2019年08月21日更新
iPhoneの動画を写真アプリでトリミングする方法を解説!
iPhone標準の写真アプリで、動画をトリミング出来る事をご存知ですか?実は動画編集アプリを使わなくても、iPhoneで動画のトリミングが出来てしまうのです。今回は、iPhoneで撮影した動画やスロー動画を写真アプリで簡単にトリミングする方法をご紹介します。
目次
iPhoneの標準の写真アプリとは?
写真アプリとは、iPhoneで撮影した写真や動画をはじめ、スクリーンショットや、LINEやTwitter等で保存した画像・アニメーション、加工アプリ等で加工した画像等が格納されるiPhoneの標準アプリです。
カメラロールとも呼ばれており、iPhoneを使っている方の多くがこの「写真」アプリを利用しているのではないでしょうか。
実は簡単な動画編集も可能
多くの方が利用しているiPhone標準の写真アプリですが、実は動画のトリミングもこなせるとても便利なアプリなのです。
赤ちゃんが今にも寝返りをしそう!ワンちゃんが名前を呼んだら振り向く様になってきた!等、貴重な瞬間を収める為にiPhoneのカメラを回し続けて、保存された動画は10分20分にもなっていた…という経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな長い動画の容量を減らしたい時、わざわざ動画編集のアプリをインストールしなくても、iPhone標準の写真アプリで必要な部分だけ残してトリミングしてしまえば良いのですから、とても便利です。
iPhoneで動画のトリミングする方法
それでは早速、iPhone標準の写真アプリで動画をトリミングする方法をご紹介していきます。
編集手順
まず、ホーム画面から「写真」アプリを選んでタップします。
編集したい動画を選択
写真アプリの中から編集したい動画を選択してタップします。
編集をタップ
動画再生画面の右上に表示されている「編集」をタップします。
フレームビューアでバーを移動してトリミングする部分を選択
画面下部に表示されたフレームビューアの両端に、<>の記号の入ったバーが設置されています。左端の<バーが始点、右端の>バーが終点を指しています。
このバーを移動させる事で、動画をトリミングした際の始点と終点を指定する事が出来ます。正確にバーをタップしないと再生バー(白いバー)が動いてしまうので、慣れるまでは少しもどかしい時間が続くかもしれません。
始点・終点のバーを動かすとバーの色が変わるので、黒色のままだと動かせていない、と覚えておくと良いでしょう。
バーの色が黄色に変わっていれば、トリミングの始点と終点を指定出来ています。
保存手順
トリミングしたい箇所の指定が終わったら、右下の「完了」をタップします。
オリジナルをトリミング
「オリジナルをトリミング」をタップして保存すると、今編集している元動画(オリジナル)を上書き保存します。上書き保存後の動画はトリミング前の状態に戻せないので気を付けましょう。
新規クリップとして保存
「新規クリップとして保存」をタップして保存すると、オリジナルの動画とは別で、トリミング後の動画が新規保存されます。
保存方法によってカメラロールでの表示位置が変わる
「新規クリップとして保存」された動画は、編集された日時に従ってカメラロールに格納されます。たとえ何年も前に撮った動画だとしても、今日編集すれば最新の写真や動画に混ざって表示されます。
一方「オリジナルをトリミング」は上書き保存ですので、元の動画があった場所に表示されます。
iPhoneでスローで撮影した動画のトリミングする方法
次に、iPhoneの「スロー」モードで撮影した動画のトリミング方法をご紹介します。
スローで撮影するメリット
トリミングの方法をご説明する前に、iPhoneのスローモードで撮影するメリットについて触れておきたいと思います。
私がよくiPhoneでスローを使用するのは、桜吹雪を撮影する時です。等倍速度の「ビデオ」ではひらひらと舞う桜の花びらが速すぎて捉えられないので、スローを使って花びらが可憐に舞う様子をカメラに収めています。
また撮影後、編集画面でスローモーションにする部分を変更出来ますので、子どもの徒競走をスローで撮影してゴールの瞬間だけスローにしたりと、撮影の幅も広がります。
編集手順
それでは、iPhoneの「スロー」で撮影した動画の編集手順をご紹介します。
編集したい動画を選択
先程の手順と同様、iPhone標準の写真アプリの中から編集・トリミングしたい動画を選択します。
編集をタップ
動画の再生画面で、右上の「編集」をタップします。
スローにする部分を設定する
フレームビューアの上に設置されているスロー用バー(便宜上の名前で正式名称ではありません)の両端を動かして、スローモーションにする部分を指定します。
スロー用バーの縦線は動画のフレームを表していると考えると分かり易いでしょう。縦線の配列が緩やかになっている部分が、スローになる部分です。
フレームビューアでバーを移動してトリミングする部分を選択
後は先程の手順と同様に、フレームビューアのバーの両端を移動してトリミング範囲を指定し、「完了」をタップして保存します。スロー用のバーより先にトリミング用のバーを動かしてしまうと、スロー用のバーが動かなくなってしまいますのでご注意下さい。
ここでも先程と同様に、「オリジナルをトリミング」と「新規クリップとして保存」を選択出来ます。
iPhoneで動画のトリミングができない原因
上記の方法で動画がトリミング出来ない場合もあります。下記に当て嵌る事が無いか参照してみて下さい。
iPhoneの容量不足
トリミングした動画はiPhone本体に格納されますので、iPhone本体の容量が不足していると保存できない可能性があります。iPhone本体の空き容量を増やしてから、再度試してみて下さい。
動画形式が対応していない
ビデオカメラで撮影した動画をiPhoneに取り込んだ場合や、インターネット上でダウンロードした動画等は、iPhoneでの編集に対応していない形式である可能性があります。フリーソフト等でmp4やmovといった形式に変換してから、再度試してみて下さい。
OSの不具合
OSのバージョンによっては、お手持ちのiPhoneで動画の編集・保存に不具合が出てしまう事があるかもしれません。最新にバージョンアップして、再度トリミングを試してみて下さい。
まとめ
今回はiPhone標準の写真アプリで動画をトリミングする方法をご紹介しました。トリミングを使いこなせばiPhoneの本体容量も節約出来ますし、お洒落なスロー動画を作成する事も出来ます。是非、お手持ちのiPhoneでお試し下さい。