2019年04月03日更新
Macでアプリ起動時「開発元が未確認のため開けません」で開けない時の対処法
アプリを起動したときに「開発元が未確認のため開けません」という表示が出てきてどうすればいいの、か困ってる方は少ないと思います。そこで、本記事ではMacでアプリ起動時に「開発元が未確認のため開けません」が出たときの対処法をいくつか紹介していきます。
目次
- 1Macで「開発元が未確認のため開けません」が表示される原因
- ・ダウンロードしようとしているアプリが実行許可されていない
- 2「開発元が未確認のため開けません」が表示され起動できない場合の対処法
- ・実行許可されていないアプリに許可権限を付与する
- 3実行許可されていないアプリをダウンロードする方法
- ・「controlキー」を使ってダウンロードする方法
- ・システム環境設定を使ってダウンロードする方法
- ・右クリックで開く方法
- 4すべてのアプリに実行許可権限を付与するメリット
- ・App Store以外の様々なアプリが使用できる
- 5すべてのアプリに実行許可権限を付与する際の注意点
- ・信頼できるアプリケーションかどうか確認する
- ・合わせて読みたい!Macに関する最新記事一覧
Macで「開発元が未確認のため開けません」が表示される原因
Macで「開発元が未確認のため開けません」というエラーが表示されたことはあるでしょうか?確認済みの開発元により、Appleに登録されていないアプリケーションを開こうとすることで、「開発元が未確認のため開けません」という表示が出てきます。
この現象は、必ずしもアプリケーションに問題があるというわけではございません。例を出すと、アプリケーションによってはデベロッパIDの登録が、開始される前に作成されたものもあるのです。
ただ、レビューされていないアプリケーションなので、リリース後に変更されたり破損したりしているかどうかを確認することはできませんのでご注意ください。
ダウンロードしようとしているアプリが実行許可されていない
果たして、Macで「開発元が未確認のため開けません」が表示される原因は何なのでしょうか?実は、macOS Sierra以降のセキュリティ強化が原因であるという意見があります。
以前までのバージョンで対応していたインターネット経由で、ダウンロードしたすべてのアプリケーションの実行を許可するという設定ができなったのです。
「開発元が未確認のため開けません」が表示され起動できない場合の対処法
上記のとおり、Macで「開発元が未確認のため開けません」が表示される原因は紹介しましたので、ここでは「開発元が未確認のため開けません」が表示されることによって、起動できない場合の対処法を解説していきましょう。
実行許可されていないアプリに許可権限を付与する
新しいOSになってからシステム環境設定に「すべてのアプリケーションを許可」を表示させることができる方法があります。
そうすることで、実行許可されていないアプリに許可権限を付与し、「開発元が未確認のため開けません」というエラーが表示されなくなるのです。
ターミナルアプリを使う
下記のコマンドを打って実行するとパスワードが要求されますので、パスワードを入力。実行されることでシステム環境設定に「すべてのアプリケーションを許可」を表示することができるのです。
使用するコマンド
「sudo spctl --master-disable」というコマンドを入力します。また、アプリが許可されて使い終わり、元に戻す時は「sudo spctl --master-enable」を実行すると「すべてのアプリケーションを許可」を非表示することが可能。
「すべてのアプリケーションを許可」を表示を非表示に
「すべてのアプリケーションを許可」を表示させなくすることも可能です。上記で紹介した「sudo spctl --master-enable」というコマンドを入力して実行すると表示されなくなります。
実行許可されていないアプリをダウンロードする方法
本記事では、実行許可されていないアプリを起動する方法のことを、実行許可されていないアプリをダウンロードする方法と言い換えていますのでご了承ください。以下で3つの方法を順番に紹介していきます。
はじめは「controlキー」を使ってダウンロードする方法について見ていきましょう。ちなみに「controlキー」はショートカットキーとは異なり、シフトキーと同様に他のキーと一緒に押し下げることにより、様々なコマンドを送信可能です。
controlキーとショートカットキーの違いを理解した上で読み進めていきましょう。
「controlキー」を使ってダウンロードする方法
それではcontrolキーを使った方法を説明していきます。
「開発元が未確認のため開けません」というメッセージが表示されて、アプリが起動しない場合は「controlキー」を押しながらクリックすることで開くことが可能です。
controlキーを同時に押しながならクリックすると別のウィンドウが開き「開く」を押す項目が出てきます。「開発元は未確認です。開いてもよろしいですか?」と表示されるので「開く」をクリックし、アプリを起動してみましょう。
以下では、システム環境設定からセキュリティーとプライバシーを使う方法の紹介になります。
システム環境設定を使ってダウンロードする方法
