2020年11月26日更新
iPhoneのウイルスチェック方法!感染の確認/見つけ方も解説!
iPhoneのウイルスチェックは、端末内の大事なデータが破損したり情報漏えいを防ぐのに有効な対処方法です。この記事では、iPhoneのウイルスチェック方法をご紹介します。また、iPhoneのウイルス感染の簡単な確認方法や見つけ方も解説していきます。
目次
iPhoneのウイルスチェック方法
iPhoneがウイルスに感染してしまうと、IDやパスワードなどの個人情報を抜き取られたり、iPhoneに不具合が発生するリスクが高くなります。この記事では、iPhoneのウイルスチェック方法を確認していきます。
ウイルス感染したらどうなる?
iPhoneは、PCと比較するとリスクは低いものの、ウイルス感染する可能性はあります。ここでは、iPhoneがウイルス感染したらどうなるのか、ウイルス感染した時の症状を確認しておきましょう。
iPhoneの誤動作を招く
iPhoneがウイルス感染してしまったらどうなるかというと、ユーザーの意思にかかわらず勝手にアプリやカメラが起動してしまったり、端末の電源が切れたり、誤動作を招いてしまうことがあります。
また感染したウイルスによっては、端末内に保存してある連絡先や写真、動画などのデータを抜き取りするものがあり、ウイルス感染が原因で第三者に個人情報が流出してしまう危険性もあり注意が必要です。
iPhoneの動作が重くなる
iPhoneがウイルスに感染してしまうと、ウイルスがバックグラウンドで常に実行されるため、iPhoneの動作が重くなります。
iPhoneの動作が重いとどうなるかというと、端末に負荷がかかってしまうため、バッテリーが早く減ってしまう原因となってしまいます。
ただし、iPhoneの動作が重い原因となっているのは、複数のアプリが同時に起動していたり、多数のアプリをインストールしていて、空き容量が少ないことが影響している可能性もあります。
この場合の対処法として、バックグラウンドで実行しているアプリを消したり、必要ないアプリを全てアンインストールして、動作状況がどうなるか確認してみることをおすすめします。
インストール済みアプリに覚えの無い物がある
iPhoneがウイルスに感染してしまった場合の症状として、勝手にアプリがインストールされてしまうことがあります。
インストールされているアプリの中で、自分がインストールした覚えの無い物がある場合は、ウイルスによって勝手にインストールされたアプリの可能性もあり注意が必要です。
インストール済みアプリで覚えの無いアプリは、情報の抜き取りやデータが破損してしまう危険もあるため、確認したらすぐにアンインストールするようにしましょう。
ポップアップ画面が頻繁に表示される
iPhoneがウイルス感染してしまうとどうなるかというと、ホーム画面や電話中など、ポップアップ画面が頻繁に表示される場合があります。この症状は、iPhoneにウイルスに感染しているかどうかを確認する際に簡単な見つけ方といえます。
そういやiphoneでウイルスが検出されました系のポップアップたまに出てくると思いますが大抵それは詐欺とのこと。まぁなんとなくわかってはいたけど・・・出たら出たらで焦りますわなあ・・・。そして今僕はPCから打ってます。
— Atelier&@AQUART2021 (@atelier_andoh) July 16, 2017
iPhoneのあらゆる画面に、このポップアップが頻繁に表示される場合は、すぐに端末がウイルス感染していないかウイルスチェックしてみましょう。
過剰な通信量の発生
iPhoneがウイルス感染してしまうと、急激にデータの通信量が増え、過剰に通信量が発生します。なぜかというと、ウイルスがバックグラウンドで位置情報を読み取りしていたり、個人情報を抜き取ってデータを送信しているためです。
データ量の大きなファイルをダウンロードしたり、動画サイトやアプリを利用していない時に過剰な通信量が発生している理由は、ウイルス感染が原因かもしれません。
登録データの書き換え
iPhoneがウイルス感染してしまった場合、連絡帳に登録している大切な登録データの書き換えや消去されることがあります。
そのほかにも、iPhoneがウイルスが感染してしまうと、設定しているパスワードが勝手に変更されることがあり、注意が必要です。下記のログイン時に普段利用しているパスワードでログインできない場合は、ウイルスチェックしてみることをおすすめします。
- 端末のログインパスコード
- iCloudのパスワード
