Android端末の連携機能であるNearby Share(ニアバイシェア)が、2022年後半にWindowsに対応すると発表されました。Nearby Share(ニアバイシェア)とはどういったものか、Windowsで利用すると何ができるかなどを紹介します。
iPhoneとMacパソコンのように、WindowsもAndroidと連携していろいろなことができるようになりつつあります。
Windows11ではパソコンでAndroidアプリを動作させることができるなど連携も強化してきている中、Nearby Share(ニアバイシェア)という機能もまたWindowsに対応する予定であることが2022年1月に発表されました。
Android端末を利用していても、Nearby Share(ニアバイシェア)の機能を知らずに来ている人も少なくないでしょう。
Nearby Share(ニアバイシェア)がWindowsに対応する上で機能について理解しておいたほうがいいため、まずはNearby Share(ニアバイシェア)とはどういったものかを簡単に説明します。
Nearby Share(ニアバイシェア)とは、Android端末間でファイルの送受信/共有ができる機能のことを指します。
Nearby Share(ニアバイシェア)という機能ができるまではAndroid端末間のファイルの共有はクラウドストレージを介したりメールなどで送信したりという共有方法が主流でしたが、この機能ができたことでより手軽に共有できるようになりました。
Nearby Share(ニアバイシェア)がどういったものかという詳細については後述します。
Android間でのやり取りがNearby Share(ニアバイシェア)により手軽になってから、WindowsにもこのNearby Share(ニアバイシェア)が対応すると発表されました。
2022年1月の発表時点で今年後半に対応すると発表していますが、AcerやHP、Intelなどと協力してのことということですので、すべてのWindowsに対応するわけではなく、メーカーによって対応するかどうかは変わってくるようです。
WindowsでNearby Share(ニアバイシェア)に対応するようになれば、Android端末とのファイルのやり取りがクラウドサービスなどを経由しなくても簡単にやり取りできるようになるなど便利なことも増えます。
なお、Nearby Share(ニアバイシェア)のやり方は簡単で、BluetoothやWi-Fiなどの無線環境を利用しておこなわれます。
Android間でのやり取りも同様ですので、BluetoothやWi-Fiなどの無線通信が可能で、かつ端末間が近い環境にあれば連携することが可能です。
AppleにはAirdropというネットワークを利用した共有方法がありますが、Nearby Share(ニアバイシェア)もこれと同じようにファイル共有ができます。
WindowsでNearby Share(ニアバイシェア)が可能となればそれと同じように、Android端末とWindowsパソコンの間で写真や動画と言ったファイルの他、テキストやWebページのURLなどが手軽に共有できます。
Bluetoothなどはオンにしているけれど安易に写真や動画を送信されたくないという場合はNearby Share(ニアバイシェア)をオフにしておけば問題ありませんし、写真や動画などを共有する相手は限定したい場合も範囲指定が可能です。
Nearby Share(ニアバイシェア)は、Androidとの連携を強化しているMicrosoft側がWindowsでも利用できるよう対応することを発表しています。
対応する機種などはメーカーなどによって異なるものの、利用できるようになればAndroidとWindows間のファイルのやり取りが便利になるため、利用しているWindowsが対応したのであれば是非活用してみてください。