新型iPad miniを旧型iPad miniと徹底比較しました。サイズ面利便性の高いiPad miniですがそのサイズ面も含めてどんな進化をしたのか、わかりにくいA12Bionic などCPU(SoC)についても詳しく解説していきます!
iPad mini 2019新型モデルがついに今年の3月発売されました。ビジネス用でも見られるiPad ProやiPad Airなどは普段目にすることが多いですが、iPad miniはあまり目にする機会がなくとどれくらいのサイズ感なのか気になる方もいらっしゃると思います。
旧タイプのiPad miniを所有していたという方も新旧どれほど進化しているのか、まずサイズから見定めていきましょう。
iPad mini新型モデルのサイズは画面サイズが7.9インチ、つまり対角200.66mm(約20センチ)です。
更に気になるiPad mini新型モデルの本体サイズは横サイズが134.8 mm(約13センチ)縦サイズが203.2 mm(約20センチ)厚さが6.1 mm(約0.6cm)です。
持ちやすい書籍サイズといった感じです。
重さは300.5 gのWi-Fiモデルと308.2 gのWi-Fi+Cellularモデルがあります。
iPad mini新型モデルで最も比較すべき点はやはり性能にあります。Apple製品は新商品が出るたび何等かの新機能を盛り込んでおり、新旧比較するうえで、それらがiPad mini新型モデルの性能を大きく左右します。
新型iPad miniでは広色域ディスプレイ(P3)に対応しています。こちらは近年Apple製品で特に主流になっているディスプレイの標準規格のことです。
「広い色域」ということで、画面の色の表現力が以前の物に比べなんと25%も向上しています。特に映画を見るときには実際に近い色合いで鑑賞することができます。
廉価製品のiPad miniに高品質の技術を取り入れたのは、鑑賞で楽しむだけでなくクリエイターの編集のためでもあると思われます。
動画や写真を高度に編集するには色の表現力は非常に重要です。新型iPad miniであれば今までない編集体験ができるようになります。
新型iPad miniはTrue Toneテクノロジーに対応しています。こちらもディスプレイ、画面に関する進化です。
True Toneテクノロジーは周りの環境に合わせ、より見やすい明るさ、色温度、輝度に設定してくれる技術です。
進化した4チャンネルのセンサーを使用し、紙を見ているかのような発色を演出してくれます。以前までの自動の明るさ設定とは格段に違った経験ができることは間違いないでしょう。
新型iPad miniはA12 BionicプロセッサのSoCを搭載しています。これはパソコンでいうCPU(Intel Core i7など)の事です。
個人的な感想としてはこの進化が一番ユーザーにインパクトを与えることだと思います。なぜならSoCの性能はその機器の全ての機能に誘因するからです。
A12 Bionicは2018年に発売されたiPhone XS,XS Max,XR,に搭載されている最新のSoCです。このSoCの凄さ、以前のモデルとの性能差を次章で解説します。
先ほど新機能の面で新型iPad miniについて解説しましたが、実際に使用する上で優れている点をご紹介します。
SoCが以前のモデルに比べると圧倒的に進化しました。というのも旧モデルiPad mini4が出たのが2015年の4年前、それまでは毎年新モデルが発表されていたため、その分SoCの向上も僅かなものでした。
iPad mini4のSoCはApple A8が搭載されておりますが、A12Bionicは1つ前のSoCA11 Bionicと比べてもその性能差は歴然としています。
2つの性能コアによる処理性能の15%アップに加えて、それらを支える4つ効率コアが処理速度を高速化し最大50%の省電力を再現。以前にも増してもたつきやフリーズを感じなくなります。
グラフィックス性能はなんと50%もアップしており、美麗なゲームも最高画質での体験が可能です。
機械学習は9倍高速になり、全体の処理能力と掛け合わさることでカメラの性能が向上。HDRの表現力やポートレートでのディティールが写真のダイナミックレンジを向上させました。
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