気がついたら入っていたということも多い検索エンジンソフト「hao123」を完全削除したい、と思ってもどうやってアンインストールするかわからないという人も多いです。この記事では「hao123」を完全削除する方法を解説していきます。
パソコンの中に気がついたら「hao123」という検索エンジンソフトが入っていることがあります。
検索エンジンソフト「hao123」とは一体どういったものなのかという点から説明していきます。
「hao123」とは、Yahoo!Japanのような、「Baidu(百度)」が提供しているポータルサイトのことを指します。その検索エンジンソフトである「hao123マイスタートページ」が、ブラウザのスタートページをこの「hao123」にしてしまうのです。
ブラウザで新しくタブを開いた際、開いた新規タブがすべて「hao123」で開いてしまうため、Googleなど別のものを設定していたはずなのになぜという人も多いです。
厄介なのは「hao123」が勝手にインストールされてしまうという点です。詳細は後述します。
そんなスタートページを「hao123」にしてしまうこの検索エンジンソフトソフトの危険性としては次のものがあります。
前述したように、「hao123」は勝手にインストールされていることが多いです。ウイルスではないものの、「hao123」はほかのフリーソフトをインストールする際の抱き合せとしてインストールされる、いわゆるシェアウェアです。
フリーソフトのインストール時に「hao123のインストールに同意する」のチェックを外せばインストールを免れられます。
しかし、気にせずスルーしたという人、ソフトウェアのインストールが初めてという初心者の方だと「このソフトに必要なものだから表示されるなら入れなければ」と思って入れる人もいます。
後者は実際に筆者がパソコン初心者だった頃に何度かやったという程度にはよくあります。
他にも危険性はあり、ブラウザの設定が自動的に変更されてしまう、という点です。スタートページすべてが「hao123」になるほか、新規タブを開いた際にも「hao123」が開くよう勝手に変更されてしまいます。
アドレスバーの検索にも「hao123」が利用されるように変更されてしまうため、ブラウザ自体が「hao123」にジャックされる、という表現もあながち間違いではありません。
他にも、「hao123」によって広告や検索結果が操作されることもあり、本来表示されるはずのない場所に広告が表示される、検索するたびに商用のページに勝手に飛ばされるなどの事例があります。
検索結果から広告に誘導されるようなケースもあるため、ブラウジングが不快なものでしかなくなってしまうのです。
また、「hao123」は検索エンジンですので、検索内容を勝手に収集されてしまいます。その検索結果の内容に関連したスパム広告が表示されることも多いです。
迷惑なことに、「hao123」のインストール時に「Baidu IME」へ勝手に日本語入力ソフトとして設定されてしまいます。
これによりパソコンの固有IDや利用ソフト名、「Baidu IME」で入力したテキスト情報なども無断で送信されていた、ということも過去にありました。現在は改善されていると表明しているものの、前科がある分怖いですよね。
そして何より、「hao123」は削除/アンインストールが難しいというのも危険性の1つでもあります。「hao123」の影響がブラウザのスタートページだけに及んでいない分、ソフトの削除/アンインストール以外にも操作が必要となります。
完全削除/アンインストールしないと勝手に「hao123」が復活することもあるため、初心者にとっては難しい、経験者には面倒と感じる部分も多いです。
そんな厄介なソフト「hao123」を完全削除/アンインストールする方法の説明に移ります。スタートページの設定についてはChromeやFirefox、IEなどのそれぞれのブラウザごとの方法を説明します。
その他の部分に関しては「アンインストールできないときの対処法」も確認してください。
Chromeの場合、右上のメニューから「その他のツール」→「拡張機能」を開きます。
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