iPhoneのiOS15では絵文字もアップデートされる予定です。新しいiOS15の絵文字では、敬礼や溶ける顔、手で作った形などの新しい種類の絵文字が追加されます。この記事では、iOS15で追加される可能性のある絵文字の一覧をご紹介します。
文字コードの世界的な統一を進めている非営利団体のユニコードコンソーシアムは、2021年9月にEmoji14アップデートで新しく追加される絵文字の一覧を公表しました。今回公表されたEmoji14アップデートの新しい絵文字はiOS15でも利用できるようになります。
今後、iOS15でどのような絵文字が利用可能になるのか、新しい絵文字の一覧をご紹介します。iOS15で利用可能になるであろう絵文字には、7種類の新しい顔文字が追加されています。
なお、この記事に掲載している絵文字の画像は、Emojipediaに掲載されているものです。絵文字の元の画像はこちらのリンク先をご覧ください。
iOS15のiPhoneでも利用可能になる新しい顔文字はこちらの7種類の絵文字です。
新しい絵文字には、溶ける顔、口に手を当てている顔、手を目に覆って覗き見している顔、敬礼する顔、アウトラインがドットの顔、口が斜めになった顔、涙をこらえている顔の7種類の顔文字が追加されています。
iOS15のiPhoneで利用可能になる新しい絵文字には、上記の顔文字の他に人や手の形などがあります。どのような絵文字が追加されるのか、具体的に見ていきましょう。
iOS15で使えるようになる新しい絵文字には人物の絵文字があります。
新しく追加される人物の絵文字は、冠をかぶった人の顔です。多様性を求められる世界的な状況を考慮してか、6種類の肌の色の人物の顔が用意されています。
手の形も追加されています。握手を求めるように差し出す手の形、何かをつかもうとしている手の形、受け止めようとしている手の形、指を鳴らしているときの手の形、何かを指差している形、ハートを作っている手の形、握手をしている手の形が用意されています。
手の形も人種の多様性を考慮して、肌の色がそれぞ6種類用意されています。また、握手する手の形はそれぞれの肌の色ごとに握手している手の形も複数用意されています。
動物や道具などの絵文字も追加されています。動物関連は鳥の巣の絵文字が新しく追加されます。卵がない巣と卵のある巣です。また、サンゴの絵文字も追加されています。医療関連器具の絵文字も特徴的です。
今回の絵文字のアップデートで最も特徴的なのが妊娠した男の絵文字です。
世界的にジェンダーの問題が大きくなり、LGBTQの尊重といったジェンダーレスも進む背景を踏まえて、今回は妊娠した男の絵文字が追加されています。男性は妊娠するはずがないという旧来の価値観を覆すジェンダーニュートラルな絵文字がEmoji14では正式に承認されています。
実際の可能性としても、女性の体で生まれながらも性自認が男性である人の妊娠の可能性はあります。ジェンダーの多様性を認め合える世界の構築に、この絵文字が役立つかもしれません。
今回紹介したEmoji14の新しい絵文字は、2021年10月に実施されたiOS15.1のアップデートには含まれていませんでした。新しい絵文字はiOS15のiPhoneでいつから使用可能になるのでしょうか。
Apple社はiOSのアップデート内容の中に、常に絵文字のアップデートも取り入れてきました。ユニコードコンソーシアムにはApple社も参加しているので、今回発表されたEmoji14もiOS15でアップデートされることが予想されています。
早ければ、2021年中に、遅くても2022年初頭には新しい絵文字を利用可能になると思われます。新しい絵文字がiPhoneでアップデートされるまで、もうしばらく待ちましょう。