YouTubeのショート動画で収益化!ショートファンドの仕組みや基準を解説

YouTubeで広告を表示させて動画の収益として稼いでいる人も多い中、ショート動画で収益化したいという人もいます。YouTubeのショート動画で収益化するためには広告などは必要なのか、ショートファンドの仕組み/基準も含めて解説していきます。

YouTubeのショート動画で収益化!ショートファンドの仕組みや基準を解説のイメージ

目次

  1. 1YouTubeのショート動画は収益化できる?
  2. YouTubeのショート動画/YouTubeshortとは?
  3. YouTubeのショート動画は収益化できる?
  4. YouTubeのショートファンドの仕組み
  5. ショートファンドで収益化できる基準
  6. 最後に

YouTubeのショート動画は収益化できる?

YouTubeショートのページ

YouTubeの通常の動画は広告を表示させて収益を得ることができます。そのため、今ではいろいろな人がYouTubeに動画を投稿して、可能であれば収益化を図って副業にしている、という人もいます。

そんなYouTubeには短い動画を投稿できるYouTubeショート(YouTube Short)がありますが、ショート動画の場合、収益化することはできるのか、できるのであればその仕組みや基準はどうなっているのかを知りたいという人も少なくありません。

YouTubeのショート動画/YouTubeshortとは?

まずはYouTubeのショート動画である「YouTube Short」とはどういったものなのかを簡単に説明します。

60秒以内/縦長か正方形の短い動画を投稿できるYouTubeの機能

YouTubeショート/YouTube Shortとは、YouTubeの動画投稿機能のうちの1つです。時間は60秒以内(場合によっては15秒以内)という短い時間の動画で、画像サイズも9:16の縦長もしくは正方形のものをアップロードできます。

TikTokのような尺の短い動画が流行っていることもあり、YouTubeショート/YouTube Shortの動画を視聴している人も増えてきていることから、YouTubeで通常の動画をアップロードしているという人もショート動画を投稿している人も多いです。

YouTubeのショート動画は収益化できる?

YouTubeの動画では、普通の動画だと収益化するためには審査を通る必要があります。YouTubeショート/YouTube Shortの場合どうなのかというと、YouTubeの通常の動画とは収益化の基準が異なります。

YouTube ショートファンドを利用する形で収益化可能

YouTubeショートの場合YouTubeショートファンドというものを利用する形で収益化することができます。短い動画の中ということもあり広告が設置されていないためです。

YouTubeショートファンドとはYouTubeの新しい収益化方法で、YouTubeショートの動画に支払われる基金のことを指します。YouTubeショートファンドで収益化する仕組みの詳細については後述します。

YouTube自体は投げ銭や広告掲載/メンバーシップで収益できる

なお、YouTubeの通常の動画については、YouTubeショート/YouTube Shotの短い動画の投稿の場合と異なり、収益化の基準を満たすことで収益を得ることができます。収入源としては投げ銭や広告の掲載、メンバーシップによるものがあります。

YouTubeの投げ銭には「SuperChat」「SuperThanks」「SuperStickers」の3つの種類があります。

「SuperChat」とは、YouTube Live時にコメント付きでできる投げ銭機能です。「SuperThanks」は通常動画に対しての投げ銭機能にあたります。

「SuperStickers」という投げ銭機能はYouTube Liveやプレミア公開の際に利用できる、モーション付きのステッカーを購入して送付する投げ銭機能です。

広告の掲載はYouTubeへの動画投稿をしている人が最も利用している収益化方法です。YouTubeの動画の影響力が強くなってきています。

そのため、その恩恵を与ろうと広告出稿している/しようとしている企業も増えてきていて、YouTubeへの動画投稿者だけでなく広告出稿会社にもメリットが高い収益化方法と言えます。

広告掲載で収益を得る場合は、動画の中にいくつか広告を掲載し、その広告掲載料を収益として得るという形をとります。

メンバーシップとはチャンネルのファンクラブのようなものです。メンバーシップ登録を募集しているチャンネルであれば基本的に誰でも参加できます。

メンバーシップになるためには毎月料金を支払う必要があり、その毎月のメンバーシップ登録料を収益として得るという方法です。

メンバーシップ登録することでそのチャンネルのクリエイターが設定した特典を受けることができることもあり、登録している人も少なくありません。

YouTuberの人のメンバーシップに登録している人が多ければ多いほど、そのYouTuberの人は収益を得られる形になりますので、YouTuberの人の中には利用している人も多いものの1つでもあります。

