iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない時の原因と対処法

iPadはiPhoneと同様にiOS(ソフトウェア)をアップデートして更新する必要があります。更新しないと新機能が使用できず脆弱性が改善できません。この記事ではiPadのソフトウェアがアップデートできない場合に考えられる原因や対処法を紹介します。

iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない時の原因と対処法のイメージ

目次

  1. 1iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない時の原因と対処法
  2. iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない原因
  3. iPadOSがアップデートできない/時間がかかる場合の対処法
  4. 2iPad OSがアップデートできない時はストレージの空き容量をまず確認しよう!

iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない時の原因と対処法

iPadにはiOSというオペレーティングシステムが搭載されています。iOSはiPadの画面を切り替えたり、アプリを起動させたり、送られてきたデータを元にiPadを操作したりするための基本ソフトウェアです。

iPadに搭載されているiOSのおかげで、複数の作業を同時に進行できる機能であるマルチタスク管理、デバイスのメモリ管理、さらにはアプリケーションの開発をサポートするAPIの提供などが行えます。

iPadのiOSは定期的にアップデートしなければなりません。アップデートには新機能の追加や、セキュリティホールと呼ばれる脆弱性の改善など、ユーザーが快適にiPadを使用する上で欠かせないプログラムが含まれているからです。

この記事では、iPadのiOSがアップデートできない場合に考えられる原因に何があるのか、また問題を修正するためのどんな対処法があるのかを紹介します。

iPad OS(ソフトウェア)がアップデートできない原因

iOSのアップデートができないと、Appleからのサービスやサポートを受けられなくなり、さらにはフィッシング詐欺やアカウントの乗っ取りなどの深刻な問題に遭遇するリスクが高くなります

iOSのアップデートは必須の作業ですが、iPadのiOSをアップデートしようとしてもできなかったり拒否されたりする場合があるようです。考えられる原因は4つあります

iOSのバージョンに対応していない/機種が古い

iPadのiOSがアップデートできない場合に考えられる最初の原因は、持っているiPadが古いために提供されているバージョンアップに対応していないことです。

iPadの第1、第2、第3、第4世代、iPad Airの第1世代、iPad miniの第1、第2、第3世代は古いため、現在提供されているiOS 15の対応機種ではありません。

またiPad Air 2とiPad mini 4も古いため、2022年の秋にリリースが予定されている最新iOS 16の対応機種ではないことがAppleによって発表されています。お持ちのiPadが対応機種ではない古いものなら、バージョンアップもアップデートもできなくなります。

空き容量が足りない

iPadが古いわけではなく最新iOSの対応機種であっても、持っているiPadの内部ストレージに十分な空き容量がないとアップデートが行えません。例えば現在のiOS 15のダウンロード容量は2.83GBです。

しかし最新iOS 16に必要なダウンロード容量は5.32 GB以上です。iPadのストレージを開き、空き容量が10GB以上あるかどうか確認しましょう。

通信環境の問題

iOSをダウンロードしてiPadにインストールするには、iPadがインターネットに接続されている必要があります。ユーザーの中にはショッピングモールやカフェなどで利用できるフリーWi-Fiを使って、iPadのiOSをアップデートする人がいます。

しかしフリーWi-Fiは一度にたくさんの人がアクセスするため通信速度が落ち、アップデートに必要な通信速度を確保できないため、アップデートが完了できない場合があります。

Apple側の不具合/エラー

Appleのシステム状況

iPadのiOSがアップデートできない原因は、Apple側の不具合やエラーかもしれません。最も一般的な不具合はサーバーの障害です。

Appleに不具合やエラーが生じている場合は、自分だけではなく周囲のユーザーもiOSのアップデートができないはずなので、友達に聞いてみてください。

またAppleの不具合やエラーは、「Appleのシステム状況」(https://www.apple.com/jp/support/systemstatus/)にアクセスすれば確認できます。

iOSのアップデートが何らかの不具合によって行えないようなら表示されているはずです。

iPadOSがアップデートできない/時間がかかる場合の対処法

現在提供されているiOS 15へのバージョンアップやアップデート、さらには最新iOSであるiOS 16へのバージョンアップやアップデートができない原因を4つ紹介しましたが、ここからは原因に対応する対処法を紹介していきます

OSの対応機種か確認

OSの対応機種か確認

iPadのiOSをアップデートできない原因には、使用しているiPadが対応機種ではないことが考えられると紹介しました。iOS 15の対応機種と最新iOS 16の対応機種に自分のiPadが該当しているかどうか、それとも古い機種かを確認する方法を説明します。

iPadのホーム画面にある「設定」アプリをタップして開きましょう。表示される設定メニューの中に「一般」があるので選択しタップします。「一般」のメニューが画面の右側に表示されるので、「情報」を選択しタップしましょう。