- LINEやFacebookなどアプリ内のパスワード
ウイルスのチェック方法
iPhoneにウイルスが侵入してしまうと、さまざまな問題症状が発生してしまうため、定期的なウイルスチェックが重要です。iPhoneで簡単なウイルスチェック方法を解説していきます。
簡単な見つけ方
iPhoneがウイルス感染しているか簡単な見つけ方は、ウイルス対策ソフトが一番おすすめです。
ウイルス感染してしまう注意行動
iPhoneは絶対ウイルスには感染しないと思ってる人がそこそこいそう
— スー (@0vx3158) August 14, 2017
iPhoneのセキュリティは、PCと比較するとしっかりしていますが、絶対にウイルスに感染しないというわけではありません。iPhoneがウイルス感染してしまわないよう、普段から簡単にできる注意すべき行動を解説します。
ジェイルブレイク(脱獄)
「ジェイルブレイク(脱獄)」とは、iPhoneに設定されている制限を解除して、非公式のアプリをインストール可能にする状態をつくることを意味しています。
iPhoneを脱獄してしまうと、審査にクリアしていない怪しいアプリを簡単にインストールできるようになりますが、その分、ウイルス感染のリスクも高くなってしまうため、注意しましょう。
安全性の低いサイトの閲覧
そもそもiOS(iPhone)もAndroidも、App Store や Google Play からしかアプリをインストールしていなければ、OSの仕組み上、ウイルスに感染するはずがない
— えぐっちー (@soki124) August 17, 2017
非常に流行ってるらしいので、間違ってもボタンをタップしないで、サイトを閉じてくださいね!
Safariを利用してWebサイトを閲覧する際に、安全性の低いサイトを閲覧してしまうと、ウイルス感染へのリスクが高くなり、とても危険です。
また、安全性の低いサイトを閲覧していると、突然「この端末はウイルスに感染しています!今すぐアプリをインストールしてください!」というポップアップ画面が表示されることがあるようです。
万が一、このポップアップ画面から誘導されるアプリをインストールしてしまうと、iPhoneがウイルス感染してしまい、個人情報を抜き取られてしまう可能性もあり注意が必要です。
怪しいメールに添付されているファイルやリンクを開く
差出人に覚えの無いユーザーから届いた怪しいメールに添付されているファイルやリンクを開いてしまうと、不正なサイトに誘導される危険性が大きくなります。
注意すべき点として、iPhoneがウイルス感染されてしまうと、個人情報を盗まれたり、パスワードが勝手に変更される場合もあります。
ウイルスに感染したパソコンやUSBと接続
iPhoneでは、パソコンと接続することで、パソコンに保存してある音楽のダウンロードやバックアップを取ることが可能です。
ですが、ウイルスに感染したパソコンやUSBと接続してしまうと、iPhoneがウイルスに感染する原因となってしまうため、注意しましょう。
iPhoneをウイルスに感染させない方法
iPhoneをウイルスに感染させない方法を解説していきます。
iPhoneをウイルスに感染させない方法
もしiPhoneがウイルスに感染したらどうするか・・ですが、「工場出荷時の状態に初期化」するしか術がありません。とりあえず、不審なアプリはダウンロードしない・実行しない、MacやWindowsPCへの接続は極力避ける、OSを最新の状態に保つ・・が出来る対応でしょうか。
— かくかく云々な (@sika1234) May 31, 2016
iPhoneはパソコンに比べると、ウイルス感染のリスクが低いですが、まったく感染しないわけではありません。ここでは、iPhoneをウイルスに感染させない方法やウイルス感染を防ぐための注意点を解説していきます。
iOSが最新版か確認
iPhoneでは、端末に不具合が発生した場合や新機能が追加される際にiOSの最新バージョンが公開される仕組みとなっています。
最新版のiOSには、ウイルスをブロックする最新の機能も含まれており、セキュリティ上の対策をすることが可能です。このため、常に最新のバージョンにアップデートするようにしましょう。
ウイルス感染を予防するため、最新版のバージョンにアップするには、初めにホーム画面より「設定」を起動します。
次に「一般」をタップします。
「ソフトウェア・アップデート」をタップします。
「パスコード」を入力します。
「ダウンロードしてインストール」をタップします。
