iPhoneの機能に「Haptic Touch(触覚タッチ)」があります。これはは3D Touchに代わる機能として登場したものです。この「Haptic Touch(触覚タッチ)」とは何なのか、3D Touchとの違いとは何かを解説していきます。
iPhone11シリーズ以降、それまで搭載されていた「3D Touch」が廃止されました。その代わりにiOS13以降「触覚タッチ」が登場し、現在の最新機種でも利用できます。これは、iOS 12以前はHaptic Touch(ハプティックタッチ)と呼ばれていたものです。
「Haptic Touch(触覚タッチ)」とは、iPhoneの画面を長押しすることでサブメニューやプレビューなどを表示させる事ができる機能を言います。iOS12以前の表現は「Haptic Touch」で、iOS13以降は「触覚タッチ」とはそれぞれ違いがあります。
iOS12までは、「Haptic Touch」でできるのは通知のプレビューやホーム画面でのアプリショートカットへの動作などでした。後述するiOS13以降の「触覚タッチ」よりも、iOS12以前は機能は少なめです。
iOS13以降、「触覚タッチ」には3D Touchと同じ機能が使えるようになりました。具体的には、iOS12ではできなかった「チラ見」などがiOS13以降は可能となっています。
また、アプリのサブメニュー表示などもできるようになったため、3D Touchよりも使いやすく、かつ便利になりました。
なお、iOS12以前まであった3D Touchのみに対応しているライブ壁紙などは、iOS13以降で「触覚タッチ」を利用しても使うことはできません。あくまで触覚タッチは3D Touchと同等の機能であるだけで、3D Touchそのものではないからです。
では、「Haptic Touch(触覚タッチ)」と3D Touchの違いとはどのようなものなのかを簡単に説明しましょう。
3D Touchは画面を物理的に押し込むことで反応します。この3D Touchは、利用するためにiPhoneのディスプレイに「Taptic Enigine」という特殊なリニアモーターを搭載しなければならず、その分iPhoneの値段も高くなっていました。
物理的に押し込む必要がある機能ということから、使いづらいという声も合ったのが3D Touchです。
「触覚タッチ」は3D Touchとは違い、長押しを行うのは同じですが強く押し込む動作を必要としていないため使いやすくなっています。その上で、3D Touchと同等の動作ができるため、iOS12以前の「Haptic Touch」よりも機能が多くなっています。
それぞれ利用できる端末は次の表のとおりです。
対応するiPhone機種 | |
---|---|
Haptic Touch(触覚タッチ)のみ |
|
3D Touch(3Dタッチ)にも 対応している端末 ※iOS13以上にすることで 触覚タッチ利用可能 |
|
では、iPhoneで触覚タッチを設定する方法について解説していきます。便利な使い方も一緒に紹介していますので、ぜひ利用してみてください。
まずは触覚タッチの設定方法です。触覚タッチはiPhone XR以降の機種か、iOS13へのアップデートが行われているiPhone/iPadで利用することが可能です。
3D TouchはiPadには未搭載だったのですが、iOS13へのアップデートができていればiPadでも触覚タッチを利用することができます。
触覚タッチの設定は「設定」アプリから行います。
「アクセシビリティ」を選択しましょう。
「タッチ」をタップしてください。
触覚タッチのみへの対応の場合は「触覚タッチ」3D Touchにも対応している端末の場合は「3D Touchおよび触覚タッチ」を選択します。
触覚タッチの速さは「速い」か「遅い」の2択です。いずれかを選択しましょう。
1 / 2
続きを読む