新型のKindle Paperwhite(第11世代)からシグニチャーエディションが登場しました。Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションは通常も出るとどう違うのか、旧型と新型とでどう違うのか、レビューなども合わせ比較していきます。
Kindle本、専用の端末を利用することで快適に電子書籍での読書が可能です。そんなKindle本専用端末であるKindleには様々な種類があり、そのうちの1つがKindle Paperwhiteです。
Kindle Paperwhiteも他のほとんどのKindle同様、本を読むためだけに作られた電子書籍端末です。新型のKindle Paperwhiteには、通常版の他にシグニチャーエディションというものもあります。
Kindle Paperwhiteシグニチャーエディションとは、通常のKindle Paperwhite(第11世代)の上位バージョンに当たるもので、第11世代から新しく追加されたものです。
通常モデルとの違いについては後述しますが、通常の新型Kindle Paperwhiteより少しだけ機能的な部分が便利になっています。
なお、Kindleには「Kindle Paperwhite」の他にも「Kindle Oasis」があります。Kindle OasisはKindle Paperwhiteと同じく大きな画面が特徴の端末です。そして、Kindleの中でも、Kindle Oasisはハイエンドモデルに含まれるものです。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisとの間で機能的な違いはほとんどありません。Kindle Oasisには物理的なページ送りボタンがある点、画面のライトが多いという点が大きな違いといえます。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いに関しては次の表にまとめましたので確認してください。※がついているものはシグニチャーエディションのみのものです。
Kindle PaperwhiteとKindle Oasisの違いの比較 | ||
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Kindle Paperwhite (第11世代) |
Kindle Oasis (第10世代) |
|
発売月 | 2021年10月 2021年11月※ |
2019年7月 |
販売価格 (税込) |
《広告あり》 16,980円(8GB) 17,980円(16GB) 《広告なし》 18,980円(8GB) 19,980円(16GB) 21,980円※ |
《広告あり》 29,980円(8GB) 32,980円(32GB) 《広告なし》 31,980円(8GB) 34,980円(32GB) |
画面サイズ | 6.8インチ | 7インチ |
本体サイズ | W:174mm D:125mm H:8.1mm |
W:159mm D:141mm H:3.4~8.3mm |
重さ | 205g 207g※ |
約188g |
容量 | 8GB 16GB 32GB※ |
8GB 32GB |
充電ポート | USB Type-C | Micro USB |
フロントライト | LED 17個 | LED 25個 |
明るさ自動調整 | ○※ | ○ |
ワイヤレス充電 | ○※ | ✕ |
前述したように新型のKindle Paperwhite(第11世代)には、通常モデルと少し高スペックなモデルのシグニチャーエディションがあります。Kindle Oasisよりグレード的には下がるものの、Kindle端末としては十分な性能のものです。
新型Kindle Paperwhite(第11世代)を買おうにも、シグニチャーエディションにしようか、それとも通常モデルでもいいのかという点で悩む人も少なくないかと思いますので、その判断材料となるようそれぞれのスペックの違いを説明していきます。
まずは新型Kindle Paperwhite(第11世代)とKindle Paperwhiteシグニチャーエディションの本体価格です。
Kindle Paperwhiteの通常モデルの場合、広告ありだと8GBで16,980円、16GBだと17,980円です。広告なしのタイプの場合は8GBで18,980円(8GB)、16GBで19,980円となります。
それに対しKindle Paperwhiteのシグニチャーエディションの場合、あるのは広告なしの32GBのもののみで、価格は21,980円です。
Kindle Paperwhiteの第11世代とそのシグニチャーエディションでは、サイズに関しては何ら変わりません。画面サイズは6.8インチ、本体サイズは横174mm、奥行き125mm、高さ8.1mmです。
新型のKindle Paperwhite(第11世代)の容量/ストレージのサイズは、通常モデルの場合は8GBもしくは16GBのいずれかを選択することになります。シグニチャーエディションの場合、容量/ストレージサイズは選択の余地がなく、32GBしかありません。
解像度はKindle Paperwhite(第11世代)とシグニチャーエディションでは変わらず300ppiです。
お風呂の中などでも利用したい場合は防水機能も重要です。新型のKindle Paperwhite(第11世代)もシグニチャーエディションも、防水機能がついています。
IPX8相当の防水機能があり、継続的に水の中に水没していても中に水が入ってこないという、防水企画の中で一番高いものとなっています。
新型Kindle Paperwhite(第11世代)とそのシグニチャーエディションは、利用できる充電方法が異なります。
いずれもUSB Type-Cでの有線での充電が可能です。ただし、Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションの場合は、その方法に加え、ワイヤレス充電も可能となっています。
ワイヤレス充電にはKindle Paperwhiteの充電に対応した充電機器を別途購入する必要がありますが、線の抜き差しがなくても充電できる点はシグニチャーエディションのメリットと言えます。
Kindle Paperwhiteの画面の色調の調整は画面の見やすさに影響します。新型のKindle Paperwhite(第11世代)とシグニチャーエディションは、いずれも色調調整ライトの機能はついています。
フロントライトの色調は25段階で設定することができるため、読みやすい色や明るさに変更しての利用が可能です。
これまでKindle端末だとハイエンドモデルであるKindle Oasisにしかついていなかった明るさ自動調整機能ですが、Kindle Paperwhiteのシグニチャーエディションにもその明るさの自動調整機能が追加されました。
ただし、同じKindle Paperwhiteの第11世代の通常モデルの場合は明るさの自動調整機能は非搭載です。もし明るさの自動調整機能が欲しい場合はKindle Paperwhiteのシグニチャーエディションでの購入をおすすめします。
ここからはKindle Paperwhite(第11世代)やシグニチャーエディションのレビューを見ていきます。
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