YouTubeのショートファンドの仕組み

ここからはYouTubeショート/YouTube Shotの動画での収益化方法であるショートファンドの仕組みはどういったものなのかという点を説明します。

基金/ファンドから毎月ボーナスが支払われる

YouTubeショート/YouTube Shortの収益化は、前述したようにショートファンド/基金から毎月支払われます。年間1億ドルを分配できる基金からクリエイター1人につき毎月100ドル~10,000ドルのボーナスを獲得することが可能です。

ショートファンドの対象となるには?

YouTubeショートで収益を得るためにはショートファンドの対象となる必要があります。収益化できるかどうかという確定事項というわけではありませんが、下記の審査要件を満たさなければショート動画での収益化はできません。
 

  • 過去180日以内に1本以上のオリジナルショート動画のアップロードをしている
  • 対象国に居住している
  • YouTubeのコミュニティガイドライン、著作権ポリシー、収益化ポリシーを遵守している
  • 第三者がSNSで投稿したコンテンツ(透かし/ロゴ付き含む)をアップロードしていない
  • Googleアカウントの管理ができる最低年齢に達している、もしくは保護者や法定後見人の許可を得ている
  • 映画やTVなどの著作物の未編集クリップなどのコピーをしたショート動画でない

なお、この受給要件は毎月更新されます。180日以内の投稿とは言え、継続的に投稿する必要があるのは事実ですので、それができるということであればYouTubeのショート動画での収益化ができる可能性があると考えてよいでしょう。

ショートファンドで収益化できる基準

前述した要件でYouTubeショートの短い動画でショートファンドに参加する事はできますが、そこからさらに収益化しようとすると別の要件を満たす必要があります。

毎月の視聴回数などで決まる

YouTubショートで収益化するためには、ショート動画/短い動画の視聴回数などで決まるとされています。視聴回数だけでなく、視聴者が居住している地域も影響します。

ボーナス額もこの視聴回数に応じて決まるため、再生されないと収益化できない可能性が高いです。ボーナス金額は前の月のショート動画の視聴回数などをもとに、月に数千人という人数のYouTubeクリエイターに連絡されます。

前の月のものだけでなく今の月に視聴されているショート動画の視聴回数も対象になるため、YouTubeに投稿したショート動画の視聴回数が現時点で多ければ多いほどボーナス金額にも影響します。

明確な基準は不明

ただし、視聴回数がYouTubeのショート動画での収益化基準であるとは言え、視聴回数が何回以上だと収益化できる、というような明確な基準は不明です。

仕組みが分かっていればYouTubeショートでの収益化できる可能性がある、というだけなので、YouTubeショートに動画を投稿して、視聴回数を増やすための努力をして収益化の基準に達するようにする、という方法を取るほかありません。

余談ですが、YouTubeの通常動画の場合は収益化するためには次の要件を満たす必要があります。

  • アップロードした動画の総再生回数が4,000時間以上
  • チャンネル登録者数が1,000人以上
  • そのため、収益化するためにはこの要件を満たすだけの動画投稿とチャンネル登録の呼びかけが必要です。

このYouTubeの通常の動画の収益化基準とYouTubeショートの収益化基準は完全に別のものなので、YouTubeの通常動画の収益化基準を満たしていないという場合でもYouTubeショートの動画で収益化するということができます。

最後に

YouTubeの動画は広告やメンバーシップなどで収益を得ることになりますが、YouTubeショートの場合はYouTubeのショートファンド/基金から収益をもらえる仕組みになっているという、独立した収益化要件を持っています。

YouTubeの通常動画の収益化基準を満たしていないというユーザーでも、YouTubeショートのショートファンド要件を満たしていて、視聴回数を稼ぐことができれば収益化することも可能ですので、気になった人は試してみてはいかがでしょうか。

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この記事のライター
八千草 蛍
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