2019年03月26日更新
iCloudフォトライブラリとは?写真容量を節約できる?
iCloudにはiCloudフォトライブラリという写真を保存するための機能があります。この記事では、iCloudフォトライブラリとはどういった機能なのかやフォトライブラリを設定するメリットや注意点、マイフォトストリームとはどういった機能なのかの解説をします。
目次
iCloudフォトライブラリとは?
ではまず、iCloudフォトライブラリとはどういった機能なのか解説をしていきます。iCloudフォトライブラリとは、iCloudに写真を保存するために機能です。
iPhoneの写真/動画を全てiCloudにアップロードする機能
iCloudフォトライブラリの具体的な機能とは、iPhoneやiPadで撮影した写真や動画をiCloud上に自動アップロードをする機能です。写真や動画を撮影したのちに、Wi-Fi環境に入ると自動でiCloudに保存をしてくれます。
ストレージ最適化/容量の節約ができる
iCloudフォトライブラリを使うことで、iPhoneのストレージ最適化をしストレージを節約することができます。
iCloudフォトライブラリを設定していない場合は、撮影した写真や動画はiPhoneに保存されたままですが、iCloudフォトライブラリが設定されていると、iCloud上に保存場所が変わります。
ストレージ最適化を行うことで、iPhoneに保存されている写真や動画のデータがiPhone内で最適化され、ストレージ最適化もされます。それによってiPhoneのストレージを節約することができます。
iCloudフォトライブラリの仕組み
では、iCloudフォトライブラリの仕組みの解説をしていきます。iCloudフォトライブラリの仕組みとは、写真の追加も写真の閲覧も連動しています。
iCloudフォトライブラリの仕組みとして、iCloudフォトライブラリに保存された写真や動画のデータの元データは撮影したデバイスではなく、iCloudのデータが元データになります。
元データがiCloudに保存されることで、iPhoneではストレージ最適化され、iPhoneのストレージ容量の節約をすることができます。
iCloudフォトラリブラリの設定手順はiPhoneの設定アプリから行います。設定アプリを起動させます。
設定アプリを起動させたら、一番上の自分の名前をタップします。
名前をタップすると、AppleIDの詳細ページになるので、iCloudをタップします。
iCloudのページになったら、写真をタップします。
写真をタップすると、画面が変わり一番上の設定がiCloudフォトライブラリの設定です。
写真追加
iCloudフォトライブラリに写真を追加するには、iCloudフォトライブラリの設定をしたiOSデバイスなどで写真や動画の撮影をし、その後Wi-Fiに接続をするだけです。
Wi-Fiに接続をしないとiCloudフォトライブラリには写真は追加されません。Wi-Fiに接続をして初めてiCloudに写真や動画が保存されていきます。
iCloudフォトライブラリに写真や動画の追加をするには、個別での設定は必要ありません。撮影した全ての写真や動画、ネットで保存をした画像もiPhoneのカメラロールに保存してあれば一括でiCloudに保存されます。
写真閲覧
iCloudフォトライブラリに保存された写真を閲覧する方法は、通常のiPhoneの写真アプリを使用します。Macや他のiOSデバイスでも同様で、写真アプリで連動をされています。
Web版のiCloudページでも写真の閲覧をすることができ、WindowsのPCの場合でもWebブラウザを使用すればiCloudフォトライブラリに保存されている写真や動画を閲覧することができます。
iCloudフォトライブラリを利用する際の注意点
では、iCloudフォトライブラリを利用する場合の注意点とはどういったものがあるか解説をしてきます。
iCloudの容量が足りなくなる
iCloudフォトライブラリを利用する上で一番注意点とは、iCloudの容量が足りなくなる点です。iCloud
はAppleIDアカウントを所持した時点で5GBまで無料で使用できます。
ただ、iCloudフォトライブラリを設定し、写真や動画をiCloudに保存をしていくとどうしも5GBでは足りなくなってきます。
無料でiCloudフォトライブラリを利用するには、限界があるので、追加で料金を払いたくない場合はiCloudフォトライブラリに利用をオフにしましょう。
iCloudストレージプラン
iCloudフォトライブラリの利用でiCloudの容量が足りなくなった場合は、iCloudストレージを追加で契約することでiCloudの容量を増やすことができます。
