Googleスプレッドシートを印刷するときに、印刷範囲の指定方法や改ページの設定方法がよくわからないという方がとても多くいるようです。この記事では、Googleスプレッドシートで印刷範囲や改ページの設定をどのようにすればいいのか、詳しく解説します。
オンラインで利用できて、他のユーザーとの共有やPCとスマホ、タブレットなどの端末を超えたデータの同期が簡単にできるとても便利な表計算ソフトがGoogleスプレッドシートです。
Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で利用できることから、利用者がとても多いのですが、印刷するときに印刷範囲や改ページの設定方法がよくわからないという声が多く上がっています。
この記事では、Googleスプレッドシートで印刷範囲や改ページの設定をするにはどうしたらいいのか詳しく解説します。
MicrosoftのExcelなど、Googleスプレッドシート以外の表計算ソフトには、メニューバーのレイアウトからページレイアウトを設定したり、印刷前のプレビュー画面で改ページプレビューを表示して確認できます。
しかし、Googleスプレッドシートには、Excelのようなページレイアウトの設定項目や、印刷前のプレビュー画面を表示する機能がありません。それがGoogleスプレッドシートで印刷範囲や改ページの設定方法がよくわからないという理由になってしまっています。
Excelを以前から使い慣れている方には違和感のほうが強いかもしれませんが、Googleスプレッドシートに、印刷範囲の設定や改ページのページの区切り線の設定方法がないいわけではありません。
ただ、Excelとは設定方法がかなり異なるので、Excelの感覚で設定しようとすると設定できません。Googleスプレッドシートの場合には、画面の上に表示されている「印刷」のアイコンをクリックすると表示される「印刷設定」の画面ですべて設定します。
それでは、実際にどのような手順で印刷設定から印刷範囲の設定や改ページの設定を行うのでしょうか。Googleスプレッドシートを印刷するときに、印刷範囲を設定する手順について解説します。
グラフや画像がスプレッドシート上にある場合には、印刷範囲がうまく設定できずに、印刷に失敗することもよくあります。
この画像のように、グラフや画像がページの途中で切れて、ページをまたいでしまうことがあります。グラフや画層によって印刷範囲を指定することはスプレッドシートではできません。
こうなってしまう場合には、こまめに印刷プレビューを確認しながら、データとグラフが1ページにうまく収まるように、セルや文字の大きさ、グラフの位置などを調節しましょう。
スプレッドシートを微調整して、1ページに収まるようにします。
次にスプレッドシートに入力されたデータの一部だけを印刷する方法です。スプレッドシートに入力された一部のセルだけを印刷したい場合には、印刷したい範囲のセルをドラッグして選択します。
印刷する範囲を選択したら「印刷」のアイコンをクリックします。
「印刷設定」のページが表示されたら、右ペインの設定のメニューの「印刷」の「現在のシート」をクリックして、「選択中のセル」をクリックします。
すると、選択したセルだけが印刷範囲としてプレビューに表示されました。「次へ」へ進んで印刷すれば、選択した範囲だけを印刷できます。
以前のスプレッドシートでは、印刷時の改ページの設定ができませんでした。しかし、現在では、自分で印刷するときの改ページの位置を設定できます。スプレッドシートの改ページの設定方法を解説します。
印刷したいスプレッドシートの「印刷」のボタンをクリックして印刷の設定ページに入ります。
「カスタムの改ページを設定」をクリックします。
現在設定されている改ページの位置が点線で表示されています。点線の位置をドラッグすると線の位置を変更できます。点線の位置を変更することで改ページの位置を任意の位置へ変更できます。