Photoshop Camera Raw フィルターで色調補正する方法！

仕事やSNSなどで、自分で撮影した画像を使うことが多い方は、Photoshopで画像加工することも多いのではないでしょうか。撮影した写真が思っていた色と違っていたり、照明や天気によって写真の色がバラバラになってしまった…。

そんなときは、フィルターなどの色調補正の画像加工で理想の色に近づけたいですよね。本日は、そんなときに便利な、Photoshop Camera Rawフィルターを使った色調補正・画像加工の方法をご紹介します！

Photoshop Camera RawフィルターとはRAWデータを現像するためのプラグインとしてスタートしたものが、Photoshopにフィルターとして追加されたものです。RawファイルだけでなくJPEGやPSDなどに使用できます。

また、最初にファイルを開いたときだけでなく、ワークフローの途中でもフィルターをかけた色調補正や画像加工の機能が使えます。一画面で、明るさ、コントラストやシャープやノイズの低減など様々な編集を行えるというのが大きな特徴です。

Photoshop Camera Raw フィルターをかけて色調補正をして画像加工などをする方法をとることができるのですが、他にはどのような機能があり、どんな使い方でPhotoshop Camera Raw フィルターを使うことができるのでしょうか？

ここではPhotoshop Camera Raw フィルターでできる画像加工や色調補正の機能についてご紹介したいと思います。

Photoshop Camera Rawを使ったことがない方や初心者の方に最もオススメしたい機能が、画像画工の自動補正です。ボタンひとつをクリックするだけで自動で色調補正できるため、調節の参考になります。

もちろん自動補正をベースに自分でさらに調整を加えられ、リセットも簡単です。

うまく撮れたと思った写真でも、パソコンでよく確認してみたら『なんか暗いな』『曲がっているな』と思ってしまうことはありませんか。そんなときに行えるのが画像加工機能です。使い方を覚えればあらゆる方法で失敗した写真もキレイにできます。

ノイズとはエッジの定義を調整します。適用量の値を上げるとシャープが増大します。値を0にするとシャープがオフになります。一般に、ノイズの少ない画像の場合は適用量を低めの値に設定します。この調整はアンシャープマスクの一種です。

指定したしきい値を基本にして周囲とはピクセルが異なる場所を検索し、そのピクセルのコントラストを指定した量だけ強くします。Camera Raw 画像ファイルを開くと、Camera Raw プラグインにより、使用するしきい値がカメラモデル。

ISO、露光量補正を基にして計算されます。『ディテール』タブの『ノイズ軽減』セクションには、画像のノイズを軽減するためのコントロールがあります。

画像のノイズには、画像の粒子を粗く見せる輝度（グレースケール）ノイズと、画像内にカラーの斑点として表示される彩度（カラー）ノイズがあります。高めの ISO 感度またはあまり精巧ではないデジタルカメラで撮影した写真は、かなりのノイズ入ります。

Photoshop Camera Raw フィルターとはどんなものかということ、Photoshop Camera Raw フィルターでできることがわかりましたよね。それでは早速Photoshop Camera Raw フィルターの使い方や準備方法を見ていきます。

まずはレイヤーをスマートオブジェクトに変換する準備を行います。そもそもレイヤーとは何？という方いるでしょう。まず、レイヤーとは、画像の『階層』のようなものです。GIMPでは、透明フィルムのような層を重ね合わせて１枚の画像を表現します。

スマートオブジェクトとは画像データを含むレイヤーです。つまり画像のデータにしなければならないということです。

Photoshop Camera Rawを起動後に、レイヤーを右クリックし『スマートオブジェクトに変換』を選択します。

編集前にオリジナルデータをスマートオブジェクト化しておくと、元のファイルに変更を加えることなく、画像の彩度、明瞭度、コントラストなどを修正することができます。また、編集内容をいつでもやり直すことができてとても便利です。

Photoshop Camera Rawの機能が分かったところでPhotoshop Camera Raw フィルターの使い方を説明します。先ほどはPhotoshop Camera Rawの機能を使って準備をしましたが今度は設定方法をご紹介します。ソフトを使う前には設定が必要です。

そこでPhotoshop Camera Rawフィルターの使い方として設定方法をご紹介します。

最初のPhotoshop Camera Rawを使った設定はまず、画像加工を行う前にCamera Raw フィルターを適応する必要があります。それではCamera Raw フィルターを適応する設定方法をご紹介します。

編集したいレイヤーを選択した状態で、メニューから『フィルター』をクリックし『Camera Rawフィルター』を選択します。

Camera Rawフィルターが起動するとこのような編集画面になります。中央にはプレビューが大きく表示され、上部にはツールが横並び、右側のパネルで基本補正などの細かい調整が行えます。この設定は画像ごとの明るさによって調整できます。

Photoshop Camera Rawであるツールというのは『ズームツール』『手のひらツール』『ホワイトバランスツール』『カラーサンプラーツール』『ターゲット調整ツール』『変形ツール』『スポット修正』『赤目修整』『補正ブラシ』『段階フィルター』です。

他にも『円形フィルター』というものもツールであるのでiPhoneなどの画像加工アプリのように簡単にフィルターなどをかけたりと編集をすることができます。

ちなみにパネルには何があるのかというと『基本補正』『トーンカーブ』『ディテール』『HSL / グレースケール』『明暗別色補正』『レンズ補正』『効果』『カメラキャリブレーション』『プリセット』といったことが可能です。

仕上げとして部分的な補正をすることもできます。写真の左上が暗いので、少し明るく補正します。左上のツールバーから『円形フィルターツール』を選択し、左上の領域でクリックしてからドラッグし、円または楕円を描きます。

円形フィルターの編集は、右側のパネル内で調整します。ちょうどいい色味に調整できたら右下の『OK』を押して完成です。

ツールを使った部分的な補正によりPhotoshop Camera Rawで『円形フィルター』をかけました。そしてツールを使い

• 色温度 … -6
• 色かぶり補正… -23
• 露光量 … +0.45
• ハイライト … +2
• 黒レベル … +4
• 効果 … 内側

その結果加工後の写真は少し赤身がかって暗かった印象がなくなり、朝食の写真がはっきりと見えるようになっています。Photoshop Camera Rawでツールなどを使うだけでも違います。

補正前と補正後のビューを切り替えて編集することも可能です。

補正前と補正後を見比べながら編集すると変化が分かりやすいです。

Photoshop Camera Raw フィルターで色調補正する方法はいかがでしたか？こうしたソフトを使うことによって仕事はもちろんですが、ゆおり、クオリティの高い写真をSNSなどにアップすることもできます。

またブログなどをやっているママさんなどであれば少し家事などの時間が空いた時にでも画像加工を行ってみるとレベルの高いブログに早変わりですね。