Dropbox Transferでドロップ&ドラックで簡単に送信することができるこのサービスは、オンラインストレージサービスのDropboxが新しく発表したものです。今回は「Dropbox Transfer」の特徴と使用方法を解説します。
Dropbox Transferとは、容量が大きいファイルや解像度が高い写真ファイル、プロジェクトの資料などを安全に転送できるサービスのことを言います。
通常重いファイルを転送する際は時間がかかりますが、Dropbox Transferでドロップ&ドラックで簡単に送信することができます。今回は「Dropbox Transfer」の特徴と使用方法を解説します。
Dropboxは今までよりもファイル送信を簡単に送ることができるように「Dropbox Transfer」の提供をはじめました。
Dropboxの特徴として資料やデータを共有する目的で使われることが多かったのですが、シーンによっては「相手に送信だけしたい」というユーザーの声に合わせた機能も必要になってきます。
その用途をかなえるために今回「Dropbox Transfer」の提供が始まったというわけです。
Dropbox Transferは、容量が大きいファイルを社外のクライアントや他の人々に送信したいと言うニーズに応えるものですが、私たちユーザーでも簡単にファイルを送ることができるようにするために提供が始まりました。
それでは運営元のDropboxの特徴などを紹介していきます。
運営元のDropboxは、アメリカのDropbox.Incが提供しているオンラインストレージサービスです。本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあり、世界の12ヶ所にオフィスがあります。
ユーザー数も5億人以上、1日に動機されるファイルも10億件以上なのでかなり利用者数が多いことがうかがえます。これだけのユーザーが大切なデータをDropboxを使って共有・同期しているので安全かつスマートな働き方を実現しているという証明になります。
続いて「Dropbox Transfer」にはどんな特徴があるのでしょうか。以下から確認しましょう。
「Dropbox Transfer」は、ユーザーがファイル送信を簡単にできるという特徴があります。ファイル送信の方法は2種類あります。1つ目は、パソコンにあるアップロードされたファイルを従来通りドラック&ドロップで送信する方法です。
2つ目の特徴は、送りたいファイルを指定するとリンクが生成されます。このリンクを相手に送るだけでファイルを確認することができます。もちろん相手はDropboxのアカウントを持っていなくてもファイルを見る方法もあります。
「Dropbox Transfer」のファイルサイズは最大100GBまで対応しているため、他のサービスと比較しても簡単にメールやファイルを送ることができます。
通常、他のサービスでは最大20GBまでの制限が特徴的ですが、「Dropbox Transfer」はそのサイズよりも大幅に送信できるもの魅力的です。
「Dropbox Transfer」のその他の役割としては、ファイルのアクセス管理、ダウンロードを促すためにパスワードと有効期限を設定する機能もあります。
このパスワードと有効期限はリンクを送信した後からでもパスワードの変更や削除、有効期限の設定、変更などが可能です。
「Dropbox Transfer」で他にできる機能については以下の表を確認ください。
「Dropbox Transfer」の機能 | |
機能 | 使い方 |
通知機能 | 相手がファイルを受け取ったかどうか |
統計機能 | ファイルがダウンロードされた回数を確認 |
パスワード設定 | ファイルのパスワード設定・変更・削除 |
有効期限 | ファイルの有効期限を設定・変更 |
「Dropbox Transfer」は、独自のダウンロードページを作成することもできるのですが、企業のロゴを挿入したりするとクライアントへの信頼感を演出することも可能です。
またロゴ以外に背景色などもコーポレートカラーに変更することによって、企業側で独自のファイル転送ソリューションを運用しているかのように見せるのも魅力的な内容となります。
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