iCloudストレージのアップグレードとは、iCloudの容量を使いで購入することをいい、月額の支払いは必要ですが、よりiCloudを便利に使うことができます。
iPhoneのストレージはiCloudフォトライブラリを利用することでストレージ最適化され、容量の節約をすることはできますが、iCloudの容量を節約することはできないので、iCloudストレージのアップグレードも検討しましょう。
容量 | 月額 | 備考 |
5GB | ¥0 | Apple IDアカウント作成で無料 |
50GB | ¥130 | |
200GB | ¥400 | ファミリー共有可能 |
2TB | ¥1,200 | ファミリー共有可能 |
使わない場合はオフにすること
iCloudフォトライブラリを使用しない場合は、設定をオフにするようにしましょう。iCloudフォトライブラリをオンにすることで、Wi-Fiに接続をすると自動で写真や動画は保存されていきます。
同時にiCloudの容量も自動で使用していきます。保存状態が中途半端な状態になってしまうので使わない場合は必ずオフにしましょう。
バックアップ
iCloudフォトライブラリ利用する際の2つ目の注意点として、バックアップも関わってきます。iCloudフォトライブラリは写真や動画のバックアップをする機能としても働きます。
ただ、iCloudフォトライブラリを設定した場合は、写真や動画はiCloudに保存され、各デバイスに同期されるので、iPhoneのバックアップには含まれなくなるので注意しましょう。
他のデバイスでの削除
iCloudフォトラリブラリを設定していると、他のデバイスでも同期し写真を見ることができますが、同時に写真の削除する場合も注意が必要です。
他のデバイスで削除した写真や動画は、もともと撮影したiPhoneとも同期しているので削除されます。この注意点を忘れると、iPhoneからせっかく撮影した写真や動画をどんどん削除してしまうことに落ち入ります。
削除する場合はの注意点となるので、写真の削除を行う場合は先にiCloudフォトライブラリをオフにするようにしましょう。
iCloudフォトライブラリとマイフォトストリームの違い
では、iCloudフォトラリブラリとマイフォトストリームの違いについて解説をしてきます。iCloudで写真を保存する機能はiCloudフォトライブラリとマイフォトストリームの2つが存在します。
機能として似ていますが、仕様に違いがあるので、使う場合は気をつけて使用しましょう。
iCloudフォトライブラリ
iCloudフォトライブラリの特徴はここまでに解説をしてきた通り、iCloudに自動で写真や動画が保存され、自動で同期するため、他のデバイスでも見ることができる機能です。
マイフォトストリーム
マイフォトストリームとは、iPhoneなどで撮影した写真や動画を30日間の間のみ容量無制限でiCloudに保存をする機能です。
マイフォトストリームもiCloudに保存されますが、5GBには含まれないので、iPhoneの容量限界まで写真を撮影しても自動で保存されます。ストレージ容量は使用無制限ですが、枚数制限があるのも特徴で、1,000枚までアップロード可能です。
ただ、注意点として、30日間限定なので、30日が経過すると自動でマイフォトストリームから削除されます。そのまま継続で保存をしたい場合は、iCloudフォトライブラリの設定をし、iCloudの容量をアップデートする必要が出てくることがあります。
iCloudフォトライブラリとマイフォトストリームの違いについて下の表にまとめてあります。
iCloudフォトライブラリ | マイフォトストリーム | |
iCloudストレージ容量 | 消費する | 消費なし |
枚数 | 無制限 | 1,000枚 |
保管期間 | 期限なし | 30日 |
保存できるデータ | 写真と動画 | 写真のみ |
他のデバイスへの反映 | あり | なし |
ここの表に示した違いが、iCloudフォトライブラリとマイフォトストリームの大きな違いです。名前が似ているからといって同じ機能だという勘違いをしないように気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?iCloudフォトライブラリは非常に便利な機能です。iPhoneでよく写真の撮影をするなら設定することでiPhoneのストレージ最適化を行え容量の節約をできる上に自動で写真の保存をしてくれます。
ただ使い方によっては注意点があり、間違って写真や動画を削除してしまったり、iCloudフォトライブラリにしっかりと保存されていないこともあるので、必要ない場合は必ずオフにしましょう。
この記事を参考に、iCloudフォトライブラリの利用してみてください。