OSの対応機種か確認

iPadの情報画面が立ち上がります。この中に「機種名」があり自分のiPadの機種が記載されているので、iOS 15または最新iOS 16の対応機種か、それとも古い機種かを確認しましょう。

アップデートを強制終了して再アップデートしてみる

アップデートを強制終了

iPadのiOS 15のアップデートを始めることはできたものの、アップデートを完了できないなら、アップデートを強制終了してみましょう。強制終了とはアップデートの作業が終わらない状態を強制的に終了させることです。

アップデートの強制終了を行った後、
もう一度アップデートの作業を行うことによって問題を修正できます。アップデートを強制終了する方法を説明します。

もう一度ホーム画面にある「設定」アプリを開き、メニューの中にある「一般」を選択しタップしましょう。「一般」の設定メニューの中に「iPadストレージ」があるので選択しタップしてください。

アップデートを強制終了

「iPadストレージ」のメニュー画面が立ち上がります。メニューにはiPadにインストールされているアプリが一覧になって表示されているので、その中にある「アップデートファイル」を選択しタップしましょう。

アップデートを強制終了

「アップデートファイル」画面が立ち上がったら、「アップデートを削除」をタップしましょう。これでアップデートが強制終了されるので、もう一度iOS 15のアップデートを行ってください。

時間を少しおいてからアップデートする

iPadのiOSがアップデートできない原因には、Appleの障害があることを紹介しましたが、Apple側で障害が起きている場合、こちらで行えることは何もありません。

時間をおけばApple側が問題を修正するはずなので、少し時間をおいてからアップデートをもう一度行ってみましょう。どれくらい時間をおけばいいかは、Apple側が不具合の修正にどれだけの時間を要するかによって変わってきます。

この記事で紹介した「Appleのシステム状況」をチェックするようにしてください。

端末の再起動

端末の再起動

iPadのiOSがアップデートできない原因は、iOSに一時的な不具合やエラーが起きているからかもしれません

不具合やエラーが一時的なものなら、iPadを再起動すれば生じていた不具合やエラーは改善され、さらにメモリが解放されるのでiPadのパフォーマンスが向上します。再起動後にiOSをアップデートすれば上手くいくかもしれません。

iPadの電源ボタンを長押しすると、画面に「スライドで電源オフ」と表示されるので、指示に従い電源を落とし、その後もう一度電源ボタンを長押しすれば再起動できます。

通信環境の確認

ネットワークのリセット

iPadのiOSをアップデートできない原因が通信環境の悪さなら、接続しているWi-Fiを変更してみましょう。自宅などセキュリティがしっかりしていて、限られた人しかアクセスできないWi-Fiに接続することをおすすめします。

自宅のWi-Fiに接続しても通信環境が改善されない場合は、一度iPadのネットワーク設定をリセットして再接続してみてください。ネットワークのリセットを行う方法を説明します。「設定」アプリを開き「一般」を選択しましょう。

「一般」画面のメニューの一番下に「リセット」があるので選択しタップしてください。

ネットワークのリセット

「リセット」画面のメニューの中に「ネットワーク設定をリセット」があるので選択しタップしましょう。

空き容量を増やす

空き容量

iOS 15のバージョンアップやアップデート、また最新iOS 16のバージョンアップやアップデートをするには、iPadのストレージに十分な空き容量がなければなりません。

容量の大きいアプリを削除したり、動画や写真を外部ストレージに移動させてiPadから削除したりして、iPadのストレージの空き容量を増やしましょう。

手動でアップデートしてみる

手動でアップデート

この記事で紹介したように、完了しないアップデートを強制終了した後や、時間をおいてからアップデートする場合は、自動ではなく手動でiOSをアップデートしましょう。手動でiOSをアップデートする方法を紹介します。

ホーム画面の「設定」アプリを立ち上げたら「一般」を選択しタップしましょう。「一般」画面のメニューの中に「ソフトウェア・アップデート」があるので選択しタップしてください。

手動でアップデート

iOS 15のアップデートがあるようなら表示されるので、「今すぐインストール」をタップし更新しましょう。

専用のシステム修復ソフトを利用

AnFix

手動でiOSのアップデートが行えないようなら、サードパーティのシステム修復ソフトウェアを使ってアップデートすることもできます。おすすめなのは「AnyFix」(https://www.imobie.jp/anyfix/ios-system-recovery.htm)です。必要であればぜひ試してみてください。

iPad OSがアップデートできない時はストレージの空き容量をまず確認しよう!

iPadのiOS 15や最新iOS 16の基本ソフトウェアがアップデートできない場合は、iPadが古いため対応機種ではないか、ストレージの空き容量が足りないか、Apple側の不具合やエラーが原因です。

アップデートの強制終了や時間をおいてソフトウェアをアップデートし更新できない問題に対処しましょう

関連するまとめ

Noimage
この記事のライター
Fijijapan
よろしくお願いします