異なるユーザー間やデバイス間でファイルやフォルダを共有するのにおすすめなのがDropbox。手軽な操作でデータを管理でき、作業の効率化には欠かせないツールです。この記事ではDropboxのデータ共有方法を詳しくご紹介します。
メールでは送れない大容量の動画、楽曲、画像などのデータを相手と共有したい。スマホとPCで効率的にデータの共有がしたい。作業を分担して行い、進捗状況を共有したい。このような時に威力を発揮するのがDropboxです。
Dropboxのメリットは、ファイルやフォルダを手軽に異なるユーザー間、またはデバイス間で共有できることです。連絡を待たなければいけないメールと違い、作業データを即座に共有できるため、作業が効率化して管理しやすくなるメリットあります。
Dropboxには、データを共有する方法が2つあり、共有リンクとして取り扱うこと、共有フォルダとして取り扱うことができます。それぞれの違いを見てみましょう。
単体のファイルを違うユーザー間で共有したい、成果物を取引先に納品したいがメールだとデータサイズが大きすぎるなどの場合は、Dropboxの共有リンクを使うのがおすすめです。
ファイル単位で個別に共有リンクの設定ができるため、Dropboxの中に複数のデータがあり、その中の1つのデータだけを共有するといった使い方が可能です。
Dropboxの中に共有したいファイルやフォルダなどのデータが複数あり、全てに共有リンクを設定するのに手間がかかり、相手も管理しにくくなる場合は、共有フォルダを設定して複数のデータをユーザー間で共有する方法がおすすめです。
Dropbox内で共有フォルダに設定したデータは相手も編集することができ、双方向からより効率的なやりとりが可能になります。
こちらのDropboxのファイルやフォルダの中から、任意でデータを指定して編集権を与える仕組みのため、全てのフォルダを共有する必要がなく、複数のユーザーと並列的にデータのやり取りをできることもメリットです。
Dropboxのデータの共有方法として一般的な、共有リンクの使い方、設定手順を図解を交えながらご紹介します(検証環境:Windows7)。
まず、Dropboxをダウンロードして起動すると、PCのデスクトップ内に上のような画面が表示されます。ここに、共有したいファイルやフォルダなどのデータをドラッグします。
デスクトップ上のDropbox内にデータを移すことによって、Web上のDropboxのストレージにも変更が反映されています。今回は例として「test」というフォルダを作成しています。次に、DropboxのWeb上のストレージにアクセスします。
Web上のDropboxストレージにアクセスすると、先ほどデスクトップ上で追加したtestフォルダがWebサイト側のDropboxにも追加されていることが確認できます。
共有リンクを作成したいフォルダ(今回の場合はtest)の右、【共有】をクリックします。
【共有】をクリックすると、Dropboxのデータの編集ウインドウが表示されます。画面右側にある【リンクを作成】を続けてクリックします。
【リンクを作成】をクリックしてしばらく待つと、Dropboxの共有するデータのリンクが作成された旨の通知が画面下側に表示され、【リンクを作成】の表示が【リンクの設定】と【リンクのコピー】に変わっているので、右側の【リンクをコピー】をクリックします。
【リンクをコピー】をクリックすると、DropboxのURLが生成されます。このURLが共有したいフォルダのリンクになり、表示されたURLにアクセスすることで、他の端末やユーザーでも指定したデータを受け取ることができるようになります。
共有方法は簡単で、この生成されたリンクのURLをGmailやLINEなどに貼り付けて、リンクを共有したいユーザーに送信することで、Dropbox内のフォルダやファイルを共有リンクとして受け取ることができます。
先ほど生成されたDropboxの共有リンクを、今回は例としてスマホのLINEを使って送信しました。受け取った側は、送信されたDropboxの共有リンクをタップしてWEBサイトへと移動します。
Dropboxの共有リンクをタップすると、スマホでは上のような画面が表示されるはずです。今回は下側の【またはWEB版の利用を継続】をタップします。
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