「着信を許可」という設定画面に移行します。
ここで指定内容をタップすれば、対象相手におやすみモードが適用される仕組みとなっています。なお、選択できる項目は「全員」か「だれも許可しない」、「よく使う項目」の三種類となっています。
なお、「よく使う項目」は「連絡先」という別のアプリで指定をする必要があります。
iPhoneのおやすみモードで「よく使う項目」を指定したい場合、この連絡先アプリを利用するのですが、使い方はとても簡単です。まずは、連絡先アプリを開いて該当の連絡先をタップしてみてください。
連絡先アプリを開いて該当の連絡先を選択して画面下部へスクロールすると、「よく使う項目に追加」という項目が表示されているのを確認できると思いますので、こちらをタップしてみてください。
続いて表示される項目の中に「電話」という項目があります。連絡先には電話番号を複数登録することができますので、連絡先に複数の電話番号を入力しているようであれば、該当の電話番号をタップしましょう。
ここで電話番号を個別に指定できるのが、おやすみモードの便利な点ですね。これで、「よく使う項目」に電話番号を個別に追加することができます。iPhoneのおやすみモードの「よく使う項目」にも自動で適用されるようになります。
繰り返し通知の設定方法
続いては、iPhoneのおやすみモードで繰り返し通知を設定する方法についてです。iPhoneのおやすみモードで口返し通知を設定したい場合、まずおやすみモードの設定画面を開きます。
その後、画面を下へスクロールしていくと「繰り返しの着信」という項目が表示されているのを確認できるかと思います。
iPhoneのおやすみモードで繰り返し通知を設定したい場合、この「繰り返しの着信」という項目をオンにすることで繰り返しに対する設定が自動適用されます。
この「繰り返しの着信」をオフにしたままだと、同じ人から3分以内に2度電話があったときに通知が送られません。ですので、例えば着信の許可を「だれも許可しない」にしていた場合で緊急連絡があった場合、対処できなくなる可能性があるということですね。
そのようなことがないよう、もしiPhoneのおやすみモードを適用させておきたいのであれば、念のためにこの「繰り返しの着信」をオンにしておくことをおすすめします。
ちなみに、このiPhoneのおやすみモードの設定画面ではその他にも設定できる項目が用意されています。「アクティベート」や「自動返信先」、「自動返信」などです。
これらは、運転中に電話が来た場合に備えた機能です。実際に相手から電話が来た時は自動で対応してくれます。
例えば、自動返信先にをよく使う項目に指定して自動返信の内容を記載しておけば、仮に相手から電話が来たとしても、個別に自動返信を行ってくれるようになります。車で運転することが多い方にとって、この機能は重宝されることでしょう。
【iPhoneおやすみモード】電話着信時の相手への通知やLINEはどうなる?~まとめ~
さて、今回はiPhoneのおやすみモードの使い方やお互いの挙動について解説してみました。iPhoneのおやすみモードは一度設定すれば、その後自動で対応してくれる非常に便利なシステムです。
時刻設定しておけば毎日同じ時間におやすみモードが機能しますし、着信音も個別にオンオフの指定ができるようになります。
ラインやメールをまとめて対応しているわけではないので、それぞれのアプリで個別に管理できるのも調整しやすくていいですね。
普段iPhoneを使いすぎてしまっていると感じている方は、夜だけでもこの機能を利用してみると気にならなくて良いかもしれません。興味が湧いたらぜひ試してみてくださいね。