キャッシュレス化が進んでいる中国の決済サービスといえば、Alipay(アリペイ)。2019年現在では、日本人にもなじみがあり、日本でも使用できる店舗が増えています。今回は、日本人がAlipay(アリペイ)に登録し、使用する方法を解説していきます。
コンビ二等で目にするようになったAlipay(アリペイ)の決済。キャッシュレスが進む中国ではかなり浸透した支払い方法となりました。まずはAlipay(アリペイ)について紹介していきます。
Alipay(アリペイ)とは、アリババ・グループという中国発のインターネットショッピングモールタオバオを運営する会社の決済サービスです。アリババグループ子会社のアント・フィナンシャルが2004年12月にAlipay(アリペイ)のサービスを開始しました。
2019年現在、中国都市部のモバイル決済利用率は98%以上となっており、特にAlipay(アリペイ)とウィチャットペイで8割以上のシェアを持っています。そのため中国に行く際にはAlipay(アリペイ)等の決済アプリをもつことは必須といえます。
中国に幅広く浸透しているAlipay(アリペイ)ですが、日本人が使うメリットはあるのでしょうか。次からは、2019年現在、Alipay(アリペイ)を利用するメリットについて紹介していきます。
中国ではもちろん、日本でもAlipayはコンビニや百貨店、ドラッグストア等使うことのできるお店が増えてきました。普段の買い物はもちろん、金融サービスや公共サービスなどの決済にも利用可能となってきており、利用できるシーンが幅広くなってきています。
海外での生活や旅行は、日本以上に偽札や現金の窃盗が多く、被害にあうことも多いです。しかし、中国やAlipayの使用できる地域では、現金ではなくAlipayを持ち歩くことで現金を盗まれるなどのリスクを回避し、安心して決済をすることができます。
主に買い物のための決済アプリと思われますが、同じAlipayアプリを持っていれば、個人間で送金をしあったり、お金を割り勘することも可能です。こちらは、現在日本のPayPayやLinePay等の決済アプリでもおなじみになってきています。
ここまでは、Alipay(アリペイ)アプリを日本人が利用することのメリットについて紹介してきました。反対に、デメリットはあるのでしょうか。次に、Alipay(アリペイ)を利用することのデメリットについて紹介していきます。
日本人がAlipayアプリで決済を利用するには、中国内の銀行で口座を開設する必要があります。日本にも中国銀行や中国工商銀行の支店がありますが、区分は「日本の銀行」となるため、せっかく開設しても口座は利用することができません。
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