2020年01月25日更新
「ウイルスバスター」を強制アンインストールする方法を解説!
ウイルスバスターをアンインストールできなかった場合、他のセキュリティソフトをインストールできずに困ってしまうと思います。ここでは、そんな場合の対処策として「ウイルスバスターを強制的にアンインストールする方法」についてご紹介いたします。
目次
ウイルスバスターとは?
現代では、PCをオンラインで使用している方がほとんどです。するとやはり心配は、ウイルスやスパイウェア、個人情報の漏洩などのセキュリティです。そういったPCのセキュリティを守るのがセキュリティソフトです。
現在セキュリティソフトは、ウイルス対策のソフトだけで30種類ほど存在します。その中で日本でのシェア№1を誇るのが、ウイルスバスターです。
トレンドマイクロ社のセキュリティソフト
ウイルスバスターは、トレンドマイクロ社製のセキュリティソフトです。ウイルスだけでなく、スパイウェアやフィッシング詐欺なども防ぐことができるオールインワンのセキュリティソフトとなっています。
対応OSはWindows・Mac、スマートフォンはandroid・iOSとなっていますので、ほとんどの端末で使用することが出来ます。ウイルスバスターが初めて発売されたのは1991年4月のこと。約30年の歴史があるセキュリティソフトの老舗です。
「ウイルスバスター」をアンインストールする方法
ここではウイルスバスターを、アンインストール削除する実際の手順についてご紹介します。
コントロールパネルからアンインストールする手順
タスクバーの検索ボックスに「コントロール」と入力します。すると、検索結果に「コントロール パネル」が出ますのでクリックします。
コントロールパネル内の「プログラムのアンインストール」をクリックします。
「ウイルスバスター」を選択し、「アンインストール」をクリックします。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」はいをクリックします。
アンインストールをクリックします。
アンケートは任意です。アンケートに答えたら「次へ」をクリックします。アンケートに答えない場合は「スキップ」をクリックします。アンインストール処理が始まります。
再起動を実施して完了となります。
「ウイルスバスター」をアンインストールするときの注意点
ウイルスバスターをアンインストールするときの注意点としては、セキュリティが外れるので、PCが無防備になることです。事前に、次にインストールするセキュリティソフトを用意しておくことをおすすめします。
主な注意点
セキュリティソフトをアンインストールしたら、PCが無防備になるため、いくつか注意点があります。まず、WEBサイトを開いただけで感染するウイルスがありますので、無用なネットの閲覧はしないでください。
また、受信したメールの中にウイルス感染したものがある可能性がありますので、セキュリティソフトをインストールするまでメールは開かないでください。もし、PC内に個人情報の入ったデータがある場合、データを盗まれる可能性があります。
その場合は、外付けHDDなどにデータを移動し、PCから外しておくと安心です。アンインストール後は、速やかにセキュリティソフトをインストールし、常に最新版にしておくことをおすすめします。
「ウイルスバスター」を強制アンインストールする方法
ウイルスバスターのアンインストールに、エラーが出て失敗するという事例は珍しくありません。アンインストールができないと、用意しておいた次のセキュリティソフトをインストールができないことがあります。
セキュリティソフト同士が競合してしまうためです。その場合、ウイルスバスターを強制アンインストールすることが可能です。
削除できない原因とは?
ウイルスバスターを削除できない原因にはどのようなことがあるでしょうか。主に想定されるのは、2つの原因です。
アンインストール中にエラーが生じた
1つ目は、アンインストール時にユーザーアカウント制御の画面が出てきて、管理者(administrator)のパスワードを求められる場合です。その時は、管理者にパスワード入力を求めてください。
2つ目は、アンインストールしても「一部のファイルが残っている」や「削除できませんでした」のようなエラーが出る場合です。それは他のユーザーが、PCにサインインしたままになっていることが原因です。
他のユーザーがアクティブ(使用中)で、ウイルスバスターを実行中のため、アンインストールできないということになります。そのユーザーにPCからサインアウトしてもらう必要があります。
専用アンインストールツールのダウンロード手順
ウイルスバスターをアンインストールできない場合は、支援ツールによって強制アンインストールが可能です。ここではそのダウンロード方法と使用方法についてまとめます。
公式サイトにアクセスしてツールをダウンロード
トレンドマイクロ社のアンインストール支援ソフトダウンロードページにアクセスします。(下に公式サイトのリンクがあります)
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」はいをクリックします。するとファイルの展開が始まります。以上でアンインストール支援ソフトのダウンロードは完了です。
強制アンインストールの手順
ここではトレンドマイクロ社のウイルスバスターを、アンインストール支援ソフトを使用して、強制的にアンインストールする実際の手順についてご紹介します。
アンインストール中に支援ソフトを実行
トレンドマイクロの公式サイトからダウンロードしたアンインストール支援ソフトは、Windowsのスタートメニューに「トレンドマイクロサポートツール」という名前で存在しています。こちらを起動します。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」はいをクリックします。トレンドマイクロサポートツールが実行されます。
アンインストール処理が開始
ここではトレンドマイクロサポートツールが起動してから、アンインストール処理が開始するまでの流れをご紹介します。
トレンドマイクロサポートツールが起動しましたら、上部タブの「(C)アンインストール」を選択します。「1.アンインストール(U)」をクリックします。
はいをクリックします。
処理が始まります。あとは処理が完了するまで待つだけとなります。
再起動したらアンインストールが完了
アンインストールが完了したら、思わぬ不具合やエラーを避けるため、なるべく速やかにPC再起動を行います。PCにセキュリティがかかっていませんので、すぐセキュリティソフトのインストールを実施してください。
「ウイルスバスター」を再インストールする方法
ここではウイルスバスターを再インストールする方法をご紹介します。ウイルスバスターをインストールするときには、既に他のセキュリティソフトが入っている場合、上の画像のようにインストールすることができませんのでご注意ください。
上の画像では、他のセキュリティソフト「Avast Free Antivirus」がインストールされているため、Avastをアンインストールする必要があります。
再インストールの手順
ここではウイルスバスターの再インストールの手順をご紹介します。再インストールは、トレンドマイクロ社に作業をおまかせできる「おまかせ!インストール」と、「自分でインストールを実施する」の2つの方法があります。
「おまかせ!インストール」でプロの技術者に作業を代行してもらう
「おまかせ!インストール」は、ウイルスバスターを開発しているトレンドマイクロ社が提供するインストール作業代行サービスです。トレンドマイクロの技術者によって、PCを遠隔操作し、利用者に代わってインストール作業を実施します。
有料サービスで8,210円(税込)となっています。PCの初心者や多忙な方にはこちらがおすすめです。
自分でインストールを実施する
自分でインストールを実施する実際の手順をご紹介します。まずは、既に他のセキュリティソフトが入っていると、ウイルスバスターをインストールできないので削除を実施しておいてください。
下記リンクの、ウイルスバスタークラウドの公式サイトから「無料バージョンアップ・インストール」をクリックします。ウイルスバスターのインストーラ「TrendMicro_16.0_HE_Downloader」がダウンロードされたら起動します。
「はい」をクリックします。
ウイルスバスターの、インストーラ展開処理が始まります。
動作環境のチェックが始まります。
ウイルスバスターのシリアル番号を入力します。
「プライバシーと個人データの収集に関する規定」です。問題なければ「同意して次へ」をクリックします。
使用許諾契約です。問題なければ「同意してダウンロードする」をクリックします。
インストール処理中です。しばらく待ちます。「インストール完了」の画面になったら作業完了となります。もしPC再起動を求められた場合は、作業中のファイルを保存し終了させた上、再起動をお願いします。