利用規約が表示されるので、確認の上「同意する」をタップします。
同意の確認画面が表示されます。これで、最新版にバージョンアップ完了となり、ウイルス感染を予防できます。
怪しいサイトへアクセスしない
SafariブラウザでWebサイトの閲覧する際に、安全性の低い怪しいサイトを閲覧してしまうと、それだけでウイルスに感染してしまう恐れがあります。ウイルス感染を予防する注意すべき点として、怪しいサイトへアクセスしないことが一番の方法といえます。
怪しいメールを開かない
怪しいメールを開いてしまうと、アクセスしたiPhoneを勝手に脱獄させられたり、悪意のあるソフトウェアや悪質なコードをインストールしてしまう原因となってしまいます。
添付ファイルやデータウイルス感染も、ウイルス感染の原因となってしまうため、簡単に開かないようにしましょう。
怪しいWi-Fiに繋がない
外出先などで、iPhoneをフリーWi-Fiに接続する機会が多いかもしれませんが、怪しいWi-Fiに接続してしまうとウイルス感染の被害に合う原因となってしまいます。
ウイルス感染の注意すべき点として、怪しいWi-Fiは、iPhoneに不正なアプリをインストールさせたり、個人情報を盗んだりすることを目的としています。安全性が確認できないWi-Fiには繋がないようにしましょう。
非公式アプリをインストールしない
Apple Storeで配信しているアプリは、事前に厳しい審査をクリアしたものだけが配信されるため、安全だと判断できます。
ですが、非公式のアプリは、安全性が確認できないためウイルス感染の原因となってしまう危険があります。非公式アプリはインストールしないようにしましょう。
iPhoneの脱獄をしない
iPhoneの脱獄(ジェイブレイク)は、違法ではありませんが、iOSの利用規約には脱獄(ジェイブレイク)は規約違反だと定めてあります。
iPhoneの脱獄をすることで、セキュリティリスクも非常に高くなってしまうため、脱獄は絶対にやめましょう。
セキュリティ対策アプリの導入
iPhoneのセキュリティ強化だけでなく、セキュリティ対策アプリを導入することで、ウイルス感染のリスクを予防できます。ウイルスの見つけ方としておすすめのセキュリティ対策アプリを紹介していきます。
ノートン モバイルセキュリティ
「ノートン モバイルセキュリティ」は、国際評価機関のモバイルセキュリティ・イノベーションアワード受賞製品となっており、非常に多くのユーザーが利用しています。
iOS向けに開発されたソリューションで、個人情報をフィッシング詐欺や情報盗難から保護することを目的とした「ノートン モバイルセキュリティ」アプリの特徴については、次の点があげられます。
- 無償アップデートも対応可能
- 60日間返金保証
- 24時間チャットサポート対応
- WEB保護・ウイルスアプリ対策・プライバシー対策など豊富な機能が簡単操作で利用可能
ウイルスバスター モバイル
「ウイルスバスター モバイル」は、SNSの乗っ取りや情報漏洩対策もチェックしてくれるアプリとなっています。
このアプリには、AI技術を用いて詐欺サイトなどの危険なwebサイトへのアクセスを遮断し、ネット詐欺から守ってくれる機能があります。また、「ウイルスバスター モバイル」の特徴については次の通りとなっています。
- Web脅威対策、盗難、紛失時の対策
- Wi-Fi接続時に自動で安全性を確認し、危険なWi-Fiへの接続を避ける
- 連絡先のバックアップが簡単にできる
- Facebookのプライバシー設定も保護
カスペルスキー セーフブラウザ
「カスペルスキー セーフブラウザ」は、高性能なフィッシング対策機能で不正サイトを効果的にブロックできます。なお、「カスペルスキー セーフブラウザ」の特徴については、次の点があげられます。
- フィルタリング機能で表示したくないWebサイトのカテゴリを選択・ブロックが可能
- クラウド技術を活用して、最新の危険サイトのブロックにも対応可能
- お子様に不適切なWebサイトへのアクセス制限が簡単にできる
マカフィー モバイル セキュリティ
「マカフィー モバイルセキュリティ」は、プライバシーを保護し、iPhoneを守ることに特化しているアプリです。「マカフィー モバイルセキュリティ」の特徴については、次の通りです。
- iPhoneやiPadをなくした場合や盗難の被害にあってしまった場合に、写真や動画の保護が簡単にできる
- iPhoneが不正アクセスされた場合にプライベートなメディアを自動的に保護してくれる