iPhoneの最新のOSのiOS15は2015年に発売されたiPhone6sもアップデート可能です。しかし、iOS15の機能の中にはiPhone6sでは使えない機能もあります。この記事では、iOS15でiPhone6sでは使えない機能などについて解説します。
2021年10月にiPhoneの最新OSであるiOS15がリリースされました。iOS15では発売から6年となるiPhone6sはサポート対象外になると思われていましたが、iPhone6sもiOS15へのアップデートが可能な対応機種です。しかし、iOS15に新搭載される機能の一部にiPhone6sでは使えないものがあります。
この記事では、iOS15の対応機種についてと、iPhone6sでは使えない機能について詳しく解説します。
iOS15の対応機種についてまずは詳しく見ていきましょう。
iOS15に対応しているiPhoneの機種一覧です。
iPhone 6s/6s Plus
iPhone SE (第1世代/第2世代)
iPhone 7/7 Plus
iPhone 8/ 8 Plus
iPhone X
iPhone XS/XS Max
iPhone XR
iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max
iPhone 12 Mini/12/12 Pro/12 Pro Max
iPhone 13 Mini/13/13 Pro/13 Pro Max/
上記の一覧表にはiPhone5sとiPhone6/6 Plusが含まれていません。iPhone5sとiPhone6/6sはiOS12までしかアップデートができません。iOS12のAppleからのサポート終了の正式なアナウンスはありませんが、多くのアプリが2020年から2021年にかけてiOS12へのサポートを終了して動作保証対象外としています。
Appleからの正式なサポートは終了しなくても、iPhone5sとiPhone6/6 Plusはアプリを安全に使い続けるのが今後難しくなるので、iOS15へアップデートできる機種へ乗り換えた方がいいでしょう。
iPhone6sもiOS15へのアップデートが可能です。しかし、iOS15で新規搭載される機能のいくつかが、iPhone6sで使われているA9 Bionicプロセッサでは対応できないということで、いくつかの機能を利用できません。
iPhone6sではiOS15の最新機能やアプリのいくつかが使えない問題の他に、iOS15へアップデートするとバッテリーの減りが早くなる、異常発熱しやすいといった問題が生じる可能性があります。iPhone6sユーザーはiOS15へのアップデートは慎重に検討したほうがいいでしょう。
iPhone6sで使えないiOS15の最新機能について解説します。
iOS15のビジュアルルックアップとは、カメラで撮影したものをAIが自動で読み取って判別する機能です。植物や動物、建物の名前などを認識して、Wikipediaなどの情報を表示させる機能です。
現在、日本では非対応でアメリカ国内でしか利用できませんが、いずれ日本でも対応するものと思われます。しかし、iPhone6sでは機能的に利用できません。
iOS15には文字をカメラアプリで表示すると、文字をテキスト情報として認識できる機能があります。テキスト認識表示を使うと、わからない外国語をカメラで表示するだけで翻訳できたり、本や紙の書類の文字をテキスト化してコピペできます。しかし、iPhone6sではこの機能を使うことができません。
iOS15では、FaceTimeでのビデオ通話時に、背景をぼかして人物をくっきりと表示させるポートレートモードが利用できます。しかし、iPhone6sではFacetimeでのポートレートモードの利用もできません。
iOS15はマップ機能が大幅に強化されています。特に、観光名所などの3D表示ができるようになったなど、地図の内部にまるで入り込んだような没入感を味わえる表示が特徴的です。
iPhone6sでもiOS15のちず機能は利用できるものの、没入感のある地図表示などの機能が利用できません。