VTuberになれば収入が増え稼げると多くの人は考えていますが、実際現役のVtuberはどれほどの年収があるのか気になるところです。この記事ではランキングで年収の多いVTuberを紹介します。またランキングに加えVTuberの収入源についても紹介します。
現在活躍しているVTuberは1万6,000人以上いると言われています。たくさんのVTuberが新規参入している理由は、収入がよく稼げるからです。VTuberの収入や年俸は当然、チャンネル登録者数の数や再生回数によって異なります。
VTuberを初めてもう何年にもなるのに収入がわずかな人もいれば、1年前に始めてもうすでに年収がサラリーマンの年収の倍になった人もいます。
VTuberが夢のある職業なのかどうかを判断するには、現役VTuberの年収や年俸の高い人が一体いくら稼いでいるかをランキングで表示させるのが一番です。この記事ではVTuberの年収ランキングを紹介します。
VTuberが本当に収入の良い職業なのかどうかを判断するには、VTuberの収入がどのような形で払われるのか、その仕組みをしっかり理解する必要があります。VTuberの収入源は大きく分けて5つあります。どのような収入源があるのか、これから1つずつ紹介します。
VTuberの最も一般的な収入源は広告収入です。YouTubeで動画が再生すると、必ず6秒ほどの広告が流れます。スキップ可能な広告もあれば、スキップ不可能な広告もあります。広告が付いているYouTubeの動画は、再生される度に広告料が発生します。
ただすべての投稿動画に広告が付くわけではありません。条件を満たした動画のみです。条件はチャンネル登録者数が1,000人以上で、年間動画再生回数が4,000時間以上あることです。
条件を満たし広告が付いた動画が1回再生されると、単価0.01円~0.5円の広告収入が発生します。例えば単価0.01円の広告収入の場合、動画再生回数が100万回に達すると、10,000円の広告収入が発生するということです。
広告単価は動画の長さに左右されます。動画の時間が長いと広告単価も高くなる傾向があります。動画の長さが10分以上であれば広告の掲載時間が長くなるため、単価も上がるという仕組みです。
VTuberの別の収入源はスーパーチャット、略してスパチャです。スパチャとは投げ銭機能のことを指します。路上で楽器を奏でたり芸を披露したりするストリートパフォーマンスを見る通行人は、置かれている帽子などにお金を入れてパフォーマンスへの評価を表します。
YouTubeは同じシステムを採用し、ライブ配信を行うVTuberに視聴者やファンがスパチャ機能を使って投げ銭をし、VTuberをサポートできるようにしています。スパチャ機能でVTuberにプレゼントできる投げ銭の金額は、100円~50,000円です。
スパチャによる投げ銭の収入はVTuberにとって大きく、投げ銭収入だけで毎月1,000万円もあるVTuberもいるほどです。視聴者を増やすことに加えて、50,000円の高額スパチャをしてくれるコアなファンを獲得することが高収入のカギとなります。
人気があるVTuberであれば活用できる収入源があります。グッズの販売です。グッズの販売を行うには、サポートしてくれる事務所の存在が不可欠なので、個人でVTuberを運営している人には難しいかもしれません。
また事務所に所属していてもVTuberとしての人気がなければ、グッズ販売をしても買ってくれる人があまりおらず、大赤字になってしまうので効果的な方法とは言えません。事務所に所属して良質な動画やライブ配信ををたくさん企画し、知名度を上げてから考えるのが最善です。
VTuberとして人気が出て知名度が上がり、多くの視聴者によって視聴される見込みがある場合、企業が広告の依頼をするようになります。
最も一般的な例は、ゲーム開発をしている企業がライブ配信でゲーム解説を行うVTuberに、商品の紹介と宣伝を目的に広告依頼をすることです。テレビCMでもそうですが、企業から依頼される広告収入はとても高額なので魅力的です。
CM出演者がスキャンダルや事件を起こした結果、企業イメージに傷が付くことはよくあることですが、VTuberはスキャンダルや事件とは無縁の存在なので、企業としても使いやすいというメリットがあります。
VTuberの大切な収入源の中にはメンバーシップも含まれます。VTuberの公式チャンネルを開くと、「チェンネル登録」タブの隣に「メンバーになる」というタブがあります。このタブをクリックするとメンバーシップに加入できます。
メンバーシップとはVTuberのファン倶楽部のことで、メンバーシップに参加すると限定特典を入手できたり、期間に応じた特典を獲得できたり、メンバー限定コミュニティに参加してメンバー限定の投稿やチャットしたりできます。
メンバーシップに加入するには、月額490円の課金が求められます。20万人の登録者すべてがメンバーシップに加入していれば、月額で9,800万円の固定収入が確保できます。
ここまで紹介した5つの収益方法を駆使して、現役VTuberはどれほどの年収を稼ぎ出しているのかということですが、最高年収は1億円です。もちろんすべてのVTuberが似たような年収を得ているわけではありません。
1万6,000万人以上いると言われるVTuberの中で、生活するのに十分な収入を得ているのはわずか100人ほどと言われているので、VTuberは決して楽をして稼げる職業ではないのは明らかです。しかし一攫千金を夢見る人には魅力のある職業と言えます。
これから人気VTuberの年収をランキングで紹介します。トップVTuberになるとどれほどの収益が見込めるか、ぜひ参考にしてください。
人気VTuberの年収ランキング第1位は、キズナアイです。キズナアイは2021年12月4日に5周年記念ライブ配信を行い、その中で無期限スリープ(休止)を発表しています。しかし休止期間中も高額な年収を得ているのは間違いありません。
キズナアイは世界初のVTuberとしVTuberの普及に貢献してきた「VTuberのパイオニア」です。キズナアイの公式YouTubeチャンネル「A.I.Channel」のチャンネル登録者数は現在308万人で、動画の総再生回数は4億3,400万回を超えています。
キズナアイは公式チャンネル以外にも「A.I.Games」というゲーム実況チャンネルを持っていますが、こちらのチャンネル登録者数も150万人以上あり、動画の総再生回数は1億8,700万回を超えています。
キズナアイの広告収入を単価0.1円で計算すると、約62,100,000円になります。キズナアイの広告単価はおそらくもっと高いので、これ以上の収益を上げているはずです。
収益は他にもスパチャによる投げ銭、グッズ収入、メンバーシップ、テレビCMなどがあるので、確実に1億円以上はあると予想されます。
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