次に紹介する方法は、システム環境設定を使ってダウンロードする方法です。セキュリティーとプライバシーを使う方法ですが、システム環境設定ではいろんな設定ができるので使ったことがある人は多いと思います。それでは見ていきましょう。
当たり前ですが、「開発元が未確認のため開けません」という表示がされてから行うようにしてください。
セキュリティとプライバシーを使う
「開発元が未確認のため開けません」と表示されたときには、システム環境設定からセキュリティとプライバシーを選択して開きましょう。
ダウンロードしたアプリケーションの実行許可の一番下に開発元を確認できないため、開けませんでした。の右側にある「このまま開く」ボタンが表示されるのでクリックしてください。アプリが開きます。
補足として、セキュリティーとプライバシーではそのほかに、スリープやスクリーンセーバーなどの設定もできます。その名のとおり、セキュリティーとプライバシー関係の設定がまとめて可能。
右クリックで開く方法
セキュリティーとプライバシー以外では、まずはダウンロードしたいアプリを右クリックし、コンテキストメニューを開いて「開く」を選択しましょう。
「開発元が未確認のため開けません」ではなく上の画像のように、「開発元は未確認です。開いてもよろしいですか?」と表示されます。そこで「開く」を選択することでアプリケーションが開くことができるのです。
ただ、セキュリティーとプライバシーからの対処法が簡単だと感じる方は、右クリックで開く対処法ではなくセキュリティーとプライバシーの方法を使うなど、ご自身にあった対処法で「開発元が未確認のため開けません」の表示を消してみてください。
すべてのアプリに実行許可権限を付与するメリット
上記では、Macで「開発元が未確認のため開けません」が表示される原因や対処法を紹介してきました。そこで、すべてのアプリに実行許可権限を付与することによって何が起こるのか、気になる方もいると思いますのでまずメリットをお伝えしていきますね。
App Store以外の様々なアプリが使用できる
すべてのアプリに実行許可権限を付与することによって、その名のとおり、すべてのアプリを使用することができるようになります。
要するに、Macでは通常App Storeのアプリのみ使用することが許されていますが、App Store以外のアプリが使用できるようになるということです。
すべてのアプリに実行許可権限を付与する際の注意点
あらゆるものにはメリットがありますが、一方でデメリットや注意するべき点もあります。もちろん、すべてのアプリに実行許可権限を付与する際にもデメリット、注意点があるので、紹介していきます。
信頼できるアプリケーションかどうか確認する
App Store以外のアプリを使用できるのはメリットだとは思いますが、その反面「App Storeではないアプリは本当に問題ないのか?」と不安になる方もいるではないでしょうか?
権限を実行するアクセスする際は、アプリ対象とアクセスの理由を明確にして、ユーザーが十分な情報に基づいて判断できるようにする必要があります。
インストール、ランタイム、更新の権限ダイアログを含めた情報をしっかり確認するようにしてください。
ウィルス感染の可能性
アプリがウィルス感染している可能性が高い警告例は以下になります。
・アプリを「インストール」でなく「削除」と表示
・インストールした後に、ウイルス対策ソフトが「検知の警告」と「削除」を表示
・ウイルス対策アプリを起動している時に「検知の警告」と「削除」の表示
大抵の場合、Webサイトを閲覧している時に表示される警告はニセモノです。閲覧中に注意せずに不正アプリをダウンロードし、ウイルス対策ソフトがそれに反応して本物の警告を表示をする可能性もあります。
ニセモノや本物が交互に現れることもあるので警告の表示に注意を払いながら、ウイルス感染を放置しないように注意していきましょう。
不要な権限のリクエストについて
また、権限を求めるたびにユーザーに決断する負担が強まります。権限リクエストの回数は最小限に抑えることが重要です。
ユーザーが権限を必要とする新しいアプリ機能を試すたびに、アプリは権限リクエストによるユーザーの作業を中断する必要があります。
なお、ユーザーはアプリのインストール時にアプリの権限をすべて付与するべき。なぜなら、リストが長すぎたり不適切に見えたりすることで、ユーザーはアプリをインストールしない可能性があるからです。
上記の理由から、アプリが必要とする権限の数は最小限にしてください。すべてのアプリに実行許可権限を付与されたからといってやみくもに使うのは避けましょう。
まとめ
Macでアプリ起動した時に「開発元が未確認のため開けません」というエラー表示を消す方法をみてきました。対処法は様々ありますので、ご自身がやりやすい方法でぜひ試してみてください。
最後にご紹介しましたが、すべてのアプリに実行許可権限を付与するうえで気をつけたほうがいいポイントもおさえておきましょう。
「開発元が未確認のため開けません」という表示が出た際は、決してアプリ起動をあきらめなくとも実行できる方法が多々あることを理解していただけたかと思います。
最後まで「開発元が未確認のため開けません」で開けない時の対処法についての記事を読んでいただきありがとうございました。